卒業
この度、高校卒業しました。
ギリギリ。
札幌とおさらばです。
最後に、思い出でも綴ろうかな。
て言ったけど語るほどの思い出無い。
あるにはあるけど思い出せない。
私の中では、
高校入ってから人生変わったなって思う。
それまであまり力を入れてこなかったお芝居にも本気で取り組むようになった。
私の中での1番大きな変化は、
中学生まで一人称が「うち」だったのが
高校生になってから「私」に変わったこと。
すごいよね。
10年以上「うち」で育ってきたのにたった3年で「私」が定着してる。
たまーにわざと「うち」って言ってみるけど違和感しかなくて、自分でもびっくり。
あと変わったことは、
高校で初めて、人生で1番髪を伸ばしてみた。
ずーっとベリーショートかボブくらいで生きてきたからちょっと憧れだった。
結局舞台で男役やるからまたベリーショートに戻しちゃったけど。
頭の上ら辺でお団子作れるくらいには長かった(私にとっては)ロングヘアも、伸ばしてたらすぐ切りたくなっちゃう。
でも切ったら伸ばしたくなる。
よくあるよね。
正直、学校に対していっぱい思い出あったかと言われると、あんまりない。
最初はキラキラして見えた高校生活も、
時間経てばくすんできて、
楽しいものではなかった。
友達もいないし部活もやってない。
年に2、3回舞台に立つ。
普通の高校生じゃあんまりしないことばっかりしてきた。
青春、とはかけ離れた高校生活を送った。
私も普通の高校生してみたかった。
普通に友達作って
普通に部活入って
普通に勉強して
普通に大学に進んで
それが普通なのか、そしてそんな人生が楽しいのかなんて知らないしどうでもいい。
私にとって普通の高校生ってこんな感じ。
普通の高校生は
まず舞台に立たないし、
テスト前はだいたいちゃんと勉強するし、
役のために髪切ったりしない。
普通に高校生したかった。
良いなぁ。
レッスンで怒られたり、稽古で上手くいかないからって悩んだり、舞台本番が近づくにつれやつれたり、眠れなくなったり、
そーんなことは一切ない。
実に健康的。
でもこういう高校生活も悪くはなかった。
来世もこういう生活だけど演劇やる?って聞かれても、
うん。って言える。
それくらい演劇好きだから。
好きなことばっかりしてきたから、
それと引き換えに高校生活捨てたけど、
後悔はない。
3年間ありがとう。
ちなみに、
涙もろいで有名な私、
卒業式1ミリも泣きませんでした。
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