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【最終話】ネットワークビジネスで月収100万円稼いで失ったもの

結婚と出産を経験してネットワークビジネスから距離をおいていた頃、
魅惑的な話が私のもとにやってきたのです。

『 THE NETWORK BUSINESS !!!!』
〜 消耗品から耐久材へ 〜w

ある日、以前にビジネスを通じて知り合った女性社長と会っていました。
その社長は補正下着を扱う某ネットワークで大きな成果をあげており、私とは1年ぶりの再会だったのです。

そして、女社長は同席していた女性を指さして
発した一言に私は衝撃を受けました。

「この子、去年1年で1500万円稼いだのよ!」

女性社長が指した女性の方とは1年前にも会っていました。
当時はビジネス初心者だったこの方が最高タイトルを獲得し、実際に収入を得ていたのです。

見た目からはお世辞にも仕事が出来るようには見えない彼女、
バリバリ猛獣系な私とは正反対の、
大人しそうで地味(失礼!)

( 本当に、この人が‥!? )
( 私‥この人に負けてるの!?)

私いったい何やっていたのだろう!

いつもそう!
努力して実績もあげてるのに、 
収入には繋がらない。

旅行代理店で社会の壁を痛感し、
ネットワークビジネスの世界へ飛び込んだ私。
タイトルは獲ったけど収入にはならなかった。

( でも…この社長となら私にも出来るんじゃないか! )

家族も子供もいる。
新たなビジネスに挑戦したい思いと同時に、
心の中に葛藤が生まれたのも事実。

でも、今度こそ!!
この地味な女性に出来て私に出来ないはずがない!

そう、私は全国TOP3の女!
そう、私は社長賞を獲った女!!
でも、給料が上がらなかった女ーッ!!!w

そうして私の心に火がついたのです。

人は1年で変われる!
そう信じて私はチャレンジすることに決めたのです。
日用品から耐久消費財へ。
女性社長の下で補正下着のネットワークビジネスを始めることとなったのです。

とても素直な私は、
社長の言葉すべてに『YES!』
言われるがまま素直に行動!

『成功者のマネをしろ!』

はい!やります!
マネでもなんでも!!

鍋デモ職人から
下着モデルへ華麗なる転身!w

やってることは、
自分が耐久下着を着て見せて、
相手に試着するよう勧め勧誘する。

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女性社長からはお辞儀の仕方に始まり
クロージングの取り方までビジネスの全てを学びました。

『成功者のマネをしろ!』
『全てを捨てたら全てが手に入る!』
『子供の成長はいつでも見れる!』

そう実は私、子供の学芸会や運動会に一度も行った事がないのです‥(泣)

素直な私はすべてを捨てて、走り続けた。
子供の少しの変化に感動の涙を流す感動しいの私。
子供の傍で成長を見守りたい、
その思いは胸に閉じ込め、走り続けた。

辛い‥でも我慢‼︎
苦しい‥でも我慢‥!!

今だけ‥‼︎
今だけ頑張れば全てが手に入る!!

私は全てを捨てて、
ビジネスに邁進しました。

そして半年後には月収100万円っ!!!

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脅威のスピードで最高タイトルにも手を掛け、
仲間からは羨望の眼差しと祝福の嵐。

「チカちゃん、おめでとう!」

あ‥アレ‥??
なんかコレ前にも聞いたゾw
そう!私は何度も同じことを繰り返す女なのです。

また気づいたのです!
貯金が減っているw
また貯金が減っているんですッ!!!泣

今までに手にしたことのない収入を得ているのに何故か減っている銀行残高。
また活動には莫大な経費が掛かっていたのです。
アポ代、交通費、セミナー、アフター代‥。

タイトルを獲得し、月収は100万円越え!
私の人生が変わり始めたと思った瞬間、
ある事に気付いたのです。

オニのように時間を使い!
オニのような収入を得ながら!!
オニのような経費を使い続ける!!!

それに1度100万円の収入を手にしたところで、
翌月の収入が保証されてるわけではありません。
新規を獲得できなければ収入は激減。
権利収入を求め不安定な日々を過ごしていました。

毎月の様に上がり下がりを繰り返す給与明細を見ながら、
私の気持ちも急上昇と急降下を繰り返す。

私の心は葛藤していたのです。

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( いったい何の為にやっているんだろう‥⁇ )

グループは200名を超えて、
もう立ち止まることは出来ない。
私にはついて来てくれている仲間もいる。

小さな子供達を家に残しながら、
成功者のマネをして全てを捨ててビジネスに取り組んだ。
タイトルを手にして、求めていた収入を得ることも出来た。

それなのに…、
ビジネスを始めて1年。
得たものは一体なんなんだろう?

私には見つけることが出来ませんでした。

そんな日々を過ごしながら小さな歪みは徐々に大きくなり
売り上げの低下やグループメンバーの離脱という
目に見える形で現れるようになったのです。

そんな時、社長に呼び出されました。
待っていたのは罵詈雑言の嵐!


『あなたはズレている!』


そう言われたのです。
社長の言うこと全てに「YES」と答えてきた私に。
社長に言われるがまま、全てを捨てマネをしてきた私に。

収入を得て、タイトルを取り
実績あるリーダーとして認められている私のことを。
社長と呼ばれ師匠と信じてきたその人が
私を否定したのです。

自由を求めて始めたビジネス。
やったらやった分だけ収入につながると信じた。
学歴の壁がなく権利収入を得られると信じた。
子育てしながら出来ると信じた。
人生の成功を勝ち取れると信じた。
そう信じていたネットワークビジネスの世界。

すべてを捨てれば
すべてを手に出来る。
そう信じていた。

現実は違った。
全てが逆だったのです!

