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名シンガー探訪③ 北島三郎編

北島三郎(1936〜)は現在の演歌界で1番の大御所とされる名歌手だ。1962年にデビューして以降、「函館の女」「与作」「まつり」などヒット曲を量産し、紅白歌合戦に50回出場した。また、アニメ『おじゃる丸』の主題歌を歌うといった活動もしており、若い世代も彼の歌の1つくらいは聴いたことがあるのではないだろうか。

今回はサブちゃんのナンバーの中から、私のお気に入りを4曲紹介したい。


1.なみだ船

彼にとって最初のヒット曲である。映像は1969年のもの。1番声に伸びがあった時期だろう。


2.帰ろかな

1965年のヒット。この年はこれ以外に「兄弟仁義」「函館の女」をリリースしており、まさに波に乗っている時期だった。この映像は60代あたりのものかと思うが、加齢に伴ってこの曲の持つ切なさの表現がより巧みになっているように私には感じられる。


3.北の漁場

サブちゃん後期のヒット曲から。演歌というと暗いイメージとかダサいイメージを持つ人もいるようだが、これはなかなかカッコ良くてイケてると思いませんか?


4.まつり

最後は北島三郎の全楽曲の中でも「与作」と並んで最も有名と思われる傑作「まつり」。映像は60代かあるいはもう70代か?
加齢に伴って高音の扱い方は変化しているが、それにしても素晴らしい歌唱。表層的な技術は勿論だが、それ以上にもっと深い部分での訴えかける力が抜群に優れていることがわかる。

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