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チャーリー一家と家族の話3 〜私って、何なの?!友達とお客さんの話〜

チャーリーたちと
パパママの雰囲気は
なんとなくだけど
少しだけ
変わっていっているように
見えた。
 
 
ーーー
 
前回のお話はこちら💁‍♀️


ーーー
 
 
「…Chiaki.
 昨日、勇気を出して
 父さんと母さんに
 夜ご飯を買ってみたんだよ。
 そしたら…
 ありがとう、って受け取って
 食べてくれたんだ」
 
 
「えっ!??!?
 うそっ?!😳」
 
 
「そうなんだよ…!
 何故かわからないけど
 君のドライバーをして
 もらったお金で
 買ったご飯は
 食べてくれるみたいなんだ」
 
 
「ほんとに…!?
 なんかよくわかんないけど
 よかったね!😂」
 
 
「うん…。
 しかも、君が来ると
 2人も、めっちゃくちゃ
 嬉しそうなんだよね…」
 
 
「……そうだよね😳
 なんかすっごい
 ニコニコしてくれるよね🤣
 私もパパママ大好きだから
 嬉しいよ!」
 
 
「こんなの初めてだから
 僕もびっくりだよ…」
 
 
 
私の特徴に
‘過去、親子関係で
こんな酷いことがあった’
という話を
聞いたとしても
どうしても、
それはそれ。
自分の目の前に
いてくださる方を
好きになってしまうという
性質があった。
 
例えば
 
 
「小さい頃
 親に虐待されてたんだよね…
 いまは落ち着いてるけど
 仲が悪いままで…」
 
 
という話を
聞いていたとしても
その子のご両親と
実際に逢う時
 
 
「お父様、お母様
 この子を産んでくださって
 本当に
 ありがとうございます🥰
 皆様にも
 お逢いできて嬉しいです…!」
 
 
という気持ちが
溢れてくるのだ。
そして
 
 
「あなたの娘さんの
 ○○ちゃんは
 本当に素敵な子なんです…!
 こんなことがあって。
 すごく感動しました。
 ○○ちゃんに会えて
 わたし、本当に幸せです🙏」
 
 
というような
友達自慢?愛?を
ついついご両親に
お伝えてしてしまうのだ。
もう、お礼を言いたくて
しょうがなくなってしまう
謎の体質😂笑
 
 
その結果
 
 
「あのさ…
 うちの両親
 びっくりするほど
 千明ちゃんのこと
 気に入ってたわ…
 あんなに嬉しそうな姿
 初めて見た…。
 しかも
 千明ちゃんが来た後
 こんなことがあったの。
 それまで、なかったのに」
 
 
といったような事を
言われることが
よくあった。
 
 
「普通のカメラマンには
 絶対に撮影なんて
 頼めないんだけど…
 なんか、千明ちゃんなら
 いける気がして…」
 
 
と、
いろんな事情がある
ご家族を
撮影させてもらうことも
多かった。
 
 
知らぬ間に
チャーリー一家にも
この性質が
発動していたのだと思う🤣
 
 
 
***
 
 
 
そんなこんなで
ママパパとも
ご飯を食べる機会が
どんどん
増えていっていた時。
 
 
次第に、あることが
気になり始めた。
それは
 
 
『Tamu』
 
 
タムゥ、という言葉。
 
 
元々は
マデさんと私とまゆこさん
3人でお寺に行っていた時の
とある出来事が
発端だった。
 
お参りに来ていた
バリ人とすれ違った時
マデさんが、バリ語で
何かをお話ししていた。
その後、まゆこさんは
こう言った。
 
 
「…マデさんって
 私たちのこと
 人に話す時
 タムゥ、って
 言うんだぁ…。
 そっかそっか、ってなったわ」
 
 
「え???
 どういう意味?」
 
 
「んー、こっちで
 タムゥって
 お客さんとか
 客、って意味なんよね。
 マデさんにとって
 私たちって
 タムゥなんだな〜…
 まぁ、そうか…。って
 思ってさ」
 