収入を取っても崇められても、
ズレてる!と罵倒され、
子供を放ったらかしでやれと言われ、
収入は不安定で権利収入には程遠い。
お金を稼いでも、口座残高は減っていく。

自由も子供もお金も、
全てを得られると思っていた。
でも全てが逆だった。

やっと気づき始めたのです。

子供の運動会にも生活発表会にも参列できず、
絶えずセミナー漬けの毎日。
一緒に過ごした時間は少なく、
子供との思い出は写真だけです。

しかも、セミナーへはジーンズにTシャツで
自分らしい服装で行けるわけでもなく、
ドレスコードを指定されてお高い格好をしてこいと言われる。

本当は子供の運動会に行きたかった。
本当は家で子供と過ごしたかった。
もっと子供との時間を大切にしたかった。

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「子供の運動会なんて!!
 ビジネスチャンスは"今"しかないのよ!」

ビジネスチャンスなんていくらでもある!
子供のこの瞬間はこの時しかないのに、
当時の私はそれにも気付けなかったのです。
今振り返れば‥子供達には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

私はビジネスと子育てに葛藤するママさんに言いたい!

子供のこの瞬間は"今"しかない!
ビジネスチャンスなんていくらでもあるんです。

ビジネスが最優先だなんて‥これは全く逆なんですよ!

「ビジネスチャンスは今しかない!」
そう言われて、そう信じたあの頃。
今思えば洗脳されていたのかもしれない。

グループのみんなのためだと奮起し、
全てを捨ててビジネスに邁進していました。

何度も何度も「将来のために!」と呪文のように繰り返し‥。

前に前に!
前にしかいけないんだと思い進んでいったのです。

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ある日、私は我に返る事件が起こりました。

私の耳に届いた社長の一言。

「子育てなんていつでも出来る!!
 ビジネスチャンスは"今"しかないのよ‼️」

社長はグループの若いママさんにむけてこう言い放ったのです。

もう辞めて!
もうダメだ!
ママさん達に私と同じ思いをして欲しくない!

ビジネスチャンスなんていつでもある。
そう、子供のその日は2度と帰ってこないのです。

家族より大切なものは世の中にない!
ビジネスが家族より大切なわけはない!

明確にその事に気付いた瞬間でした。

子供の初めては全て一度しかないのです。
"今"その瞬間しかないのです!

お友達との楽しかった事。
保育園で辛かった事、悲しかった事。
その一度しかない瞬間に私は一度もいたことはなかったのです。

リビングの真ん中で、疲れて寝ている子供を見た時に。

(なんて事をしてしまったのだろう、、)

こぼれそうなほど大粒の涙が溢れて来ました。
もう辞めよう、そう決めた瞬間でした。

話は変わりますが、
記事を読んでくれているあなたに質問をさせて下さい。

『あなたはお金も時間も何の制限もなく、
 なんでも願いが叶うとしたら何がしたいですか⁇』

答えは見つかりましたか??
私の答えはこうです。

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『もう一度子育てをしたい。
 もう一度ゼロから関わりたい!』

迷うことなくこう願います。

いつか読んだことのある雑誌で年収数十億を稼ぐ50代女社長もこの質問に対して同じことを答えていました。

過去に読んだときは分からなかったのですが、
今ではその言葉が心に沁みます。

私が家族の為と思って、
家族の為なんだと言われ続けて頑張って来たことは、
全てが家族を犠牲にしてきたことだったのです。

違和感を何も変えることが出来ず、
どれほど売上を伸ばしても不安を消えない。

ネットワークビジネスの上位1%でも平均月収は10万円をきるそうです。
私は業界上位0.1%の中に入り、その裏側をみてきたのです。

私はずっと苦しんでいました。
何も決断できずにいた私だったのです。
私はずっと悩んでいました。

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「ネットワークビジネスに未来はない!」


ある経営者にこう言われました。
なんとその人は業界で大成功を納めたトップリーダーの1人だったのです。

その人との出会いはまたの機会に話すとして、
とにかく私は話の内容に衝撃を受けました!

○業界は1995年3.6兆円の売り上げをピークに現在は1.6兆円規模までマーケットが縮小していること
○ビジネスの一年継続率5%以下で3人以上紹介出来るのは全体の3%、つまりは権利収入を得ることは非現実的であること
○業界で実績のある人ですら素人であり、人材を育成できるノウハウとシステムを構築している人が皆無であること。

驚きと納得の連続でした。
そしてある事に気づいたのです。

今の時代ネットを活用すれば、
勧誘せずともネットでコストを掛けずいくらでもビジネスができる。
自分が提供するサービスを喜んでくれる人をネットで出会うことが出来るのです。

ただ‥今まで私はそんな世界を見た事がなかった。
全てが私の常識を覆すようなことばかり。

全てが逆だった。
全てが衝撃だった。
全てが間違いだった。


【あなたは考えた事がありますか⁇】


あなたが信じていたものが全て嘘だったり
やってる事が全て逆だったとしたら‥
でも、それを私は体験したのです。

製品が良いとか安いとか、
商品があるもの無いもの、
多種多様なビジネスが存在しますが、
結局のところ扱う商品が違えど会社が違えど詰まるところ課題は同じで、
ビジネスにおいて大切なものは他にあるのです。

業界の上位0.1%に入り、
裏側を体験して私が気づいたことがあります。
ネットワークビジネスでもタイトルを取った私が、
表彰台に立って憧れの眼差しを受けていた私が、
なぜ成功できなかったのか、
全ての秘密をお教えします。

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[第2話]希望への旅立ち、そして突然の強制帰国!
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