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【絵本紹介】息子の食事のお行儀を良くしたい

すっかり梅雨に入りましたね。
この一週間では、ずっと雨。

こどもを遊ばせようと、公園の代わりにモールにお出かけでも…
と思ったものの、
人の多さ と 無駄遣い の不安から、家で遊ぶことに。
レゴをして、パーツのまきびしの被害にあったり、
折り紙飛行機を飛ばして、お料理の中に入りかけて、妻の雷が落ちたり。

家の中でも、おおいに梅雨の被害をうけたのでした。


絵本の紹介

こどもとの過ごし方として、
雨の日などにうってつけなものの1つに、『絵本』が挙がりますよね。

ということで、
我が息子への悩みを混ぜつつ、絵本を一冊紹介してみたいと思います。

絵本の名前は『わにのアーサーおよばれにいく』
作者は、ラッセル・ホーバン氏。アメリカの絵本作家です。

主人公は わに のアーサーくん。
鰐(わに)です。爬虫類の🐊。
表紙では、呆けたような顔をしています(かわいい

アーサー君は、食事のお行儀が良くない様子。
食べこぼしはもちろん、食べムラ、食器の音に、くちゃくちゃ。
お母さんやお父さんに注意され、
妹のエマにも『おぎょうぎがなってない』と言われる始末。

そんな彼ですが、ある日、恋に落ちてしまいます。
さらには、ひょんなことから『お食事に招待』されてしまいます。

気になる彼女から、お食事会のお誘い。
でも、食事マナーが良くないアーサーくん。

次の日から、猛特訓がはじまります。
スプーンやフォークの使い方など基礎からです。
制限時間は1週間。
無事にお食事会ミッションをクリアすることができるのか?!

本書は、5,6歳向け。
アメリカ図書館協会選定 優良図書、だそうです。

我が子も食事のお行儀がわるいことよ

さて、私の息子は4歳。今年、お兄ちゃんになります。
お兄ちゃんとして、お手本になって欲しいと思ってしまいます。
そして直してほしいものの1つが、今回のテーマ「食事のお行儀」。

食べこぼしはお手のもの。
テーブルに何かがこぼれている確率は、体感で70%。
余談:
サッカーワールドカップにおけるPK全体の成功確率は、70%らしいです。
逆に言えば、各国代表のキーパーが取りこぼしてしまう確率。
つまり、我が子は日本代表のキーパーです。大物になってくれよい!
サッカーしてないけど。

食べムラも激しい。
ハンバーグや唐揚げでも止まります。こどもからの人気TOP10もびっくり。
これがサラダなら、本当に動かない。
20分で終えたサラダ以外。60分かかるサラダ。

食器で遊ぶことはしなくなりました。
が、カトラリーの扱い方で、しばしば注意することがひとつ。
フォークやお箸をもったまま、余所見をすることです。

左右に首を振るときフォークが追従します。
そして、私の肩に刺さります。
最悪の場合、肩が赤く染まります。ケチャップで。

都度、注意したり、叱ったりするのですが、
冷静に注意しはじめた余裕が、どんどんなくなっていきます。
毎回のように同じ注意をしているから、どうしたらよいのやら…

特にこれが外食中なら、大変ですね。
次の予定もあるし、お店や待っている人を気にしてしまい、焦ることも。

そんなときに見つけたのが、『わにのアーサーおよばれにいく』でした。


読み聞かせしてみた結果

読み聞かせたは2週間ほど前。
まだ、この効果は出ていないのが、今の進捗報告です。

ただ、この本。
内容は分かり易くて、ストーリーも面白くて。
良書かなと思ったので、今回紹介してみました。

正直、4歳の息子に読み聞かせするには、
1ページあたりの文章量は中々に多いです。(5、6歳向けらしいです。)
ページ数は37ページということもあって、読み終わるのに15分はかかると思います。

それでも、息子は終始興味津々でした。

登場人物が身近だから?食べ物だから?絵がかわいらしいから?

家庭内(ママ、パパ、妹)との食事から始まり、
お友達との食事。
恋する主人公とその行動。
テーブルマナーを猛特訓!そして当日。
気になる彼女の家で出会う、ママ、パパ、そして弟くん。
お食事会本番で披露される特訓の成果!

とても分かりやすく、面白いストーリでした。

読んでみた感想

本の中では、まず、パパやママが「冷静に」食事マナーを見せます。
アーサーくんは、様々な人を見て、真似て克服しようと努力します。
妹のエマちゃんも同様に、実践していったのでしょうね。
アーサーくんができれば、パパは『すごいぞ!アーサー!』と盛大に褒めます。

山本五十六の名言の一節と同じですね、

やってみせ 言って聞かせて させてみせ
誉めてやらねば 人は動かじ

自分がお手本を見せて
説明して
本人が実行する。
できれば、それはそれは盛大に褒める。

「こどもの食事のお行儀を正したい」と思って手に取った本でしたが、
親自身にとっても、こどもの指導の仕方、ほめ方を見直すきっかけになるのではないかと思いました。

「これを読んだから、お行儀が良くなる!」なワケはありませんが、
少なくとも、今後の食事のお行儀改善の参考になる絵本だと思います。

おわりに

複数人で食事をしていて
例えば、きれいに骨だけになったサンマや、
きれいになったお皿を見たときは、ちょっとドキッとしてしまいます。
やっぱりお箸の使い方。その人に品を感じるというやつです。
妻がその人でした。

私は最初それを見たとき、本当にびっくりしました。
私自身の評価はいわゆる普通だと思っていました。
ですが、残った魚の皮や骨の崩れ方(まとめ方?)は違うし、
私の魚には、ミリ単位で身が残っている。

君はどうやってサンマを骨にしたんだ。
こそぐような動作は見てないし、話していた。
君の魚をほぐす手数より、私が魚を解体する手数の方が多かったぞ。
なんなら私は、利き手も逆の手も使ったぞ。
なにか奥の手があるのか。
当時はそう思ったものです。

閑話休題。
いずれにせよ、食事のお行儀はその人を露呈させ、
悪ければ、周りの人を不快にさせてしまう。
息子(ら)には、そうはしてほしくないと願いつつ、
自身の食事マナー、子育ての仕方を見直そうと思います。
そんなきっかけを作ってくれた絵本でした。

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