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保育士養成校で教えてもらいたい音楽表現って??

保育士を目指している学生さんや現役保育士さんなどにはいろいろな悩みがあると思いますが、
その中のひとつに“ピアノが苦手”という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

保育士として働くために必要な知識や技術を学び、身に付けるための養成校。
今回は、養成校で学ぶべき音楽表現について考えてみたいと思います。


養成校で音楽表現といったらまず手を着けるのは歌とピアノです。
それは、ピアノが音楽活動の大概のものに対応でき、一般的と思われているからです。

まず、学校指定の季節・行事の歌が載っている幼児曲の楽譜を購入。
そして、ソナチネなどの練習曲の教本を購入。
教本は購入する学校と必要ない学校があると思います。
私の出身校は必要でした。

レッスン内容はとにかく楽譜通り止まらないように弾きながら、はきはきと歌えるようになること。
余裕があれば視線を鍵盤から子どもに向けて歌を進めることを目指す。
それができれば試験は合格。

確かにそれが出来れば万々歳ですが、
養成校に通う学生たちが求めているのはそこなのでしょうか?

もともとピアノを習っていて幼児曲もクラシック曲も何でも弾けるって人たちは、どんどん曲を熟して子どもに教えるためのテクニックなどを習得していけるでしょう。

しかし、
ピアノを弾いた事がない。
それどころか楽譜も読めない。
という学生さんも多くいるはずです。
保育士養成校は音大ではないのです。
楽譜が読めない、ピアノが弾けない人がいても普通なのです。

では、そんな学生さんたちが養成校の先生方に求めるのは何なのか?

それは、
「ピアノが苦手な自分でも子どもと楽しく音楽出来る方法」
だと思うのです。

レッスン内容に含まれるソナチネなどの練習曲。
確かに基礎は大事です。
私も個人レッスンに通い27年ピアノを習っている現役ですが、未だに私のレッスン内容は基礎から抜け出せないでいます。
でもそれは基礎がちゃんと出来ていればどんな曲でもちょっと練習すれば大概弾けるようになるテクニックが身に付くからです。(自分のレベルと難易度にもよりますが、、、笑💦)

だからこそ保育士養成校でも練習曲を通して基礎が身に付くようにレッスンするのでしょう。

しかし養成校は10年も20年も通うわけではありません。
2年〜4年で卒業がほとんど。
他にも様々な分野を学ばなければならないのに、その短期間でピアノを弾けない人たちも演奏技術を習得しないといけないのです。

保育士目指すならソナチネとかやってる場合じゃない笑💦
実際保育園で働き出してからソナチネとかソナタとか使わないので、、、😅
ハノンとかの指の運動のテキストに切り替えて、さっさと幼児曲をしたいところ。

そして、楽譜が読めない、ピアノが弾けないって言ってるのだから、購入した楽譜をもとに、どうすれば自分でも弾けるのか簡易化させる方法を教えてもらいたい。
できればいろんな曲に対応出来る方法!!

実際、楽譜を簡易化させる方法もいろんな曲に対応させる法則もあります✨

ピアノを苦手とする学生さんや保育士さんたちが求めているのはそこだと思うのです。

保育士がピアノを弾くことに必死になっていては歌う子どもの表情なんて見る余裕はないですし、それ以前に必死になっている音楽の楽しさなんて、いったいどれだけ子どもに楽しさを伝えることが出来るでしょう??

そもそも子どもと音楽するのにピアノが全てなのでしょうか?
ピアノが弾ければ万々歳ですが、
もしギターの方が得意ならギターでも良い。

なんなら絶対誰でも音が鳴るタンバリンでも良いし、究極身振り手振り付けてアカペラでも全然問題ないのです笑
(吹く楽器はやめといた方が良いかと。口が塞がって歌えなくなるので、、、😂)

養成校の先生方にはピアノのテクニック向上だけでなく、そういった方法も教えて頂けるよう、

“ [テクニック向上コース] と、 [苦手でも安心コース] と学生さんたちが自分のレベルに合わせて求めているものを選択できて、試験もコースごとで行うスタイル”

が浸透すれば、皆さまの悩み解決のひとつになるのではないか、
そして、私も現役保育士さんや学生さんたちに対して何か協力出来ることはないかと日々考えているしらたまです😌

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