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これぞ最高峰: Leica SUMMILUX-M 50mm F1.4 ASPH. レビュー

(長い間日本語で文章を書いていなかったので、もし文法に問題がある場合はご容赦ください m(_ _)m)

結論から言うと:
SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.は、50mmレンズを好むすべてのレンズマニアにとって見逃せないレンズだと思います。

良い点:
・現代のレンズ基準に合った総合的な高い解像度(全ての距離で目に見える良好なシャープネスを維持できる)
・現代的かつクラシックな写り(柔らかさ、立体感、美しいボケ、フレアの美しさ)
・逆光でも高コントラストを維持できる
・使い勝手の良さ
・内蔵フード

改善すべき点:
・オイルリーク(私は3本購入し、1回の経験があります)
・市販されている多くのミラーレス用大口径レンズに比べて総合的な光学性能が劣る

このレンズを使うために受け入れなければならない特性について:
・マニュアルフォーカスのみ
・最短焦点距離が0.7mしかない

時は2004年 - それはライカがデジタルMシリーズのM8を発表する2006年より2年早く、M9の2009年の発表よりも5年早い時期です。フルサイズのM型デジタルカメラがまだなかったこの時代に、ライカは球面SUMMILUX 50mm f/1.4の後継者を発表しました。それが紹介したいこの非球面レンズをレンズ設計に配置したSummilux-M 50mm f/1.4 ASPH.です。

黒の製品番号11891と銀の製品番号11892のSUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.は、ライカが2023年年始までに最新のMマウントf/1.4の50mmレンズであり、私の認識では現行版(限定版や復刻版ではない)ライカMレンズの中で唯一真鍮製のレンズです。

現在の市場価格に基づくと、中古市場で30万円以下の価格で、状態の良い、付属品の揃ったSUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.を手に入れることができます。この価格はAPO-SUMMICRON-M 50mm f/2.0 ASPH.の半分であり、NOCTILUX-M 50MM f/1.2の復刻版の2/5に相当します。私にとって、それはライカの純正レンズのラインアップの中で非常に適切なコスパを見つけたものであり、M機を購入するユーザーにとって最初のレンズとして手に入れる価値があります。

外観 / 作り

これは私が最も気に入っている50mmレンズの外観です。真鍮製のシルバーバージョンであれ、通常のブラックバージョンであれ、どちらも重量感があり、プラスチック感はありません。これまでに使用していたミラーレスカメラのレンズとは、はっきりとした違いがあります。

内蔵式のレンズフードは、使いたい時にすぐに引き出せて、使いたくない時には収縮できるので、レンズフードを別にバッグに入れておく必要がありません。

私はSUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPHを合計3本購入した経験があります(2本はブラック、もう1本はシルバー)。そのうちの1本のブラックには、はっきりとしたオイルリークがありました。撮影に大きな問題が生じることはありませんでしたが、作りとしては要注意です。

レンズ使用感

個人的な基準で言えば、SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.は、Leica M9/M9-PやM10/M10-Pに取り付けてもバランスが良く、手持ち感が重たく感じません。カメラにグリップやレザーケースを装着すると、さらに使い勝手が良くなるかもしれません。

私が使用した3本のレンズは、使用頻度によってフォーカスリングの感触が異なります。もちろん、きちんとCLAされていれば、操作感に問題はありません。

私はフォーカシングレバーが付いてるレンズを使用するのが大好きです。CLAされたSUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.で無限遠から最短距離までのフォーカシングフィリングは快適で、慣れればすぐに距離感を掴んで、狙ったシーンを素早く撮影できます。

画質

SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.の中心部の画質については、大きな議論の余地はないと信じています。開放F値でも、解像度やコントラストに関して、このレンズは十分な画質を提供しています。

全体的な画質、特に中距離からクローズアップの範囲では、繊細な質感を描写でき、私が以前よく使っていたシグマのレンズのような力強さとは異なる印象です。異なるミラーレスカメラにこのレンズを取り付けて試してみましたが、上述の体験はカメラボディによって大きく変わることはありませんでした。