 
まゆこさんは元々
バリ島のサーフィンスクールで
働いていた。
他のスタッフは皆
インドネシア人だったので
タムゥというワードを使って
よく話をしていたんだろう。
 
私とマデさんは
泊まりがけでたくさん
シャーマン修行をしていたし
本当に良い関係を
築けていた。
もはや仕事という枠を超え
家族みたいだね、と話していて
 
 
「Adek Saya〜(妹)」
 
「Kaka Saya 〜!
 (お兄ちゃん〜!)」
 
 
と呼び合っていたので
 
 
「あぁ…そうかぁ😳
 他の人に話すときは
 タムゥなのか…
 そりゃあ、そうか…」
 
 
と、なんだか
不思議な気持ちになった。
 
 
そして
 
 
『タムゥ』
 
 
という言葉が
私の中でインプットされて以来
会話の中から
タムゥ、というワードを
キャッチアップするように
なっていった。
 
 
 
元々、チャーリーと
出逢ったばかりの頃
 
 
「You’re my guest」
 
 
という言葉を
よく言われていた。
 
 
「君は僕たちのゲストだから
 バリで楽しんで欲しいよ」
 
「君はゲストだからね」
 
 
私は元々
ゲスト、という言葉も
あまり耳馴染みがなかったが
チャーリーとの会話で
頻発するので
 
 
「ねぇねぇ
 チャーリーにとって
 ゲストって、どういう意味?」
 
 
と聞いたことがあった。
 
 
「ゲストは
 バリにいる外国人
 みんなのことだよ」
 
 
「そうなの…?
 じゃあ、例えば
 バリ人と結婚している
 日本人の
 ○○さんはどう?」
 
 
「○○さんも
 日本人だから
 僕にとっては、ゲストだよ。
 でも、バリ人の
 旦那さんからすると
 家族だよね」
 
 
と言っていた。
いまいちその感覚が
つかめていなかった。
 
 
***
 
 
親しくなっていくにつれ
チャーリーは
 
 
「Chiakiは
 僕たちの
 大切な家族だよ」
 
 
と言うようになった。
嬉しいなぁ、と
感じていたものの、
よくよく聞くと
会話の中で
しょっちゅう
私のことを
 
 
『タムゥ』
 
 
と言っているのだ。
バリ語なので
詳細はわからないのだけれど
友達と電話している時も
 
 
「いま、タムゥと一緒だよ」
 
 
家に行けば
アイミー(2歳)が
超元気に
 
 
「Chi chan〜!
 Tamu〜〜〜〜!」
 
 
と挨拶🤣
 
 
カデックと話していると
 
「チャーリーの
 パパとママは
 Chi chanには
 とっても優しい。
 だって、タムゥだから」
 
 
お寺に行っても
お坊さんたちと
 
 
「〜〜〜、
 Tamu〜〜〜」
 
 
と話している。
 
 
 
その時期にちょうど
わたしはお財布じゃねぇ!事件も
起こっていたため

 
 
「まっ…まさか…?!
 家族だよ、とか
 言っておいて
 実はバリ語で
 ‘客’って
 ずっと言っていて…
 いいように
 扱われてる…?!?!」
 
 
と思ってしまう部分もあった。
それを在住者の先輩に話すと
 
 
「いや、ほんと
 あるあるだよ〜〜
 たとえこっちの人と
 結婚していても
 ‘あれ、私って金づる?!’って
 思う時すごくある。
 日本人は正直
 そう思われている部分も
 あると思うよ」
 
 
と言われた。
まぁ、確かに
日本人のほうが
お金を稼ぐのは
簡単だし
お金に繋がるツルだと
思われるのは
ある意味、当然か…。

 
***
 
 
 
『ゲスト』
『タムゥ』
 

 
これらは
バリ独特の世界観
感覚な気がした。
世界中から
たくさんの観光客を
受け入れている島だからこその
この、線引き。
 
 
なんとも言えない
この感覚。
 
 
 
わたしは
カフェで一人で
作業をしている時
スタッフの方から
こう聞かれることが
多かった。
 
 
「バイク運転できないんだね!
 誰が迎えに
 来てくれるの?」
 
 
「あとで友達が
 迎えに来てくれるんだ〜」
 
 
私にとって
チャーリーは
他の人に説明するときは
 
 
『友達』
 
 
という言葉が
当たり前に
しっくりきていた。
(家族的な友達でも
 人に説明するときは
 やっぱり、シンプルに
 ‘友達’ になるよね)
 
 
『友達』と『タムゥ』
 
 
この絶妙な壁。
なんとも言えず
胸がざわめく日々だった。
 
 
 
***
 
 
 
