【日本のみんなに伝えたいこと】No.5

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イタリアに住んでいるいち日本人の気持ちです。日本のみんなに届きますように!!🙏

私達の自宅待機(行動制限)は5週間を過ぎ、37日目に入りました。救急車のサイレンは一日平均10回以上です。でも、私達は相変わらず元気です。
ずっと家にいることのストレスは、ないわけがないです。でも、もうここまで来たら修行僧のように、悟りを開きつつあります。この経験を通して、いろんなかけがえの無い気づきもありました。これは、また次回書きます。

こちらの動画
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3633258260049768&id=1040040012704952
は、現在の空っぽになったミラノの街です。ミラノは私にとって、イタリアに移住して来てからの思い出がいっぱい詰まった、大好きな街です。素敵な友達や先生、生徒さんとの出会い、日本や各国から来てくれた友達との観光、美味しいご飯、お酒、笑顔、ただ歩くということ、全ての小さな日常が、今は日常じゃなくなってしまった。動画を見ながら涙が溢れて、止まらなくなった。みんなも、これが自分の街だったらって、考えてみてほしい。
こんな風に街が空っぽになるなんて、誰も想像もしていなかった。でも、これが現実。そして、それをどうにかする術が、私達にはない。
グーグルで調べれば?Amazonで買えば?誰かに頼めば?
そんなんで解決されない。ウイルスの脅威は、私達人間のテクノロジーも医療も全てを上回る力で襲ってきていて、人間は本当に無力なんだと途方に暮れそうになる。
いつ終わるのか分からないこの悲劇を前に、本当にどうしていいか分からない不安で押しつぶされそうになる。
でも、それでも現場で必死で休まずに戦ってくれている医療関係者の人がいる。警察や軍のコントロールを毎日してくれている人がいる。スーパーの人、薬局の人も働いてくれている。デリバリーのご飯を運んでくれる人がいる。情報を伝えるためにメディアの人は常に最前線で伝えてくれている。
もう感謝しかない。何も出来ない自分に唯一出来ることは、「希望を失わずに、家でいること。感染を止めること。」
こんなにも、見えない何かに脅かされ、見えない何かを信じるしかない瞬間は、私の人生で初めてだし、多分今を生きる人々にとって初めてだと思う。こんな気持ちが、きっと人類に宗教というものをもたらしたんだろうな、と無宗教なりに考えたりもする。

元ベニスの市長さんの言葉で、
「今は政治がどうこうじゃない、お互いを批判したり、足を引っ張る時じゃない。命を守る、国を守るために一つになろう。この全てが終わった時にしっかりと議論しようではないか」と。
日本も、「経済、お金、娯楽>人の命、医療」このままでいいのか、一人ひとりが考え直してみてほしい。イタリアの二の舞になって欲しくないから。日本には、まだ選択する余地があるはず。ウイルスを甘く見ないで。
一人ひとりの行動が、感染拡大を遅らせることにも、速めることにもつながるということ、忘れないでください🙏

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