翻訳と私

どんなに環境が変わろうとも、自分の軸がしっかりと根づいていたら、日々変わっていく風景に…

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どんなに環境が変わろうとも、自分の軸がしっかりと根づいていたら、日々変わっていく風景にも心を惑わされることはないかもしれません。Where there is a will, there is a way.

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    どんなに環境が変わろうとも、自分の軸がしっかりと根づいていたら、日々変わっていく風景にも心を惑わされることはないかもしれません。Where there is a will, there is a way. 「翻訳と私」バックナンバー https://chiaki-yano.com/2021/02/03/%e3%80%8c%e4%ba%ba%e9%96%93%e7%bf%bb%e8%a8%b3%e8%80%85%e3%81%ae%e4%bb%95%e4%ba%8b%e9%83%a8%e5%b1%8b%e3%80%8d%e3%80%8c%e7%bf%bb%e8%a8%b3%e3%81%a8%e7%a7%81%e3%80%8d%e3%83%90%e3%83%83%e3%82%af%e3%83%8a/

記事一覧

大海のひとしずくでも~言葉が生みだす思いをかたちに 英日翻訳者 玉川千絵子さん

玉川千絵子 英日翻訳者。共訳『ブラック・クランズマン』ロン・ストールワース著(パルコ出版)、共訳『海賊のジレンマ―ユースカルチャーがいかにして新しい資本主義をつ…

翻訳と私
9か月前
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翻訳と私:韓日翻訳者 加藤慧さん

プロフィール 加藤 慧 (かとう けい) 宮城県仙台市生まれ。東北大学工学部卒業、同大学院博士課程科目修了退学。大学院在学中に漢陽大学校大学院に交換留学し、韓国建築史…

翻訳と私
1年前
19

いつまでたっても道半ば 英日翻訳者 伊藤伸子さん 

伊藤伸子  愛知県出身。秋田県在住。英日翻訳者。訳書『手のひら図鑑 ネコ』、『世界を変えた10人の女性科学者』(いずれも化学同人)、『周期表図鑑』(ニュートンプレ…

翻訳と私
1年前
18

[PROJECT 2022] わたしが訳した本:Q&A(矢能千秋編)

 2022年4月23日、日本翻訳者協会(JAT)主催「GLOBAL PROJECT 2022〜キャリアの初めから知っておきたかったこと〜」が開催されました。本記事は、同イベントで行われたパ…

翻訳と私
2年前
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翻訳者になるには? という問いに答えてみた 矢能千秋

矢能千秋  レッドランズ大学社会人類学部卒、英日・日英翻訳者。共訳書『世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑』ウィルソン=リッチ著(河出書房新社)、訳書『きみがまだ知…

翻訳と私
2年前
13

翻訳を道しるべに 字幕翻訳者 渡辺はなさん

渡辺はな  1983年生まれ。横浜市出身、シドニー在住。字幕翻訳者(英日・中日)。担当作品は『フューチュラマ』『フィラデルフィアは今日も晴れ』(以上共訳)、『狂恋詩…

翻訳と私
2年前
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行き当たりばったりで来た道だけれど、愛おしいと思う 英日翻訳者 猪原理恵さん

猪原理恵(いはら りえ)  1984年、神奈川県生まれ、大阪府育ち。国際基督教大学卒業。2012年、JAT第9回新人翻訳者コンテストの英日部門で入賞。ITやマーケティング系の文…

翻訳と私
2年前
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二足のわらじで夢に向かう 出版翻訳者 寺田早紀さん

寺田早紀(てらだ さき)  京都出身。英日翻訳者。出版翻訳、記事・マーケティング翻訳。英語教師歴はそこそこ長い一児の母。訳書は『最新科学が証明した脳にいいことベ…

翻訳と私
2年前
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翻訳と私〜すべてがここにつながっていたと、信じたい 独日翻訳者 鵜田良江さん

鵜田良江 独日翻訳者、元化粧品開発技術者。訳書は宇宙英雄ローダン・シリーズ655巻『神聖寺院作戦』、ローダンNEO 24巻『永遠の世界』、『スターリンの息子』(いずれも早…

