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YouTube取材を受ける(2)/あなたは冷やかしではなかった 12フィートの木材を持ってあるく39日目

2020年4月26日(日)

曇りのちにわか雨。気温19℃。体温35.1℃。木材の長辺2350mm

今日は、広島市に向かう。昨日知り合ったご夫婦がドローン映像のYouTuberをしているとのことで、水尻海岸まで映像を撮ってくれることになった。初のYouTube取材を受ける運びになった。

私が一人であるく場合は地図を照らし合わせながら、できるだけ楽そうな道を選ぶ。しかし、今回はこれぞ呉市、と地元の人がわかるような景観のルートをご夫婦が選んでくれた。

私はいつも通り歩く。ご夫婦は一人がカメラを持って私の後を着いていき、もう一人が車で先回りするのを交代で行った。「思ってるよりも早い!」と二人は言う。「カメラを固定させながら追いかけるのと、自分のペースで歩くのは違うから、カメラ持ってる方が大変ですよ。」と答える。そのご夫婦は呉市に住んでいるそうだ。自分のよく知っている場所を木材を持ってあるく人を追いかけて歩く。私は、彼・彼女の見知った街を始めての道として歩く。

途中にわか雨が降ってきた。たまたま駐輪場の近くにいたので、駐輪場の屋根に避難。天気に大きく左右されるのもおなじみになってきた。

ご夫婦は私が学生時代を含め、ほとんど運動経験がなく、そして中高も運動部ではなかったことに驚いていた。私は特に走るのが好きではない。学校の持久走大会が一番嫌いだった。そんな運動経験の乏しい人間にもできる手軽さを実は売りにしているのだが、誰もそれを信じてくれない。むしろ別のハードルがあると言われることが多い。ホームセンターで安価な木材を買い、それを持って歩くだけ、というタネも仕掛けもないシンプルなアクション。ずっと「中学生にもできる」を声高に言ってるのだが、未だ中学生のチャレンジャーは現れず。

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