「足りない」を前提にしなくていい
私には、あれが足りない。これも足りてない。あの人みたいな〇〇は持っていない。
だから、それを手に入れるために、あれをしなきゃ。埋めるために、これをしなきゃ。
っていうやつ。ありませんか。あったらちょっと、読んでってくださいよ。
読んでくださる?ありがとう。
こんにちは。千明軍師です。
自分に足りないものばかり数えてしまう癖がある方、無意識にやってるなーってのも含めて、そこそこいると思います。
それも、誰かと違って私は〇〇がない…っていう、他人と比べたりして。
そういうのさ、もういいよ。やめよ。
キリがないんだよ。
だって。
この世の全てを手に入れる気かい?
(海賊王を目指すのかい?)
そうやって、他人と比べて自分に足りないものを探したとして。
がんばってそれを埋めようとしたところで
全てを手に入れない限り、一生足りないものを埋め続けることになるじゃない。
石油王だってこの世の全てを手に入れるなんて、無理なんだから。
(海賊王ならできるのかも)
それよりも、今自分が持っているものを数えてみようよ。
(仲間が…いるよ……!!)
じゃあ、どうする?
そんな癖がついてしまったのは、仕方ないんです。
子どもの頃から、比べられてきたんでしょ?
近所の成績優秀な子とか。
まめにお手伝いするお姉ちゃんとか。
愛嬌のある妹とか。
学校でだって、テストの点数も順位が貼り出されてたりとか、昔はしてたよね。
だから、比べてしまうあなたが悪いんじゃない。
そういう中で生きてきたから、世界ってそういうもんだって思ってしまった。それだけ。
そして、大人になったあなたが、他人と比べて足りないところを見つけて、落ち込んだり必死になってそれを埋める生き方、もう辞めたいな、ともし思ったら。
ぜひ、辞めてください。
誰も責める必要はない。
昔は昔で、比べる生き方をしなきゃ生き辛かった事情があった。
それを、もういらない、と思ったなら、いちぬけしよう。
そもそも比べることに意味はあるの?
ちなみに。
勉強ができる近所の子は、あなたの事を走るのが早くて羨ましいって思っていたかもしれない。
しっかり者のお姉ちゃんは、あなたの事を誰にでも可愛がられてて悔しいって思っていたかもしれない。
愛嬌たっぷりの妹は、あなたみたいに上手に料理が作れなくて、一緒にお手伝いしていればよかったって思っているかもしれない。
テストの順位がいつもトップなアイツも、跳び箱が苦手で悔しい思いをしていたかもしれない。
自分より、よく見えていたあの人も、決して完璧な存在ではなかったかもしれない。
本当のところなんて、誰にも分からないのに、自分の目に映ったものだけで比べて落ち込むのって、あんまり意味がないんじゃないかな。
変える変えないは、選んでいい
今更考え方、生き方なんて変えられない、と思うなら、一生足りないもの探しをしながら生きたっていい。それもまた人生。
その代わり、自分で”生き方を変えない”ことを選んだんだってことは忘れないで。
誰もあなたの人生の責任は取ってくれないのだから。
そして、いちぬけしたいと思ったら、やることはシンプル。
”決める”だけです。
ただし、決めるだけだと日常に流されて「結局あの決意はなんだったんだっけ」ってなりがちです。
なので、軍師からとっておきの呪文をプレゼントします。
「私は、私が持っているものを大切にします」
これを、寝る前でもいいし、起きてすぐ朝日を見ながらでもいいので、毎日同じタイミングで声に出してみてください。
呪文と言いましたが、いわゆるアファメーションってやつです。
それと、もうひとつ覚えていてほしいのは、それでもついつい他人と比べてしまうことを許すこと。
「また他人と比べてしまった!ドビーは悪い子!!!」
なんて思わなくて大丈夫。
「今、比べたって気付けた!私すごくない?!」
でいきましょう。
長年染みついた癖に、気付けただけでも十分すごいし、気付けた時点で問題は解決したも同然です。
大丈夫、世界は優しい。
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