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【第3話】奇跡の入社!雑用係から全国営業TOP3へ

奇跡が起こり、
専門学校を卒業した私は某大手旅行会社で働いていました。

なんと過去に一度も専門卒を採用した事がない大手企業が私を拾ってくれたのです。

まさに奇跡‥‥(´°ω°`)
私‥持ってる!!!w

奇跡はこれだけにとどまらず
この後にも次々と起こるのでした!


【私の憧れ、キャリアウーマン!】


私は"デキル女"になりたかったのです!
タイトスーツをピシッ!と着こなし、
営業でバンバン契約を取りまくる!

でも現実は営業に出ることはできずに毎日雑用
お茶汲み、シュレッダー、書類のコピー
まさに雑用のオンパレード!

それでも腐らず笑顔と元気いっぱいの返事と挨拶!

与えられた仕事には全力投球!
雑用と言えどもスピード重視!!

光の速さで仕事をこなし、
上司の3歩後ろを歩く。
そして相手の3手先を読む気遣いと心配り!

私は営業に出ることを全く諦めてなかったのです。

生意気な小娘の活きの良さを会社の人達も徐々に認めてくれていったのでした。とはいえ現実は‥何も変わりません。

雑用係は同期の中でただ1人・・・。

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( どうして私だけ‥‥⁇ )

目にまとまらぬ光速雑用!
明るく元気に生意気にー!!

仕事はしっかり頑張りながら
私は上司にずっと「営業に立ちたい!」と言い続けていました。

そんなある日、
私は上司から呼び出しを受けました。

( なにか悪いことしたのかなぁ‥⁇ )

そう!
呼び出されると悪いことしかなかった私の人生‥。
やっぱりそうでした!


「お前を営業に出すことはできない!」


希望の営業に行かせてもらえなかった理由がここで明らかになったのです。

「大卒じゃないと営業に出る資格はない!」

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( どうして私だけ‥‥。。 )


上司も本当はこんなことを言いたくなかったはず。
しかしコレが現実だったのです。

「それでも諦めずに頑張ってほしい」
上司は優しく諭すように言ってくれました。

私の行く手を社会の大きな壁が阻んだのでした。
日本社会の厳しさを痛感した瞬間。

(もう、、いったい何を頑張ればいいの⁇)

腐りそうな自分にムチを打ち、元気いっぱいの返事と挨拶!
そして光速雑用をやり続けた私。

あれから1年。
またあの上司から呼び出し!
あの時と同じ会議室で私はビクビク。

( 今度はクビか‥⁇ )

立ち尽くす私に上司は言いました。


「営業やってみないか⁇」

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「ぶっちゃけ前代未聞のレアなケース!
 絶対途中で弱音吐くなよ!」

これが上司の指令でした。

最初、私は何が起きているのか分かりませんでした。徐々にことの顛末を理解していき、同時に明るい未来への扉が開いたような気がしたのです。驚きと喜びが交互に押し寄せるような感情の中で気づけば私の頬を涙が伝っていました。


( やったぁぁぁぁぁぁぁーッ!!! )


心の中でガッツポーズ!
いや‥本当にしていたかもしれないw

ついに夢が叶った私!
営業職に選ばれた私!!
やっと認められた私!!!

営業で1番になる!
そう心に誓う私がいました。

ついに幕を開けた営業人生!
1に行動、2に行動、3・4はなくて5に行動!

猪突猛進!猪突猛進ッ!!!

人の10倍のスピードで仕事をこなし、家に帰ると観光スポットの地理や歴史、旅行に関する法律まで寝る間も惜しんで勉強勉強ーッ!!

あっという間の一年が過ぎ。
再び上司からの呼び出し!

(次こそ褒められるのか⁇)


「おめでとう!お前が全国TOP3だ!」


日本有数の大手旅行会社で、
TOP3に入り『社長賞』まで頂くことが出来たのです。人生で初めて社会に認められたのです。

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( やったぁぁぁぁぁぁぁーッ!!! )


心の中でガッツポーズ!
いや‥本当にしてたかもしれないw

嬉しさで一杯の私。
そして頂いたトロフィーを一番に見せたい人が‥そう、父です!
そのまま5時間掛けて実家へひとっ飛び!

誰よりも父に見てもらいたかった!
初めて認められた私を!
ニュージーランドが私のきっかけとなり、同じ経験をし、私が密かな憧れを抱いていた父にトロフィーを見てもらいたい!

その為に私は遠く実家まで帰ったのです。
久しぶりの再会。そして父は一言。


「お前の会社、大丈夫か?」


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絶対にクソ親父を超えてやる!
これが今の野望です!w

しかし、その数ヶ月後
私の頑張りを嘲笑うかのような出来事が起きるのです。

事件はボーナスの日に起こりました!
サラリーマンの誰もが楽しみな日。
私は社長賞を頂いた女です。

もちろんボーナスは楽しみでした。
営業は成績が反映されることを先輩から聞いていたので、人一倍ボーナスには期待していました。

私のイメージはプラス数十万円!
仲間内でも私のボーナスの額は話題になり盛り上がりを見せていました。

私は全国TOP3の女です!
私は社長賞を頂いた女です!

私のボーナスはみんなの注目の的でした。

ところが、
ボーナス明細を見た瞬間、一同沈黙ッ!!!

私は全国TOP3の女!
私は社長賞を頂いた女!!


【私のボーナスは‥‥                                
     同期と変わらなかったのです。】


わずか数万円‥。

衝撃の結果に言葉を失うみんな。。

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営業に立てなかった、
ボーナスもそうか、
全てに共通の理由があったのです。


【学歴の壁!】


一流国立大卒や有名私立大卒の同期。
専門学校卒の私。

努力と気合と根性で前へ進んできた私。
でも、どうしても超えられない壁を感じたのです。

( どうしたら良いんだろう。。。 )

しかし、どうしようもないことを自分では理解していました。

その後もずっと‥。
私は優秀な成績を上げ続けたけど報酬には反映されませんでした。
しかし、同期たちの収入は右肩上がりで日を追う毎にその差は開いていったのです‥成績は私より下なのに。

見えない壁、
超えられない壁、、
これが社会の壁なのか、、、

そんな時、私の所へネットワークビジネスの話がやってきたのです。


[第4話]をこのまま読む


[第1話]人生を変えた憧れとコンプレックス
[第2話]希望への旅立ち、そして突然の強制帰国!
[第3話]奇跡の入社!雑用係から全国営業TOP3へ!
[第4話]イヤイヤ始めたネットワークビジネスでタイトル獲った私
[最終話]ネットワークビジネスで月収100万円稼いで失ったもの

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