そんなこんなのある日
バリ島の大先輩方に
ふっ、と思い立って
聞いてみた。
 
 
「あの…
 バリ人にとって
 タムゥ、って何ですか?」
 
 
「え?どうしたの急に?
 こっちの人からすると
 外国人は皆
 タムゥよね。
 わたしももう
 何十年もこっちにいるけど
 タムゥって、呼ばれるわよ〜」
 
 
「そ、そうなんですか?!😂
 そっか…
 皆様でさえ
 タムゥって言われるんですね…
 実は、こんなことがあって
 気になっていて…」
 
 
「そうなんですね。
 タムゥって、
 すごくいい事だと思いますよ。
 タムゥには
 タムゥの役割があって
 それはバリ人には果たせない
 大切なものですからね」
 
 
「そうよ〜。
 タムゥだからこそ
 儀礼に出なくてよかったり
 いろいろ得する事
 楽な部分が
 たくさんあるんだから。
 バリ人と一緒にされたら
 それは大変すぎるわよ。
 いい距離感で
 付き合っていかないとね」
 
 
………😳
な、なるほど…!💡
 
 
たしかに、バリ人からすると
 
 
『バリ島という場所を選んで
 ここに住んでいる外国人』
 
 
イコール
 
 
お客さん、なんだろうなぁ。
 
 
この場所を愛して
選んでもらえるように、という
バリ人としての
広い視点からの意識も
あるのかもしれないなぁ。
 
 
 
この話を聞かせていただいてから
私の中で
意識がくるりと変わって
納得した。
 
 
 
「そうだよなぁ。
 タムゥだからこそ
 できることがあるんだから
 私は、タムゥであることを
 思いっきり享受して
 やりたいようにやろうっと💡
 わたしが
 タムゥだからこそ
 チャーリー一家にも
 新しい風が
 吹いているんだな。
 日本人の
 Chiakiであるという利点を
 楽しんで活かしていこうっと」
 
 
 
 
 
***
 
 
 
その後、直接
 
 
「チャーリーってさ、
 よく私のこと
 人に話すとき
 タムゥって言ってるよね?
 私はチャーリーのことを
 友達、って言ってるから
 寂しくなることが
 あったんだよね」
 
 
と話すと
 
 
「そうだったんだね…!
 僕は君のことを
 大切な家族だと
 思っているよ。
 
 娘たちに君のことを
 タムゥって教えてるのは
 君をリスペクト
 してもらうため。
 もし僕が
 友達だよ〜、って言ったら
 ちゃんと挨拶しなかったり
 悪戯したり
 するかもしれない。
 大切なゲストだから
 タムゥ、ってあえて
 教えてるんだよ。
 便宜上、
 人に紹介する時に
 タムゥって使うことも
 たまにあるけど…
 お寺に行ったりするときは
 いつも
 ‘この子はタムゥじゃなくて
  僕の家族なんです。
  同じ家に住んでいます’
 って話しているんだよ。
 そっちのほうが
 皆、より君のことを
 リスペクトしてくれるからね」
 
 
と言われた。
 
 
 
…確かに。
冷静に考えると
『タムゥ』という
言葉以外知らないから
そこだけ
ピックアップして
捉えちゃうよね。🤣
過敏になっていた
だけやないかい。👐
 
時と場合を考えながら
使い分けて
くれていたんだなぁ…
ごめん、勝手に
思い込んじゃって…
自分の世界の
思い込みって
こういう風に
つくられていくのね…!!😂
 
と、しみじみ
勉強になりました。
 
 
 
若干
家族の話からは
逸れましたが🌱
次に、続く。

P.S.
動画は先日
お部屋に
遊びに来てくれた時のもの。
可愛すぎる
家族の光景に
わたしはもう…😇💓!!
あぁ〜〜〜天使。。。

画像1

🧡🙌Love catch ver.2🙌🧡
 
あなたのお話を聞いて
キャッチしたことを、お伝えします💐
 
未来や過去のあなた
もう会えないあの人
守ってくれている存在
ご先祖様
神様
そして千明
 
いろんな方から応援され📣愛されているあなたへ
大切なだれかからのメッセージをお伝えします🙌
 
あなただけの輝きが
ますます自由に広がっていくような
祝福の光が降り注ぎますように💐
神様修行オンライントークアーカイブ販売はこちら💁‍♀️
チャーリー達との
エピソードのブログを
まとめました👏
出産応援プロジェクト間も無く開始👶


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