【日本のみんなに伝えたいこと】No.6

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日本ではお花見シーズン、春休みで、いまだに出かけられてるみたいですが、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
桜って、来年も咲きますよね?
桜を見なかったら、死にますか?
今行かなかったら命に関わる飲み会ってありますか?今行かなかったら命に関わるパチンコってありますか?
大事な人達が死んでしまう可能性や重症化してしまう可能性があっても、それでもいいですか?
あなたの家の周りで、救急車のサイレンが毎日10回以上聞こえて、1万人以上の命が亡くなっていても、それでも遊びに行きますか?

私だって日本人なので、お花見が大事な文化であり、イベントなのは知っています。でも、イタリア人もフランス人もスペイン人も、今ハグをしない、キスをしない、大好きな文化を全て諦めて生活しています。
日本人は、じゃあ1万人死ぬまでは、お花見に行くんですか?そんな命より大事なイベント、外出ってありますか?

イタリアは、制御に失敗しました。
ウイルスの感染力がこんなにも強くて、こんなにも医療にダメージを与え、人の命を奪っていくとは、想像もしていませんでした。

ただ、皆さんに伝えたいのは、イタリアが日本と同じくらいの感染者数だった時、イタリアの感染は北イタリアに限られていました。なので、北イタリアだけのロックダウンが行われていました。
日本は、同じ時点で、すでに全国に感染が広がっていますよね。アウトブレイクが起きた時の危険は、イタリアよりも広範囲になるのではないかと、私は想像しています。

イタリアの失敗は、ロックダウンが決定される前の2週間に、外出を控えることが出来ず、事の重大さを理解できていない人があまりに多かったことです。
アウトブレイクは、その油断した状態の約2週間後にやってきました。私は、それをミラノの街中で見てきて、体験してきたので、人々の気の緩みがいかにこのアウトブレイクに影響しているかを知っています。感染症については専門家じゃないけど、市民としてこの拡大をずっと見てきました。

日本は、たしかに死者も少なく抑えられいるかも知れない。でも、それは皆さんの行動制限や、意識を持った行動のおかげです。それを止めてしまったら、イタリアの二の舞です。
だから、今止めないで下さい。
2週間後に、医療機関の方は、たくさんの命を救えずに涙をのむことになると思います。ご家族や知り合いが苦しむ方も出てくると思います。
私の友達のお父さんも感染してしまいました。私の友達のおばさんも感染してしまいました。
私の友達の同僚も感染してしまいました。

こうなってからでは遅いんです。こうならないために、自主的でもいいです。
行動制限、外出を控える、人との距離を1メートル、手洗い、マスク着用、高齢者とは出来る限り会わない、友達や同僚との飲み会、イベントはコロナが落ち着いてからにしましょう。

友達が元気でいてくれないと、飲み会も出来ないわけですから💔😢