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大相撲ー私の好きな取組①

第一弾に紹介するのは、やはり双葉山ということになる。それ以前の相撲は映像があまり残っていない。

双葉山の取組の中で最も有名なものは、連勝が69で止まった一番だろう。相手は後に横綱となる安藝ノ海だった。
あの一番はあくまで「歴史的な取組」であって、「私の好きな取組」ではないので割愛する。

さて、双葉山対安藝ノ海で私が好きな取り組みが以下。1942年夏場所である。


実況で「近代速攻相撲の妙」と言われるだけのことはあって、安藝ノ海の序盤戦術は誠に巧みである。双葉山の脇が甘い欠点をつき、下に潜り込んでから終始攻勢。土俵際まで追い詰めるのだが、伝家の宝刀うっちゃりで逆転する。

若い頃「うっちゃりの双葉」と言われた双葉山の、数あるうっちゃりの中でも最も美しいものの1つ。

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