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過疎地域における感情型と思考型による社会構造の変遷についての仮説

過疎地域はなぜ過疎地域になったのか。
多くの人が住まう状況下で多様性が確保されている地域ではぼやけていたその人間性は、インフラが機能しなくなる極限状態まで過疎地域に残っている人間がある種極論的に純粋化された結晶体であると考えた。


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MBTI診断、ひいてはユングのタイプ論における思考型(T)と感情型(F)においては、両者の均衡が健全な地域社会を構成すると考え、意思決定パターンの違いにより著しい不均衡を招くことになると仮定した。

https://narukinhonda.com/narushinrigaku/mbti/f-t-tigai.html

仮説として以下15段階を想定する。

1.汚い思考型は過疎状態に陥る前に地域に対して労力>報酬と判断し、地域をいち早く離れる合理的な行動をとる。

2.綺麗な思考型は家族や地域に対する情と、厳しい環境でも生き残る事が出来る計画性を持って地域に残ろうとする。

3.相対的に感情型が増える。

4..綺麗な思考型は合理的な議論をしようとするが、感情型からは反論されていると取られる。それでも「綺麗な思考型」はお互いの協力関係を維持しようとする。

5.感情型からは「汚い思考型」か「綺麗な思考型」か判別がつかない為、多数派(みんなの考え)に従わない者という旗のもと、「汚い感情型」は「綺麗な感情型」も巻き込み「綺麗な思考型」に対する迫害を始める。

6.「綺麗な思考型」は移住をするか、地域や家族の為に残るものの意見を言わず、沈黙を保つようになる。

7.揉め事(意見を言わない)の無い、感情型にとっての「幻想のユートピア」が成立する。

8.感情型偏重社会が構築され、従来の社会バランスのもとつくりあげた思考型による計画は踏襲、または人間関係や感情による「汚い感情型」の利己主義に基づく政治決定が為される傾向が強くなる。また、「助け合い」の名目のもと談合やグレイゾーンを常態化させ、地域内経済循環を謳う競争力の低下、ひいてはサービス品質の劣悪化を招く。

9.時が経つにつれ過去の計画は陳腐化されるが、思考型の不足または沈黙から軌道修正や更新が図れないため衰弱していく。本人たちは伝統を重んじるといったポジティブな表現に置き換え、「幻想のユートピア」が崩壊していることに気が付かない、または見て見ぬふりをする。

10.移住者は、鏡の様な水面に投げ込まれた小さな小石だ。
過去や既存の人間関係を知らない、そして多様性に富んだ社会バランスの中で過ごし意見をすることに抵抗のない傾向が強い移住者の登場により「幻想のユートピア」に波紋が広がる。

11.それまで沈黙を守っていた「綺麗な思考型」が動き出す。

12.「綺麗な思考型」に追従して「綺麗な感情型」が動き出す。
↑イマココ(2023.4)

ここから理想論
13.多数派ではなくなるにつれ「汚い感情型」が力を弱め、「綺麗な感情型」が「汚い感情型」に対する抑止力を取り戻す。

14.そもそも戻る事を考えていなかった地域外に出た「綺麗な思考型」が戻りやすい環境になり、少しは考えてくれるようになるかもしれない。

15.地域経済が回り始めることにより最後に「汚い思考型」が戻る。
 ここまで来たらすごい。

以上、暇つぶしでした。

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