福祉事業所について思う
私は福祉従事者ではないので客観的視点と、あくまで私個人の考えとして記録。
私の暮らす地域では、ここ7〜8年で障がい者の福祉事業所が一気に増えた。
1.国からの金銭的な補助額が大きい
2.障害者人口の増加
3.障害者と認定されるハードルが下がった
という3点からだと思う。
私が音楽教室を始めた頃は、就労継続支援B型事業所という、18歳以上の方が働くことができる事業所はいくつか存在したが、小学生〜高校卒業前の子どもたちが利用できる、放課後等デイサービスは3〜5事業所ほど。
規定による定員というものがあり、利用したくても出来ないという子が多く存在した。
我が子に合う事業所かというより、とにかくどこでもいいから空きがあるところに入る。
そんな感じ。
それが、今では40か所以上に増え、利用者から選ばれるようになった。
ただ預かるだけで良かったような雰囲気は無くなり、何に特化した事業所なのかを見られるようになった。
職員が退職して放課後等デイサービスを立ち上げるという連鎖が続いて、年々増えた。
利用者の取りあいや、退職する事業所の利用者丸々引き連れて行くという流れもあるある。
時に、ポンと出の近隣の福祉事業所勤務経験無い方が立ち上げると注目を浴びるほど。
更に、未就学児の療育を目的とした児童発達支援事業所という新しい取り組みがここ数年で新設され、増えてきている。
私は、定期的に8ほどの福祉事業所にお邪魔する。
音楽遊びを取り入れたいが、音楽ができる職員が居ない事業所が主。
声がかかれば、単発でも行きます。
とっておきの音楽祭に関わっていることから、元々事業所さんとは繫がりがあるので、こんな感じの活動ができている。
で、
事業所同士の派閥というのがあることに納得がいかない。
『仲良くしたらいいのに』ということではなく、大人の事情と療育は切り離しなよ。。。と思う。
例えば、
絵や工作が得意な利用者がいるが、うちではそこに力を入れていないので、得意とする事業所に案内して繋げたいが
『〇〇さんがしている事業所だから、繋げたくない』
ということ。
「は?(‘◉⌓◉’)」
と思う。
私には最近
「言語に特化した事業所はありますか?」
「男性職員が多い事業所はありますか?」
「読み書きをさせてくれる事業所はありますか?」
「多動でも通いやすい事業所はありますか?」
というような、これから放課後等デイサービスを利用しようとする保護者さんや関係者から相談がくる機会が増えた
「横の繫がりは大切にしたらいいのに」
と思うが、なかなか難しいようだ。
地域性なのかな?
全国同じような感じなのかな?
田舎こそ、共生型地域を意識できないものかと勝手に考えて勝手に吐き出す
そんな記録。
ある方と、年度末に発行する事業所紹介の冊子作りたいね。
と話をしている。
ただ、個人がするべき事ではないと思っているし、より多くの方に知ってもらうためには、社会福祉協議会や福祉政策課や基幹センターに持ちかけてみようか。。。
と考えている。
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