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もしもそれがあなたなら。~かけがえのない命~

皆さんは「安心できる生活」が何によって守られていると思いますか?それを意識したことはありますか。
普段当たり前だと思っている生活を取り巻くすべて、例えば、安全を守ってくれる警察、水道や電気など生活に必要なインフラ、病気になれば助けてもらえる病院、食料が必要なら買いに行ける店など、そんな当たり前のすべてが一瞬で崩壊して、隣近所の人々さえ信用できない状況に陥ったとしたら。
逃げたくても逃げる場所がない、外から誰も助けに来てくれない、そんな状況に陥ったとしたら。
家族、親族のすべてを目の前で斬殺されたなら。
もしもそれがあなたなら、どうなると思いますか?

ルワンダのことを思うとき、もしそれが自分だったなら、私がそこにいたのなら、と、自分を置き換えてみます。あの過酷な状況下で、生きる希望のすべてを失ってしまっただろうと思うのです。

あのジェノサイドから今日で26年。
1994年4月7日から始まった大虐殺は、約100日間におよそ100万人もの人々の命を奪い、残された人々の間にも、決して癒えない深い傷を残しました。

ルダシングワ真美さんはその約一年後、まだ国はまったく安定しておらず、多くの人々がトラウマに苦しんでいるルワンダに移住しました。
ルワンダ政府の推定によると、当時730万人の人口のうち、117万4000人が約100日間のジェノサイドで殺害されたと記されています。これは、1日あたり1万人が、1時間あたり400人が、1分あたり7人が殺害されたに等しい数字です。(wikipedia からの抜粋)

私がはじめてルワンダを訪れたとき、案内をしてくれた真美ちゃんは、両替に行ったキガリの街の中心地であるビルを指差し、「私、ルワンダに来たとき最初にあそこに住んでいたのだよね」と教えてくれました。
当時、虐殺が終焉してから直後は、放置されたビルや一家全員が殺害された家々に、人が住み着いていたそうです。政府そのものも崩壊し、国のすべての機能が停止したのだから、電気や水道などのインフラはすぐには戻らず、水も電気もない状態でボロボロになったビルの中に寝泊まりしていた人たちが多くいたと聞きました。
街を歩けば、トラウマを抱えた人たちが突然大声で叫び出したり、泣き声を上げたり。誰もが心は空っぽで身も心もボロボロになり、気力も何もかも失っていたことでしょう。

そこから一体、人々はどのようにして生きる気力を取り戻していき、メチャメチャになった国を立て直していったのでしょうか。

荒れ果てたキガリの町で、身を守るものは何もない中、裸一貫で活動をはじめたルダシングワ真美さん。いったい彼女はなぜ、自ら望んで混乱のルワンダに移住したのでしょうか。

いまルワンダは、奇跡とも呼ばれる発展を遂げ、安全、清潔、アフリカいち住みやすい国と称賛されています。
どん底だった頃のルワンダをほうふつとさせる影を、現在の美しいルワンダを訪れる観光客は感じることはないと思います。

長い年月をかけて、ルワンダで8000人、ブルンジで3000人もの人々に義足や義手を作ってきた、ルダシングワ真美さんの25年間の歩み。
そこには夫ガテラさんへの深い愛情と理解、傷ついた国ルワンダへの寄り添いと献身があります。

ガテラさんは、まだたった5歳だった1959年の動乱の際、足に障害があったせいで、家族とはぐれて逃げ遅れ、神父さまに救出され、それ以降、カトリック系の施設で育ったのだそうです。

ガテラさん・真美ちゃん夫妻の波乱万丈の人生。

本気で生きる日本人女性のド根性に出会って欲しいから、オンラインでのトークショーを企画しました。
四半世紀をアフリカで生き、人生の全てをルワンダの障がい者支援に捧げてきた、その様々なエピソードを早川千晶が聞いていきます。

4月26日(日)の日本時間13:30からです。
チケット購入は直前まで可能ですので、興味ある方はぜひご参加ください。
Zoomというオンラインアプリを利用してのトークショーで、ご家庭からご視聴いただけます。パソコン、スマホ、ipadなど。もしやり方がわからない方がいたら、遠慮なくお申し出ください。
チケット購入はこちらから👉

https://haronoya.com/shop/chiaki-ask-8


~足をください!立ち上がり、行動するために。~
深い傷を負った国での果てしなき挑戦

どうぞよろしくお願いいたします。

開始の30分前、日本時間19:00ごろから、ワンラブの思い出のスライドショーを流す予定ですので、早めに入りたい方ぜひどうぞ。

また今回、日程が合わず、ご参加になれないけれどお話を聞きたい方は、このあとまた別の時間帯、別の曜日でのトークショーを再度企画したいと思いますので、それをどうぞ楽しみにお待ちください。
ライブですから話の内容は毎回変わります。2度参加したい方も大歓迎です。きっと、何度でも聞きたくなる深いお話になると思います。

早川千晶(2020年4月7日、ナイロビにて)

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