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2023.4

出来事
・ 相手に自分の気持ちを伝えようとすると私はいつも泣いてしまう。
かしこまって敬語を使わなきゃいけない時とかは特に。先日上司と面談した時もそうだった。
恥ずかしいし悔しい、涙に気を取られて言いたかったことも言えなかった。その時、上司に言われたことがある。"今は辛くてしんどいかもだけど自分にもそんな時があった、今の時間は無駄じゃないよ"って。いやなんでお前に言われなきゃいけないんだ、今が辛くてしんどいから訴えているのに。
無駄じゃないかを決めるのは私だ。会社という組織に何度も嫌気がさしているけど、結構我慢の限界。でも明日も働かなきゃ、頑張れわたし明日はいい日だ。
・初めて好きになった海外のバンドのライブに行った。大阪京都旅行に行った。大好きな韓国ブランドが東京でポップアップをやるから仕事終わりに駆け込んだ。仕事は嫌なことや憂鬱なことがたくさんだけど、週末のためにわたしは生きているんだなあと改めて実感。

そんなこんなで家に帰れば即就寝……週末は遊び呆けていたので、さまざまなエンタメに手付かずで数は少なめ………


『愛だといって』

ディズニー+


 めそめそする程弱っていたあの時、このドラマを夜 布団の中で思い出すだけで目に水分の膜が張っていた。
 恥ずかしいけど他者から そして自分から自分への愛情不足による弱り。精神的にも体力的にも辛かった、でもこの作品に私は労われ、軽やかには程遠いけどなんとか毎朝起き上がって日常をこなせていた。使い慣れて肌に馴染むタオルケットのような、いつでもそばにあって欲しい作品です。
1話から知っている感情を見つけてその時を思い出し苦しくなった。嫌な予感がするときのゾワゾワ感。過去の出来事とか色々恥ずかしくて夜に1人、布団の中で涙を拭ったこと。臆病で無能な自分だからするのかと思ってた。けどなんでもない普段よく通る道ですれ違う人たちにもそんな瞬間が生きてればあるのかもしれない。なんでかな、慰められている。

 なんでも持っているように見えて孤独なドンジン。とっつきにくく無愛想だけど親しくなればお節介で情に深いウジュ。みんなが前に進んでいるのに何故か自分だけ後退している気がする、コレを映像で美しく表現した1話のシーンを観た時から、最高傑作ドラマだと確信しました。二人が目を合わせて微笑み合うだけで幸せ。見慣れた自分の部屋にいるはずなのに、綿毛舞う大きな公園の芝生に寝転がって大きく呼吸をした時みたいな多幸感。
結ばれるべくして結ばれる2人だったから、余計なイライラをすることなく見終えることができたのも良かった。

 ウジュの姉ヘソンと親友のジュン、この二人のことも大好きだ。明るく着丈に振る舞っているのに考えすぎちゃんで繊細な彼女が赤子のように声を出して号泣しているところがわたしはこの作品で一番印象に残っている。思い出すと恥ずかしくて涙が出るし夜眠れなくなってしまう彼女を、慰め励ましどんな彼女でも受け入れてくれるジュンのような人がいること。悪く言えば見境がなく後先考えないヘソンの恋愛観だけど、ときにはその猪突猛進がなくては掴めない幸せがあるのだな。

兎にも角にも、素晴らしい作品でした。二週目でも癒しの力は衰えていない。

『離婚弁護士 シン・ハンソン』

男三人の友情がちょっと引くけど、絶妙な距離感でものすごく安心感のあるものだった。秘密の森ぶりのチョンスンウさん、彼が表情豊かにお芝居しているところに違和感を持つほど森の印象強し。無表情の検察官から逆の立場の人情弁護士、良かったです〜。眠れない夜があったって、狭くて深い関係の親友がいればどうってことないやん!

