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TERRACE MARTINE

2023.3
blue note NY

Terrace Martine & Friends featuring Special Guest Arin Ray

コロナ感染症のパンデミックから3年が経ち、ようやく隔離なしでの海外旅行が可能になった。
個人的にこのタイミングでニューヨークに行きたいと思った大きな理由が先に3つあり、ブルーノートは現地に着いてから追加したスケジュールだった。

その目的のひとつは、中谷美紀さん主演でNY公演のみミハエル・バリシニコフ氏共演の「猟銃」が3月末に再演されるという事。これは2006年に一度日本で観てもう一度観たいと思っていた舞台。

そしてブロードウェイのミュージカル「Dancin’」(ボブ・フォッシーのレビュー作品1978年3月初演)の再演が2023.3月から始まるというビックニュース。

さらに私が2009年に修得したジャイロトニックというトレーニング資格の恩師がマスタートレーナーに昇進したので、是非会いたいという想いが重なったきっかけでNYの旅を決めた。

3年ぶりの海外旅行で、NYは10年ぶり。
ワクチンパスポートの提出なども含めて、無事に辿り着けるのかという不安もあったため、全てのチケットは入国してから購入することにしていた。

何事もなくNYのホテルに着いて気持ちも落ち着いたところで、到着後すぐにスケジュール調整を始め、せっかくなのでblue noteのスケジュールもチェックしてみようとWeb検索をすると、なんとテラスマーティンのライブがあるではないか!
しかも年始に一緒に写真を撮ってもらったロバート・グラスパーのサポートミュージシャン達が共に出演する

このチャンスは逃せまいとすぐにチケットを購入。
なんと$35(1ドル135円なので¥4,725)、日本のブルーノートの半額である。。。

音楽は心の栄養で、食べ物と同じ様に補給しておくと元気が出るものだ。
ライブが生活の一部として触れやすい環境である社会というのは非常に魅力的である。
むしろそうした環境は人間に必要不可欠だとも思う。

マンハッタンといえども、久しぶりのNYで夜地下鉄をひとりで乗るのも勇気がいるし、特に帰りはハラハラするだろうと思ったが、せっかく遥々海外に来れたのだし冒険するしかないと勢いで行動に出た。

ブルーノートに着くと、ひとりで予約した者同士の相席スペースに案内された。
たまたま同席した方々がイギリスから出張で来ていた男性とテキサスの方から出張で来ていた女性だった。
始まる前にサクッと自己紹介をしつつ、ライブに来たきっかけや泊まっている場所などの話で盛り上がった。

日本から来たと言うと驚かれ、ちょうど春先だったので桜の話で盛り上がり、テキサス出身の女性は私が宿泊していたホテルの近くに泊まっているとの事だったので終演後一緒に帰ることになり、帰りの夜道も安心して帰る機会をつくることができた。

本場NYのブルーノートは日本のブルーノートに比べてスペースがコンパクトなので、臨場感がより溢れて、演奏の途中のMCも地元ならではのリラックスしたモードでお客様に語りかけるような感じが良い

2010年NYに住んでいた頃に行ったジャズのライブハウスでは60代前後の客層だったが、今ではグラスパーやテラスマーティン、アンダーソンパークなど現代ジャズソウルなミュージシャンの活躍もあって客層も3、40代前後と若くなっていた。
出演リストもその世代のアーティストのライブが頻繁に開催され、以前に比べてだいぶ盛り上がりを見せていた。

10年来のニューヨークは時代の変化を肌で感じる経験が出来て刺激的な日々を過ごすことができた。

帰る前に立ち寄った化粧室の前でバッタリ会えたのが、1月日本のブルーノートで一緒に写真を撮ってもらったベーシストのTravis。
私の事を覚えてくれたので久しぶりにテンションMAX大興奮。ここでも改めて写真を一緒に撮ってもらい最高のお土産ができた。

旅先で起きるミラクルはまるで人生のご褒美だ

♪Sleepless Nights が好き




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