ただし、M9シリーズのCCDセンサーのような生き生きとした色合いは、SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.で特に引き立つと感じます。

2004年は今からかなり昔のことで、当時のレンズ設計は今のように究極の高解像度を目指すものではありませんでしたが、このレンズが十分に鋭利で繊細でないと感じる人はいないでしょう。

私が使ってみた感じでは、SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.は被写体を選ばないレンズです。風景、物、人物を撮っても、忠実で感動的な画像を提供してくれます。

解像度

解像度に関して単純に私の個人的な使用体験を述べると、次のようになります:
ライカ Summilux-M 50mm f/1.4 ASPH. ≦ ソニー Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA < シグマ 50mm F1.4 DG HSM (Art) < ソニー Planar T* FE 50mm F1.4 ZA < キヤノン RF 50mm f/1.2L USM。

多くの人が私のように、解像度を求めつつ大口径を諦めたくないためにSUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.を選んでいるのか、非常に興味深いです。

私の知る限り、多くのライカユーザーは高画質を求めてAPO-Summicronを選び、大口径を求めてNoctiluxを選ぶことが多いですが、実際にSummiluxを選ぶユーザーはどれくらいいるのでしょうか。

絞りが「F1.4」であるにも関わらず、このレンズが空気を切り取る感じが好きです。

繊細で優しい、光源が不足している環境でも主体を夜景からはっきりと分離できます。

ボケ味

多くのライカの古いレンズと比べて、SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.はより現代的な描写で、クラシックではありません。

Noctilux F1.2のようなぐるぐるボケや、Summilux E43で見られる微酔いのような雰囲気はありません。

少し絞ってもボケの美しさにも影響しません。

通常の撮影条件では、口径食は目立たず、玉ねぎボケもあまり見られません。

色味

私が最も気に入っている部分について話しましょう。

私が多くの機材をライカに切り替える理由は、ライカで撮った写真が暖かい感じがすることがますます好きになっているからです。

ライカのボディとSUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.の組み合わせで、私の求めている暖かさと鮮やかさの色を見出しています。

私は人肌の色には暖かさがあるべきだと考えています、特にアジア人の肌の色にはそうです。露出オーバーまたは明るすぎる状況を除いて、私は写真の中の人の肌全体が真っ白になるのがあまり好きではありません。

以前は、Photoshopのプラグインを使用して肌の色調整をしていましたが、このSUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.を手に入れてからは、私の習慣が徐々に変わり、基本的には人の肌の調整を行わなくなりました。

もちろん、これは女王様も納得するまで説得する必要がありましたね。。。

このレンズの「欠点」

SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.は現代的な意味での逆光には向いていません。逆光で撮影すると、絞り開放でコントラストが低下し、フレアやゴーストが発生することがほとんど避けられません。

おそらく私が慣れてしまったため、このレンズの光学的な欠点について不満を抱くことは今は難しいです。以下に、逆光撮影や上記の状況が発生したいくつかの写真を掲載し、参考に共有します。

みなさんはどう思いますか。
受け入れられますか。

結論

現在、このレンズの中古市場価格は約30万円前後ですが、レンズの状態が良い場合はそれ以上、逆に悪い場合はそれ以下となります。正直言って、他のブランドのレンズと比べてかなり高いと思います。

自分自身を慰めることができるのは、これがライカの最新(2023年)かつ最高仕様のSUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.であるということです。

おそらく新バージョンが発売されると、価格は40万円を超えるでしょう。

もしもこのレンズが好きで、予算的に許容できない場合は、総合的な性能と一致すると思われる廉価な代替品、TTArtisan(銘匠光学)の50mm F1.4 ASPHをおすすめします。

レンズの作り、画質、使い勝手については、細かいこだわりを持たない人にとっては、銘匠光学とライカの50mm F1.4レンズはほぼ同じです。

ただし、私はそれぞれのレンズが特別であると信じています。
どのレンズを選ぶかは、あなた次第ですね。


END

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