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妹〜心のままに、思いきりやる

今日は妹の誕生日パーティーでした。
誕生日パーティーと言っても、普通の誕生日パーティーではありません。
彼女のやりたいことを全てやり尽くすために、自作自演の大パーティーです。

少し、妹のことを語りたいと思います。
彼女は、小さい頃から、少し変わっていました。
外見的には、手前味噌ですが、美人です。小さい頃から、とても可愛かったです。
やりたいこと、やりたくないこと、好きなこと、嫌いなことがはっきりしすぎていました。
私の家族は、私も含めて、全員そうですが、それが飛び抜けていました。

例えば、幼稚園でも、夢中で一人遊びしている時、「一緒にあそぼ!」と誘われても、「今は、一緒に遊ばない!」の一言で、自分の手を止めることはありません。
先生に告げ口されて、「お友達と仲良くね。」と言われても、なぜ?と言わんばかりの目で先生を見返して、やはり自分のやりたいことをやり続けるのです。

小学校低学年の時、エレクトーンを習っていて、夢中に練習していた理由は、YAMAHA主催のエレクトーンコンクールで優勝したかったから。
絶対勝ちたい、勝てると思っていた彼女は、その日入賞は出来たものの優勝を逃しました。悔し泣きは、かっこ悪いからしたくない彼女は、泣く代わりにその夜高熱を出したのです。

ある時は、塾に行ってみたいと言い出したので入学したものの嫌で仕方なくなった彼女は、部屋中に『塾大嫌い!』と書いたメモを貼り出したのです。それが2〜3日続いた後、そのメモを集めて、庭で燃やしている姿を見かけた母親は、慌てて塾を退会させました。

小学校6年生の頃、芸能人になりたくて、オーデションを受け、受かった上に、ティーンズの雑誌にも取り上げられましたが、心配する母の反対で諦めることになりました。
その後、母とあまり口を聞かなくなりました。

妹のこの時の想いが、ある意味今の彼女を作り上げたのかもしれません。
いくつかの仕事やビジネスを経験した後、彼女は、女性のためのブラッシュアップスクールを立ち上げました。
さらにそれを進化させて、ウォーキングやパフォーマンスのレッスンをしたり、それをお披露目するパーティーやコンテストの企画をするような会社をスタートしました。
これが、当たったわけです。というのは、彼女のように、舞台に上がりたい!輝きたい!と思っている女性が、バブル期に20代だった女性にたくさんいたのです。
現在50代の女性たちです。
子育てもほぼ終了し、次は自分自身が再び輝ける場を探している女性たちがたくさんいるのです。
音楽やダンスのプロではなくても、モデルでもなくても舞台に上がりたいという女性が通える習い事です。

私も驚くほど、生徒さんが集まっていますが、なぜそのようになったかというと、ひとえに妹のやりたいと思うことを盛り込んだ内容を提供しているからです。
「舞台に上がって、輝きたい!」これこそがその想いで、その思いを持つ女性が集まったわけです。

妹は、今日ちょうど半世紀の誕生日に、自分のやりたいことを全てぶっ込んだ一大スペクタクルショーを自分で企画し、集客し、200人の前で、自分のやりたいパフォーマンスをやりました。
オープニングは、和装で殺陣のパフォーマンス。
そして、昨年から習い出したヴァイオリンをプロの方と一緒にトリオ演奏。
プロダンサーである姪っ子(つまり私の娘)を従えて、自身は歌い姪っ子に踊らせたツーマンショー。
最後は、宝塚歌劇団のOGの方とベルサイユの薔薇のソング&ダンス。

これぞ自作自演の究極を見せてくれました。
もちろんパフォーマンスのレベルも高く相当練習したと思いますが、なんと言っても楽しそうでした。
私も母も叔母も友達も、見ていて笑みが込み上るほどに楽しかったです。
私の主人も来ていて、こんな風に言っていました。
「今日は楽しかったなあ。
ある意味すごいやつやな。普通は、年齢とか、人の目とか、色々気にして、やりたくてもやれない人が大半なこの世の中で、しかもプロの歌手でもダンサーでもないのにこれだけの人を巻き込んで集客して、一番自分が気持ちいい状態で、やりきったあいつは凄いな。」

自分の心のままに、思い切り何かをやった時、その周りには、賛同者が必ず集まり、最高のスパイラルが出来ることを見せてくれました。

自分が一番楽しく心地よいというエネルギーでいる時、周りも同様に楽しく心地よくなるのです。






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