翻訳と私
2年前
55

どんな自分で一生を終えたいか 翻訳者 山本真麻さん

山本真麻(やまもと まあさ)  神奈川県生まれ、福岡県北九州市在住。実務・出版の英日翻訳者。訳書は『それはデートでもトキメキでもセックスでもない』(イースト・プ…

翻訳と私
2年前
59

心を決めたらすべてが動きだした 〜出版翻訳への道〜 ドイツ語翻訳者 中村智子さん

中村智子(なかむらともこ)  神奈川県生まれ。ドイツ児童文学・YAを中心とした書籍翻訳に従事。訳書は『ミシシッピ冒険記』(岩崎書店)、シリーズ『動物と話せる少女リ…

翻訳と私
2年前
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大海のひとしずくでも~言葉が生みだす思いをかたちに 英日翻訳者 玉川千絵子さん

大海のひとしずくでも~言葉が生みだす思いをかたちに 英日翻訳者 玉川千絵子さん

玉川千絵子
英日翻訳者。共訳『ブラック・クランズマン』ロン・ストールワース著(パルコ出版)、共訳『海賊のジレンマ―ユースカルチャーがいかにして新しい資本主義をつくったか』マット・メイソン著(フィルムアート社)。

 翻訳と私というタイトルで投稿を依頼され、自分がどうしてここに立っているのかを改めて考え直す機会になればと思いお引き受けしました。翻訳者への道はひとそれぞれです。いろいろな道のひとつの

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翻訳と私:韓日翻訳者 加藤慧さん

翻訳と私:韓日翻訳者 加藤慧さん

プロフィール
加藤 慧 (かとう けい)
宮城県仙台市生まれ。東北大学工学部卒業、同大学院博士課程科目修了退学。大学院在学中に漢陽大学校大学院に交換留学し、韓国建築史を学ぶ。現在はオンラインで韓国語レッスンを行うほか、仙台市内の大学で韓国・朝鮮語の授業を担当。訳書に『僕の狂ったフェミ彼女』(イースト・プレス)、共訳書に『なかなかな今日 ほどほどに生きても、それなりに素敵な毎日だから。』(朝日新聞出

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いつまでたっても道半ば 英日翻訳者 伊藤伸子さん 

いつまでたっても道半ば 英日翻訳者 伊藤伸子さん 

伊藤伸子
 愛知県出身。秋田県在住。英日翻訳者。訳書『手のひら図鑑 ネコ』、『世界を変えた10人の女性科学者』(いずれも化学同人)、『周期表図鑑』(ニュートンプレス)、『もっと知りたい科学入門』(東京書籍)、『イギリス王立化学会の化学者が教えるワイン学入門』(共訳、エクスナレッジ)など。
 我が家の猫氏の横顔は高良健吾氏にそっくりです。今年(去年から)の目標は「悲愴」(ベートーベン)を弾けるように

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[PROJECT 2022] わたしが訳した本:Q&A(矢能千秋編)

[PROJECT 2022] わたしが訳した本:Q&A(矢能千秋編)

 2022年4月23日、日本翻訳者協会(JAT)主催「GLOBAL PROJECT 2022〜キャリアの初めから知っておきたかったこと〜」が開催されました。本記事は、同イベントで行われたパネルディスカッション「わたしが訳した本」における質問への矢能千秋の回答をまとめたものです。当日は時間の関係で割愛した部分があるため、一部加筆修正してあります。

矢能千秋
 レッドランズ大学社会人類学部卒、英日・

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翻訳者になるには? という問いに答えてみた 矢能千秋

翻訳者になるには? という問いに答えてみた 矢能千秋

矢能千秋
 レッドランズ大学社会人類学部卒、英日・日英翻訳者。共訳書『世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑』ウィルソン=リッチ著(河出書房新社)、訳書『きみがまだ知らないティラノサウルス』『きみがまだしらないトリケラトプス』『きみがまだ知らないステゴサウルス』ベン・ギャロッド著(早川書房)。@ChiakiYano

