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夢を追い続けること

小さい頃は「将来の夢」って言葉をよく使っていた。
保育園の頃はプリキュアになりたかったりアンパンマンになりたかったり、プロ野球の試合の間に球場に出てくるチアリーダーになりたかったり…毎日のように将来の夢が変わっていた。

小学生の頃から将来の夢が長い間同じものになるようになった気がする。


無数にあった将来の夢がいつからか現実を見れるようになり、数個に絞られていく。
これって人類のほとんどがそうだと思う。

現実を見れるようになると安定した職業に就きたいと思う人が多い。毎日同じような事を繰り返すと毎月安定した給料がもらえる仕事。

私は両親が公務員ということもあり、男女関係なく同じお給料が安定してもらえる公務員になりたいと自然に思っていた。教員免許を取りたくて大学に通っているけど、勉強しているうちに本当に私はこの仕事でいいのかって不安になることもある。



毎日同じようなことばっかりしててもきっと楽しくないんだろうなと感じる。

だけど、大学を選ぶ時にその道に進むことを決めてしまったから私は一旦教員になるんだろうな。
他にやりたいことがある訳でもないし。。
大学に入学した時点である程度将来が見えて、このまま無事に卒業して就職したら良くも悪くも、だいたいどれくらい稼げるのかまで分かる。

多分日本に住んでいたら、だいたいこんな感じでみんなが自分の将来をなんとなく想像できる。



そんな中、自分でも見えない未来に期待をして、夢を追い続けることが出来る素敵な仕事があることに気がついた。お笑い芸人という職業だ。


ここでは吉本興業に所属している若手芸人の中で選ばれた人しか立つことができない、神保町よしもと漫才劇場に所属している芸人さんたちを例に出させていただく。


彼らの中にはメディア露出をしている芸人さんもいるが、ほとんどがメディア露出が頻繁にある訳ではなく、劇場でやっているお笑いライブに出たり、YouTubeに動画を載せたりして生活をしている。


毎月決まった額のお給料ではなく出たライブの本数や種類などによって毎月お給料が決まるらしい。


私が見ている若手芸人さんの姿は舞台でネタをしている姿がほとんどだから、とても輝いて見える。


これは笑わせる側に立ったことがない一般視聴者の意見だけど、お笑いライブは毎回同じことが起こるわけではないから、たくさん出演しててもそこまで飽きることが無さそう。


ライブ中に芸人さんが心の底から笑ってる姿や、芸人さん同士で飲みに行ったり、出かけたりしている姿をSNSを通じて見ると、大人になってもずっと青春してる感じがすごく羨ましい。

ファンに見えないところで必死にネタを考えたり、練習したり苦しい時もあると思うけど、私たちにはそんな姿を一切見せずに、お客さんを笑わせてる姿はかっこよすぎる。

まず、仕事内容が『人を笑わせること』って時点でかっこよくてすごく素敵な職業。


こんなに素敵で楽しそうなお仕事だけど、なれる人は限られてる。芸人さんはよく「芸人なんて誰でもなれる」って言うけど、自分でも将来どうなるのか予想ができないのに、"お笑い芸人になろう" って決めることは人生においてかなり大きな決断だと思う。この大きな決断をする勇気と力がないとお笑い芸人にはなれない。


仕事で舞台に立って人を笑わせて、仕事中でもたくさん笑えて、自分たちでもいつから人気が出るのかはっきりと分からないのに、いつか来るその日に向かって夢を追い続けるお笑い芸人という職業はすごく素敵だ。


そして夢を追い続けている姿を劇場などで見せていただけて、微力ながらに応援させてもらえてることが私はすごく嬉しい。
これからもその姿をたくさん見れたらいいなって思ってる。



頑張ってるお笑い芸人さん全員が報われる世の中になりますように。。。

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