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僕は、今も生きている。

 僕は、2023年の夏に一回世界との繋がりを断とうと試みようとしたことがあった。自分の意思なんだろうけど、なんかふわっと行きかけたね。
 その時は、エラーが全部直っていく感じで、「助かる」と視界が白に近づいていく感覚があった。
 なぜか、その時のことを鮮明に覚えている。僕の中では新感覚だったのだろう。それを面白がっていることは意味不明だが、僕は、還ってきた。
 還ってきたとか言っているが、ステップの1歩目を踏んだところなので、客観的に見るとよかった〜…というより、何行こうとしてんだよの方が近い気はする。
 重大なこととして個人は思っていたのか。
 「え?なんで?」これが、最初に出てきた質問だった。
 その時は、めちゃくちゃ楽しいことがあった後で、もう僕は終わりだと思っていたときだった。その思い出を振り返る毎日の中でふと起こったことだった。
 僕は考えすぎと言われる人で、毎日ずっと何かを考えては、"なぜ"を考えている。前にも誰かに言われた。
 勉強にしろそうで、受験勉強のためにする勉強は大嫌いだが、この世界の何かを知るための勉強なら大好きである。一人か、その面白さを知っている誰かと勉強したい気分ではある。
 話が脱線したけど、この時になんで?って思ったのは、もう生きるのには十分の時間を生きた!よかった!!と思ったからなのだろう。
 でも、僕は生きている。
 そういえば、あれからなんだかんだ楽しかったな。
 一回、地に落ちたからかな?なんでなんだろうね。
 プライベートだと、毎週聴いてるラジオのイベントがあった。危うかった時から…5ヶ月か?半年か?ぐらい経った時にあった。その約半年間もなかなかにきつかったけど、ラジオを聴くのが楽しかった。他人に、「昨日の放送面白かったんですよ」なんて話すこともないけど、ていうか、話すほど面白く話せる自信がない。ただ、一週間に一回の放送を聴くために生きていた。
 半年生き延びた後のイベントは最高だった。僕は長らくイベントに参加してなかった。日常ではあり得ないことを経験するのが苦手で、すぐに行きたくない拒否反応が出てくる。このイベントは拒否反応が出なかった。なぜか、ずっと緊張していた。まぁ、知らない土地で、何を見せられるのかもわからない状態で、しかも、夏の時のようなことがイベント後に起こったら最悪だなとか思ってたんだろうな。結果的には、本を読むことになったりして、料理をしてみようと思ったり、今は結構楽しい。
 その他は特になかった気がする。とにかくそれだけが楽しくなっていた。
 人と話す機会が夏のあと増えたりしたけど、それも最初こそ楽しかったけど、時間が経つごとに現実を知っていって、ショックになった。まだまだ子供だなと自分で思う。
 だいぶ前に、noteの分量として全然伸びなくてリリースしなかった話があった。映画を観に行くために、外に出た時の話で、なんの映画を観にいったんだっけな…『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』だっけな…『ザ・クリエイター/創造者』だっけか…忘れたけど、小学生ぐらいの子供たちが、ショッピングセンターのフードコートエリアで、映画の話をしていた。その話で出てきていた映画を僕は観ていなかったので、わからなかったけど、すごく楽しそうに話しているのに、何か羨ましさと、悔しさを感じた。
 自分の心の狭さをなんか実感してしまった。僕は最近、他人と映画の感想すら、共有できなくなった。僕がストーリーすら覚えられないような記憶力0人間であることもそうだけど、言語化がとにかく大変で、共有した時に途中から支離滅裂になってきたり、相手の言ってることに賛同できなかったりがあって、やめた。直接、「いや〜それはね…」みたいなことは言わないけどね。
 最近、観にいった映画の話もやめて、なんの話をしようかと思って、ラジオをすることにした。最近あったこととか、何気ない日常の中で起こったワンシーンを話すことにした。本当にラジオとしてやってるわけじゃないけど、これなら楽しいと思って、日常をどうにかして、一つの話として昇華させて他人に話そうと思った。面白いのかどうか全くもって僕にはわからないが、僕はとにかく楽しそうに話す。自分でも感じるぐらいには、楽しんでいる。
 久々に会う人と話したりするとこのギアが5つぐらい上に上がって、心臓バクバク言わせながら、話すんだろうな。
 面白い話として話しているわけでもなく、ただ、日常話である。誰も興味がない。相手に面白いと思われているのかどうかはかなり怪しい。
 おい、待ってくれ、ついさっき、食べた生姜焼きに薬を落としてしまったぁああ!!最悪ー!!!おいいいい!!
 こんなことをやって一人で笑うのが楽しいw(こういうアクシデントは笑うしかない)
 あのイベントに参加できたことはすごく嬉しかったな。大好きな人たちを目の前で見れたのも最高だったけど、その後と言い、楽しいことばかりだなぁ。もう一ヶ月経ったのが信じられないね。まだ…料理してないな。あれ?

 本を読んでいて、僕はなぜ生きているのだろう?と考えた。人間の価値とか、自分の存在価値の話をしているわけではなく、僕は一体何に向かって生きているのか、生きるモチベはなんなのかということを考えた。
 僕が今生きているのは、この本の次のページを読むためで、新しく公開されるスターウォーズ作品を楽しみに待ち、一週間に一回ラジオを聴くことに生を感じている。
 1ミリも頭が賢くなった訳じゃないし、成長したわけでもない。ただ一つ、この世界の空気が少し美味しくなった。多分。
 この2度と呼吸が合うことのない意思と思考と心臓に、振り回されながら、色々やって、生きていかないといけないんだな。
 ちなみに、あの時から、自分で行こうとするのは怖くなっている。
 こんにちは!チューイです!


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