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転機に気付け!風に乗れ! Vol.23 新たな道

実家の事業は、不動産賃貸だ。
ワンルームと2Kの部屋を賃貸している。
築27年のビル。

とにかく、父の遺した資料を読みつつ、経理のこと、税金のこと、管理のシステム、メンテナンスのこと、空室の広告のことなどやっていけば、徐々に分かって来た。
でも基本的な、不動産に関する法律の知識がない。

宅地建物についての法律などを勉強するために本を何冊か取り寄せた。
知っておいた方が良いことがたくさんあると思った。

どうせならということで、宅建の資格を取ろうと決めた。

久々に真剣に勉強しだしたのだけれど、初めはなかなか頭に入って来なかったのが正直なところだ。

焦った。
やっぱり、歳には勝てないのか?とも思った。

子どもの時、勉強は嫌いではなかった。

自分なりの記憶や理解の仕方を発見することが面白くさえ思っていた。

成績も、はっきり言って、かなり良かった。

だから、宅地建物取引法の本を読んだ時、あまりにも分からなさ過ぎて、ショックを受けた。

分からないまま読み進めていくと、なんとなく骨組みが見えてきた。

要は、無知な消費者が、悪徳宅建業者に、良くない土地を高値で売りつけられたり、分かってない売主や貸主が、不当に高値の媒介料を取られたりといった酷い目に遭わないための、消費者や一般地主を守る法律だということが分かった。

それが骨組みなら、よく読めば、「そりゃそうよね。」と思う内容しか書いてないことに気がついた。
言葉が難しいので、それを分かりやすい言葉にすげ替えて読むと、とても理解しやすくなった。

久々に勉強して、学習の仕方を忘れてしまってたのが、頭に入ってこない要因だっただけどだと分かった。

子どもや学生の頃の自分なりの勉強の仕方、
理解するためのコツ、覚え方を思い出した。

そうなると面白くなってきた。

なんでもそうだが、過去に得意だったことも続けていないことは、下手になってしまう。
ピアノの名手も、サッカーのプロも、10年何もさわらなければ、確実に忘れ去るテクニックや感覚があるはず。

ただ、昔思い切りやったことは、再開すれば、一からでは無いから、思い出す事が出来るし、ある部分はクセのように身についているから、初めてやることよりは、早く上達する。

もう一つ分かったことは、無理矢理にでも前に進めば、何らかの光が見えるということ。

そして、一つ手につけると次のことをやる気になる。

例えば、棚の1箇所が気になって整理を始めると、そこにある埃が気になり、拭き掃除をしたくなる。

その棚をきれいにすれば、その隣の棚も気になり整頓し、掃除したくなる。

棚がスッキリしたら、その隣にあるデスクが乱雑だと気づき、そこを整理整頓してしまう。

そしたら、最終部屋全体をきれいにしたくなる。

といった具合に、一つ手をつけたことがキッカケとなり、次々とやりたいことが増えていくというか、やる気が出るのが、人の性かも知れない。

わたしは、実家の事業を継いだことで、税金や法律のことを何となく知り、知的探求欲が出てきた。
だから、宅地建物取引についての勉強を始め、その資格を取ることを志し、
資格を取るなら、宅建業者としての事業もこの数年以内に始めようという気になっている。

例えば一年前に、そんなことを自分がするとは、想像の外だった。

思いもかけないことが人生には何度となく起こるが、その時、自分がどう動くかで、この三次元では、結果が変わっていく。

意図して変わることもあれば、意図していなかったけれど、変わることもある。
わたしの場合、父の突然の死により与えられた環境下で、流れるまま必要で動いていた時に、自分にとっての大きなチャンスを見つけることが出来たように思う。

とにかく、何か一手を暗闇に向かってでも投じてみた時に、そこには、確実に道があることをまたもや経験させてもらった。

そして、回転し始めた運命は止まることを知らない。
わたしは、次々に、やってみようと思うことを実動に移して行った。

それらの話も、また追々していこう。

わたしは今、事実上、この三次元の世界で、風の時代に突入した事を自覚している。



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