 翻訳者になりたい、質問がある、という呟きが流れてきたので、質問に答えました。質問者

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翻訳を道しるべに 字幕翻訳者 渡辺はなさん

翻訳を道しるべに 字幕翻訳者 渡辺はなさん

渡辺はな
 1983年生まれ。横浜市出身、シドニー在住。字幕翻訳者(英日・中日)。担当作品は『フューチュラマ』『フィラデルフィアは今日も晴れ』(以上共訳)、『狂恋詩/狂った果実』『蜜の味』など。最新担当作『ザ・ブローラー/喧嘩屋』が4月2日からJAIHOで限定配信。
Twitter:@the_chen_5
HP:https://watanabe-translates.studio.site/

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行き当たりばったりで来た道だけれど、愛おしいと思う 英日翻訳者 猪原理恵さん

行き当たりばったりで来た道だけれど、愛おしいと思う 英日翻訳者 猪原理恵さん

猪原理恵(いはら りえ)
 1984年、神奈川県生まれ、大阪府育ち。国際基督教大学卒業。2012年、JAT第9回新人翻訳者コンテストの英日部門で入賞。ITやマーケティング系の文書のほか、『Dome-King Cabbage Demo』『Minoria』『エアラフェル(拡張版)』などのゲームを翻訳。初めて親にお願いして買ってもらったビデオゲームは『パロディウスだ!』。

『Dome-King Cab

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二足のわらじで夢に向かう 出版翻訳者 寺田早紀さん

二足のわらじで夢に向かう 出版翻訳者 寺田早紀さん

寺田早紀(てらだ さき)
 京都出身。英日翻訳者。出版翻訳、記事・マーケティング翻訳。英語教師歴はそこそこ長い一児の母。訳書は『最新科学が証明した脳にいいことベスト211』(文響社)。ミステリとジャズ(チャーリー・パーカー)と手帳が好き。note https://note.com/sterada、twitterアカウントは @s__terada

 はじめまして。こちらに寄稿させていただくのも恐れ

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翻訳と私〜すべてがここにつながっていたと、信じたい 独日翻訳者 鵜田良江さん

翻訳と私〜すべてがここにつながっていたと、信じたい 独日翻訳者 鵜田良江さん

鵜田良江
独日翻訳者、元化粧品開発技術者。訳書は宇宙英雄ローダン・シリーズ655巻『神聖寺院作戦』、ローダンNEO 24巻『永遠の世界』、『スターリンの息子』(いずれも早川書房)など。小児がんの娘と自閉症スペクトラムの息子とバタバタ暮らし。福岡市在住。Twitterのアカウントは@hexenkursです。メッセージはお気軽にどうぞ。

翻訳と私〜すべてがここにつながっていたと、信じたい はじめまし

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どんな自分で一生を終えたいか 翻訳者 山本真麻さん

どんな自分で一生を終えたいか 翻訳者 山本真麻さん

山本真麻(やまもと まあさ)
 神奈川県生まれ、福岡県北九州市在住。実務・出版の英日翻訳者。訳書は『それはデートでもトキメキでもセックスでもない』(イースト・プレス)、『クソみたいな仕事から抜け出す49の秘訣』(双葉社)、『休息の科学』(TAC出版)など。福岡で出会った方言で好きなのは「ちかっぱ」と「しゃれとんしゃあ」と「~げな」。
Twitter:@martha0u0

どんな自分で一生を終えた

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心を決めたらすべてが動きだした
〜出版翻訳への道〜

ドイツ語翻訳者 中村智子さん

心を決めたらすべてが動きだした 〜出版翻訳への道〜 ドイツ語翻訳者 中村智子さん

中村智子(なかむらともこ)
 神奈川県生まれ。ドイツ児童文学・YAを中心とした書籍翻訳に従事。訳書は『ミシシッピ冒険記』(岩崎書店)、シリーズ『動物と話せる少女リリアーネ』『水瓶座の少女アレーア』(学研プラス)、『ゆすってごらん りんごの木』『Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法』(サンマーク出版)ほか。山歩き、市場巡り、発酵食品作り、動物、とくに猫が好き。モ

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