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絵本スイミーに倣う 『1人の100歩よりも100人の1歩』

当社コンセプト『1人の100歩よりも100人の1歩』

と言っても、大きなマンモス組織を創りたいわけではありません。

助産師と聞くと “ お産を手助けする人 ” と思われがちですが、実は限りなく多様性があります。<参照記事

ひとりひとり輝く想いや能力があるのに、今は残念ながら、とてもとても見通しがわるいのです。

・助産師がどんな時にどんなことをしてくれるのか。
・妊娠生活と産後の里帰り先が異なり、どこに頼ればよいかわからない。
・理由があり、見ず知らずの土地へ引っ越した。
・産後の家族サポートがない。など…

現在の日本では、どれも珍しいことではありません。

「過ごす場所や関わる人が変化する=不安」が成立する環境。

nicomamaはこれを変えたい。

「いつどんな場所で、どんな困りごとがあっても、誰しも必要な情報や手助けにリーチできる」そんな社会が創りたいのです。

ご利用者:「〇〇に困っています。」
nicomama:「それならとても力になれる方がいます!」←ここがポイントです。


よくある対応は「自治体や専門家に頼ってね」という言葉。この言葉は真に寄り添っているとは思えません。いざ心身が不安定な時は、自らSOSが出せず人に頼れない方が多いからです。

信頼関係のもと自信を持って人と人を繋げる仕組みづくりがしたい。だからこそ私は、専門家ひとりひとりを知り、その方の想いや力に触れ、発信したいのです。

<にこママガジン〜助産師100人の1歩>

産後のママたちが口をそろえて言います。
「退院したら、まるで野に放たれたよう」
これはどういう状況なのでしょうか・・・


産後の入院生活は平均5〜7日間ほど。

わが子が誕生して安堵したと思ったら、休む間もなく、赤ちゃんは本能のままにおなかが空いたと覚醒し始めます。

生後しばらくの赤ちゃんは、一度にたくさんの栄養が摂れないため、お母さんは寝る間もなくこまめな授乳を開始。

経腟分娩でも、帝王切開でも、身体のダメージは大きいものです。個人差はありますが、回復に2〜3か月を要します。

そんな中、疲労や睡眠不足を抱えて慣れない育児が始まるのです。

赤ちゃんが治療のため入院するなど、お産から退院までの経過もさまざま。予測しなかった状況に心がついていかないこともよくあります。

そして、基本的な育児手技を覚えたところで退院を迎えます。

「退院したら、まるで野に放たれたよう」

一見、環境がそうさせているようで強い不安を感じますが、医療者も野に放ちたいわけではありません。私自身も病院勤務していた頃は「この患者さん、お家に帰ったら大丈夫かな」と心配で手取り足取り懸命に指導していたものでした。

しかしながら、悩みごとは子どもの成長とともに日々変化します。私も地域活動に至るまでは、産後のご家族がどんなことで悩んでいるのか、本質的な部分は知りませんでした。

あの時伝え足りなかったことは、どんな時に人に頼る必要があるか、そして重要なのは頼り先を明示することだったと今になって思います。ただし、そこまで地域の事情を知っている医療者はどのくらいいるのでしょうか。

頼り先の見通しがよくなれば、点ではなく線の関わりができるようになる。

例えば、里帰り先の助産師へ情報の伝達ができたり、離れている場所からもオンラインで寄り添えたり、災害時協力ができたり…人の手で母子を継続的に見守ることが可能になります。

これからお産を迎える方へお伝えしたいこと

“ 産院は安全にわが子を迎える医療の場であり、暮らしよりの妊娠・育児生活にいつでも寄り添ってくれる場ではないということ ”

だからこそ、産前から暮らしに近い場所で頼れる存在を見つけてほしい。

nicomamaのご利用者の中には

・双子なので産後の育児がとにかく心配だから助産師とつながりたかった。
・夫が単身赴任中で産後をひとりで迎えるため助産師とつながっていたかった。

など、妊娠期から継続して利用される妊婦さんが増えています。

【 かかりつけ助産師を探すなら nicomama 】

「いつどんな場所で、どんな困りごとがあっても、誰しも必要な情報や手助けを得られる」
そして「人と人がつながり、安心が生まれる」

nicomamaに来たら、そんなことを感じてもらいたい。

Leo Lionniの作品 “スイミー”のように…1人1人の力や愛情で大きな一歩を踏み出せた時、今よりももっと見通しがよく、共助し合える社会になると信じています。

それがコンセプト『1人の100歩よりも100人の1歩』を掲げる理由なのです。

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