『キル・ボクスン』

振り返った微笑みに一目惚れしたイジェウクを見るだけのために再生して良し、むしろそこが一番の見どころ。クギョファンの生意気後輩役もニヤニヤしながら見れた。あとドヨン姉さんのアクションとか、殺し屋やりつつ母親も兼業って設定はすごくそそられるけどそこまでという感じだった。もっと深掘りしてくれればのめり込むことができたであろうに、、映画ではなくドラマで見たかった、薄っぺらい印象。

『かがみの孤城』 / 辻村深月


 辻村さんの作品を立て続けに読んでいる。その中でも特に読みやすかった。きっと題材からして対象年齢を下げ、幅ひとい年代の方々に読んでもらうためだろうなと思う。25歳にしてこの作品に出会った私だけど、中学生に上がるタイミングで読みたかった。
 学校に登校していない子供達が架空のお城に集められ、城に隠された願いを叶えられる鍵を見つけ出す物語。
 特に心に沁みたのが、学校に行けない理由を大人に打ち明けられないこころに喜多嶋先生が言った
あなたは闘っている という言葉。
"聞いた瞬間に胸の一番柔らかい部分が熱く、締め付けられるようになった。苦しいからじゃない、嬉しいからだ"  こころの心情に私も同じように胸が熱く苦しくなった。
思春期の人間関係を良好に築いていくことは、当時の私にとって何よりも重要だった。気に障らないよう、不要な言葉を発さないよう、嫌われないよう、なるべく多くの人に好かれるよういつも人の顔色を窺っていた。今なら思う、そこまでしなくても自分は自分でいいんだし、たかが学校だ。居心地が良くて見栄を張らずに素の自分でいられる人とだけ親しくしていけばいいんだよって。今私も仕事が会社が嫌で仕方がないけど、そうせ辞めるし、そう思って働いてるからこそやり過ごせていることもある。今いる場所が全てじゃないんだから、そう思うだけで心は軽くなる。
終盤で明かされていくお城の秘密や子供たち一人一人の背景、何よりエピローグが美しく読み終わったあと不快な感情が一つもなく良いものを読むことができた、という感情でいっぱいになれる。読んで良かった。

『ダンス・ダンス・ダンスール 25巻』/ジョージ朝倉

読んでいると本当に頭の中で潤平が踊るんだ。優雅に、だけど周りを巻き込んで煌めきの渦を作り出す。それが見たくて、必ず発売日に書店へ行ってしまう。
25巻は潤平に起こるバレエ人生最大の危機。特に好きなシーンは恐らくフジロックで音楽に弾けるも兵ちゃんからお前にはやっぱりバレエだ、と言われるところ。この作品読むたびに、私にも逃げ出したくて緊張するも大好きでコレのために生きているという物事に出会いたかったと思う。創り出す側ではないけど、なんだろう、こういう作品を読んで熱くなれる自分のことは好きだ。早くのびのび踊る潤平が見たい。その場その場で行動する潤平が羨ましくもそばに居たら振り回されるのが嫌で離れたくなるかも、だけどスタイルやセンスが理想オブ理想。現実にいたら確実に恋している。夏姫とのカップルの行方も、兵ちゃんの未来も気になる。
細かい細かい線と点により描かれる美しい作画、本から音と歓声が聞こえてきそうなほどにめり込んでしまう世界観。あ〜〜最高な作品をありがとう、ジョージ朝倉先生。。

At Their Very Best The 1975

in PIAアリーナ4/27 大阪城ホール4/30

3年前くらいにオールナイトニッポンの挿入歌になっていたUGH!に一聞き惚れしてから、やっと単独公演に行けてしかも出会いの曲を生で聴けた。
とにかく幸せで、彼らが来日している時間はなぜか疲れがなかった。吸っている空気になにか入ってたのかと思うほど。最終日の城ホで今日が終われば次いつ観れるのか分からないことが本当に寂しくて、切なくて、涙が止まらなくなった。テイラーのワールドツアーで韓国公演に出演するというフェイクニュースに惑わされたりしたけど、やっぱりいつかはイギリスで彼らを観たいなと思っている。
スタイリッシュながらもまさに心が震えると言い切れるような音を出すバンド、めちゃくちゃカッコ良いのです。I'm In Love With YouですThe 1975🫧


なんだかんだで5月半ばの更新になってしまった。
5月は遅れずに書き上げたい。でもGW中コロナにかかったため、寝ながら色々観たため更新あってる作品を含めるとたくさんになりそう。