マガジンのカバー画像

読書感想文

12
上田吉一フェアリー作品集『極光Ⅱ』、『チェスプロブレム入門』を読んだ感想記事です。その先は未定。
運営しているクリエイター

#フェアリー

『チェス・プロブレム入門』感想⑦

『チェス・プロブレム入門』感想⑦

F13:巨匠の手すさびで、例題として模範的だ。Annanは詰将棋からチェスプロブレムに輸出されたルールの1つ。そういうものは他にも幾つかあるが、最近ではPoint Reflection(点鏡)が特筆に値するだろう。

F14:マキシはフェアリー詰将棋での作例が少ないため馴染みのない方も多いだろうが、ルール的に考える手が少なくなるため解きやすかったりする。本作がまさにそうで、ほとんど考えるところなく

もっとみる
『チェス・プロブレム入門』感想⑥

『チェス・プロブレム入門』感想⑥

今回からはこのセクション。

【フェアリー(Fairy)】

執筆者はまたもや若島正さん。

F01:セルフと類似したルール。まず1.Rc1+?はBxc1とされ、ここで手待ちができないので逃れ。また1.Rg1?には1...Bh6!の返し技がある。よってRの最遠移動が登場。エッセンスだけ。

F02:この設定と駒数では新作にならないだろう。作者はこういうのを大量に発表しているイメージ。

F03:白

もっとみる