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生理の話。

結構踏み込んで書きましたので、興味のない方や生々しい話が苦手な方はどうぞスルーしてくださいね。

およそ25日周期で生理が来る。生理に人格があるわけではないので、「来る」というのもよく考えたら変な話なのだけど、その表現になんら違和を感じないくらいには、生理によるホルモンバランスの変化は私の人格の現れ方に影響を及ぼしている、と思う。

生理には、エストロゲンと、プロゲステロンという2つのホルモンが大きく関係している、らしい。エストロゲンはよくわからないけど、私の場合どうやらプロゲステロンの影響はとても強烈(主観です)で、「プロゲさん」と擬人化してお付き合いすることにしている。

プロゲさんが憑依している間は、体のむくみや眠気、偏頭痛など様々な不調が現れる。そして、どんなささいなことにも、いちいち絶望させようとしてくる。作ったミートローフがぱさぱさだったというだけのことで、悲しくて泣きじゃくったこともあるし、うまくいかないことを「そんな日もあるよねー」と流せなくなる。明け方完全に目が覚める前から、不安な気持ちになり「きっとうまくいかないんじゃないか」と、その日一日のスケジュールを悲観的に捉えがちになる。口の中が乾いてざらつく感じがあり、なにか食べていないと落ち着かなくなったり、自罰的な食べ方をしたりする。作業の途中で急に電池が切れるので、「いっちょ、がんばりますか!」というモードになりにくい。

症状の重い人たちと話をすると、「月のうちほんとに体調がいいのはよくて4分の1くらい」という部分で共感することが多い。生理が来ている期間そのものの負担も、もちろん人によってはとても重いし、「生理の辛さ」は割とその期間に着目されがちなのだけど、こういったPMS・PMDDと呼ばれる症状は、月によって現れ方が違うこともあり、仕事や家事、育児との調整がとても複雑で難しい。

そして、生理が終わってからの数日間、自分でも驚くほどの「凪」の時間が訪れる。食欲の「コントロール」が、効くとか効かないとかいったりするが、そう自律的なものでもないような気がしている。
どちらかというと、なんか仕事とかゲームとか他のことをしていて、「食べる」という行為のためにその行動を止めるのがめんどくさい、という感覚。依存から抜けるというのは、こういう感じなのだろう。おぼれてたけど、ふと気が付いたら回りの水が引いていて、ちゃんと地面に立てている、という感じ。

職場の仲間からは「牛島A」「牛島B」がいるんじゃないかと思うくらい調子がいいときと悪いときが違う、といわれてなんだか申し訳ない気持ちにもなっていた。

そんなこんなで、かかりつけの婦人科の先生と相談した結果、月経困難症の治療として低用量ピルを試していくことになった。ここではその経過も備忘録として残しておこうと思う。

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