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【日記】「モリコーネ 映画が愛した音楽家」 ほか

「モリコーネ 映画が愛した音楽家」

 今日は映画を観た。1月は美術館に何度も通ったわけだけど、なるべく偏らず様々な対象から体験をすることが効果的かと思い、近場の映画館でやっている作品の中で最も興味を惹かれたものを観た。映画館で映画を観るのは3年振りだったのだけど、サブスクと違ってずっと画面に集中していられるのはとてもいい。映像が大きく音響も華やかで、満足度が非常に高い。これからは割引が適用される日などに積極的に劇場に足を運んでみようと思う。月2本は観られるようにしたいなあ。

 今日観た映画は、作曲家であり特に映画音楽の制作で著名だったエンニオ・モリコーネ氏のドキュメンタリー映画。2時間50分の作品だったが、終盤は終わるのが惜しいと思ってしまうくらい濃密で質の高いドキュメンタリーだった。

 氏が音楽家として活動し始めた頃は映画がまだ芸術としては認められておらず、映画音楽を作る仕事は音楽家にとっては不名誉なものだったらしい。そういった時代からずっと氏は映画音楽に携わり続けて、晩年に至るまでおよそ350作もの映画に音楽を寄せていったそうだ。そのような巨匠の一生を追うドキュメンタリーというだけで非常に内容が濃く面白い者だったのだが、劇中には数多くの映画シーンや音楽が挿入されており、それらの演出がまたドキュメンタリーの構成を引き立たせていた。

 劇中で紹介された映画の中で私がとても気になったのは、『続・夕陽のガンマン』『ウエスタン』『ミッション』の3作だった。どの作品にも共通することは、一見映画にはそぐわないような音楽ジャンルや楽器を用いることで、却って映画の印象をよく引き立たせている点。『ミッション』の音楽なんかは特に素晴らしく、オーボエやオーケストラ、民族音楽が重層的に折り重なって見事に調和しているところに本当に胸を打たれた。

 エンニオの作曲バリエーションは非常に広範で、映画に最も相応しいと思われる手法をいつだって提示していたそうだ。そうでなければ、多くの映画監督から信頼され、350本もの映画音楽を手掛けることなど到底できなかっただろうと思う。

 こういった巨大な仕事を遺した人に対していつも思うのは、その人は技術や発想に優れていただけでなく、周囲の人々と協調することも非常い上手であったのだろうということだ。私がそういった点に苦手意識があるからこそ注目してしまう観点なのだろう。

 偉大な表現者の偉大な功績に感化されて、私も将来大きなことをできるようになりたい、と活動意欲が高まったが、過度に感化されずに目先にある地味な訓練や勉強を積み重ねることを大切にしなければならないな、と自戒した。生活は地道なことの連続で、そうした地道さの先にエンニオも独創性を手にしたはずだから。

夜時間の使い方の見直し

 今日は映画を観たあと人に会って、帰宅してからは家事をしたため、読書や運動に割く時間は取れなかった。

 先日18~19時はトレーニングに費やし、早起きしてから予定のある時間までを勉強に充てるという計画立てをしたけれど全然それが守れてない。家事や食事といった削ることの難しい時間に計画が吸い取られてしまっている。まだ実行してから1週間と経っていないけど、この計画は難しいことがわかった。

 1日のうち、運動・勉強が両立できない日もあることを想定して、仮にどちらができないとより不満を覚えるかと考えたときに、運動できない日の充実感が低いことを認識した。勉強よりも運動の方が毎日継続できないことで生じる損失が大きいからだ。

 ということで、ひとまず朝起きてから予定や仕事までの自由時間を勉強ではなく運動に充てることにしてみることにした。朝は1日の中で最も体力のある時間帯でもあり、仕事終わりに消耗した体でやるトレーイングよりも効率的に行えそうだとも思う。仕事終わりはトレーニングよりもストレッチを実行するべきかもしれない。

 そういったところで、明日からの仕事に備えて寝る。明日から早速実行する。

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