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七夕の願い(2021年版)

平日の朝はラジオ『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』を聞いている。今日は七夕だとそのラジオで知った。

うちは自営で、自宅から数百メートル離れたところに店舗があって、私は開店前の掃除に行く。この数週間は不登校の娘も一緒に掃除に行く。

そこの駐車場には竹林があって真竹だか孟宗竹だかが主に生えていて、ちょろちょろっと細い竹も生えている。娘がその竹で七夕飾りを作りたいということで、身長と同じくらいでちょん切って自宅に持って帰ってきた。

帰宅後、娘が折り紙でせっせと短冊を作ってくれたので、お願い事を書くことに。願いはたくさんあるけど、人目に触れるのが恥ずかしいお願いが真っ先に思い浮かぶ。「投資信託で大きめの利益が出ますように」は夫に内緒で始めたものだから書きたくない。「娘がまた学校に通ってくれますように」は娘がプレッシャーになるから胸の内にしまっておく。

誰かの目に触れると思うと、お願い事に気を使う。これなら見られてもいいだろと、「おしりがぷりぷりになりますように」と書いた。40代のちょっとした悩み。ふと娘が書いている短冊を見たら「コロナが・・・」と世界的な願いでドキッとした。自分の欲しか思いつかなかったことが恥ずかしい。ちょっといい人らしく、二枚目の短冊には「家族みんな健康で長生きできますように」。

長女も加わって、娘二人が玄関先に飾り付けをしてくれた。ちょっと払った枝は花瓶に挿して小さい七夕飾りに。その小さい飾りに私の願い事が付いている。

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ぷりぷりおしりのお願いは人目に触れると恥ずかしいからと、室内に飾られた。なんだか、恥ずかしいお願いばかりだった。

お昼にニッポン放送の『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』を聞いていたら春風亭昇太さんが七夕のお願い事は叶わないと話していた。ちょっとわかる気がする。短冊に書いた願い事が叶った!と喜んだ記憶がない。小3か4のころ、友達がドラえもんになりたいと短冊に書いていたけど、おそらくそれも叶っていないはず。

でも、短冊に書いた願いは漏れなく叶わないと絶望しなくてもいい。これまであれもこれもと欲張って書いてきた願い事の中には叶っていることもあると思う。ただ覚えてないだけ。

本当に叶えたい願い事があるなら、星に願ってばかりいないで、叶うように頑張ろうと、己に言い聞かせた次第です。

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