見出し画像

風乃音羽が記事を書く時に大切にしていることPART2

先日の記事の続きです。
PART1をまだお読みでない方は、ぜひそちらと合わせて読んでいただけると嬉しいです。

③著者と読者の関係性は?


私は、過去の仕事上、英会話教室やセミナー講師として、1対多数で、何かを伝えることが多かったのです。
だから、教壇など前に立って話すときは、出来るだけそこにいる人全員に私の声が届くように、例えば、一人一人と目線を合わせながら話すとか、声に強弱や抑揚をつけるとか、わざと間を開けて話すなどの工夫をしていました。
また、一方的に話すだけではなく、会話方式に質問を投げかけたり、反応を感じ取りながら、話を前に進めていました。
それでも、そこにいる全員に、私が伝えたいことが100%伝わるのは、到底不可能で、今日参加している人の半数の人が半分理解してくれたら良しとしよう思っていました。
そして、全部が伝わらなくても、今日をきっかけに、例えば英語学習が好きになる生徒さんが一人でもいたなら、また、何でも良いから人生を前向きに進める人が一人でもいたなら、その授業も、セミナーも成功だと考えていました。

そして、『書くこと』を始めたときに、自分が考えていることや伝えたいこと、はたまたストーリーを文字に起こし、読み手に届けるということを、鷹が上空から下の世界を見るように引きで見なければいけないと感じました。
その中で、ハッと気づいたことが、私が最も重要だと今も思っていることです。
それは、著者と読者の関係性なのです。
何といっても、読者は、何かを読むときは、必ず一人だということです。
私は、一人でも多くの人に私の記事を読んでもらいたいと思ってます。
すなわち、多数に向かって書いているわけです。
しかし、読者は、それを一人静かに読むわけですから、読者にとっては、一人の作家との出会いとなります。それはどんな世界的に有名な作家であってもです。
私自身、私の人生の中の大きな出会いと言える本との出会い、作家さんとの出会いがありました。
ご本人に会えなくても、その方の著作がご本人そのものだといっても過言ではないぐらいの影響力が著作にはありました。
だから、私は、一人で読んでくれているあなたをとても意識して書くことを決めました。

著者と作者の関係は、すなわち1対1だと結論づけて書き始めたのです。

④書く題材はどこから見つける?



1.まず、書く題材には旬がある



それは、私自身の中の旬です。
普段の生活の中でも、旅行などの特別なシチュエーションでも、ふと心が動くというか、とても気になることがある時は、その時の自分の素直な気持ちや考えをその場でコラムやエッセイにしたり、少なくともメモにします。
時間が過ぎればただ通り過ぎていく思考や想いは、その時だけのものなのに、それを文字に起こしておくことで、その時の自分の思考や想いが、まるでアルバムのように永遠に残るからです。
書くことの醍醐味はそこにもあるのです。

中学生の時、雪をテーマに書いた詩が京都新聞に掲載されたことがありました。
叔母がその切り抜きを残しておいてくれました。
最近、読み返すと、その詩は、思春期だからこそかけた詩だと思いました。
何だか青い頃の自分の何とも言えない気持ちを少し思い出してノスタルジーを感じました。
同時に、今なら同じ題材でも確実に違う表現をする年を積み重ねてきた私自身の変化と成長を確認出来た気もしました。

1年前に書いたものでさえ、「あの時そんな風に思って、こんな風に表現してたんだ。」と懐かしく思う時もあるし、時には、完全に忘れてしまってるようなコンテンツもあります。

だからこそ、今ここにある私の中の旬の題材を出来るだけ書き留めたいと思っています。

2.人の話をよく聞く


私は、誰かに個人的にインタビューをしたり、YouTubeなどで自分の好きなコンテンツを配信している人の話を聴き、その内容を広げたり、イメージを膨らませて、小説やファンタジーを書くことが多いです。
自分の経験したことのないことを経験したり、私が知らないことを知っている人の話はとても面白いです。
書く題材は、増える方がいいし、自分の経験や知っていることだけでは、イメージを膨らますにも限界があります。
特に自分と全く違うタイプの人や、自分よりも枠の外れている人、経験豊富な人の話の中には、たくさんの宝石のような輝くものを見出せます。
人の話を出来るだけ、自分のフィルターを通さずに、しっかり聞けばなおのことその宝石が浮き上がるように輝いて見えるので、記事にする時にそれらの宝石を自分の記事の中にどう散りばめようかと、ワクワクします。

3.時には、コンテストに応募する


私は、最近何個かの著作をコンテストに応募しました。
コンテストには、テーマの決まっているものと、完全に自由なものがあります。
このテーマが決まっているものをあえて選んで書いてみると、絞り出すようなイメージで私の中の奥にしまっていた物語が出てくることがあるのです。
わりと最近、あるコンテストに応募してみようと決めたものの、なかなかストーリーが思いつかない時がありました。
とにかく、まずは、プロットを書こうと思い、テーマや登場人物などを箇条書きでメモすることから始めて見ました。
そして、それだけして、その日眠りにつくと、夢の中で、私がメモにした登場人物たちが、はちゃめちゃではありますが、映画のようにストーリーの中で動き始めたのです。
目覚めた私は、それを忘れないように、メモをとり、その日のうちにあらすじと第一話を書き終えました。
書き出せれば、意外とその後の構想は膨らむものです。
第二話、第三話は一気に書くことが出来ました。

コンテストに出すと決める→コンテストテーマに沿って登場人物を書き出す→イメージが膨らむ→その登場人物を動かすイメージ→まずは第一話を書く→続きの構想が膨らむ

という順番で書く経験も、私を成長させてくれたと思います。



ここまでお読みくださってありがとうございました。
また、この表題について、書きたいことが出てきたら、新しい記事を書きたいと思います。

風乃音羽

よろしくお願いします。いただいたサポート費用はクリエイターとして、レベルアップするための活動に役立てるようにいたします。ありがとうございます🥰