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ホーチミンに来る方必見!隔離を美味しく過ごすために!

ベトナムへの入国時隔離が3週間になる可能性

Covid-19 に関する対策において、2021年2月1日より、

隔離期間が21日間となる可能性が出てきたようです。現在まだ当局からの原文は入手できていないのですが、現在、隔離前提で入国日が近い方は念のために、

滞在先のホテルにご確認ください。
また携帯すべきお薬やその他の必需品も、ゆとりを持ってお持ちください。

もし手配に関して代行期間をお使いの方は、そちらにも確認されることをお勧めします。(追加料金などが発生する可能性大)

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ベトナムに入国する際には隔離が必要

そもそもフライトチケットも取りづらい状況なので、それを乗り越えてもベトナムに入国されるという方はいろいろ調べて当然周知のことでしょうし、その他も情報収拾もされていることと思います。

ベトナムでは陽性疑惑のある人達が厳しい隔離措置を受けることで感染拡大を防でいるという実績がある一方、隔離逃の密入国者の存在がわかっているため、きちんと隔離措置を受けてくれる入国者の皆さんには、むしろ敬意を持っている節すら感じられます。

実際隔離を終えた方には「お疲れ様ー!」と間髪入れることが普通になってきている今日この頃。特別なことでもなくなってきているので、日本で感じる「隔離」のイメージよりは気が楽かな?とは思うのですが…

それでも、ちょっと覚悟が必要ですよね。なので、気の張る隔離期間を少しでも美味しく楽しくごしてもらうために、いくつかのご提案。


ホーチミンの隔離ホテル選び基準:デリバリーについて

多数の前例と、それをSNSなどで公開してくれている協力的な隔離経験者の皆さんのおかげで、これからベトナムに入って来る方達も一通りのご準備はされているかと思いますが、ホテル、どうやってお決めになりました?

おそらくはエージェントによる数件の中から選ぶ、という形ではなかったでしょうか。ご自身で選ぶにしても隔離対応をしているホテルは限られているので、どこかを選ばねばなりませんが…

ホテルには、

▶︎外部からのデリバリーを許容しているホテル
▶︎外部からのデリバリーを許容していないホテル

が、あります。

食事は基本、ホテルから支給されるのですが、ベースはベトナム料理。ホテルによっては西洋料理とベトナム料理から選べるところもあるようですが、どちらにしても種類が限られる。

この非常時に贅沢な、と思うかもしれませんが、ホーチミンの街はかなり平静を取り戻しており、第1波時のような戦々恐々感はありません。街は動いており、デリバリーを依頼することは特別なことではありません。

そしてベトナム料理が大好きな私でも3食x2週間は厳しいと思うし、ベトナム料理に慣れていない日人であれば尚のこと。何より、自分で選べず「支給されるものばかり」というのは、結構ストレス溜まると思う。

と言って、売店などもありません。あっても部屋の外に出られないので同じこと。そこで活用できると便利なのが、「デリバリー」。

このやり方は後に述べますが、そもそもホテルがこれを許容してくれていなければやり方もへったくれもありません。なので、隔離の手配をする際のホテル選びでは、そこを確認するのが大事。

ちなみに2020年12月1日現在、ホーチミンでデリバリーOKな隔離ホテルは、

◯ IBIS SAIGON AIRPORT HOTEL
◯ IBIS SAIGON SOUTH

さて、この記事を書いた当初はデリバリー不可とされていた以下のホテル

X Norfolk Hotel Saigon ▶︎ ◯ Norfolk Hotel Saigon

ですが、2021年現在、デリバリーが可能になっているとのことです!

以前の情報を残したまま打ち消し線投稿などをした方が良いのかとも思ったのですが、ポジティブな情報を残すことにしよう、ってことで、当初の記事よりこの部分は改変されていますので、ご了承ください。

ちなみにこの記事公開後にこんなコメントをいただきました。ご本人の許可を得てこちらに追加します。

ありがたいですね。SNSの集合知。
隔離該当者さんたちにもですが、私のように記事を書く人間も大変助かる!

ちなみにハノイのホテルでは、飲食店からのデリバリーは基本的に難しいそうです。(缶詰・瓶詰め・袋物の食品など、人の手が食品に触れていないものは可、という話もありますが、随時各所でのご確認をお勧めします)


ホーチミンの隔離ホテル選び基準:窓について

あと、これは今回、この記事を書くにあたって情報提供及び全体の監修役にも匹敵する方から教えてもらったのですが、

▶︎窓の有無
▶︎窓の開閉可否

この二つも結構大事ではないかと教えていただきました。

というのも、着いてみると割り振られたお部屋が窓なしで、2週間外気に一切触れられなかったという方が、とてもお辛かったらしく。

これは私も気が付かなかった。
確かに、いかに引きこもり体質の私でも、2週間の間一切外気に触れられないというのはかなりきつい。

そいうお部屋がある限り、誰かがそこを使うことになりますし、希望を出したからと言って必ず通るものでもない。だからお部屋の確約はできないかもしれませんが、ホテルが全館を使っていない可能性もあり、客側から希望があり余地があれば、窓ありのお部屋を使わせてくれるかもしれません。

言われないと気づけないことって、あるじゃないですか。大した理由なく当面の利便性だけで決めた、みたいなこと。それを変更するのは大変じゃないのに、言われなかったり気づかなかったからそのまま、と言うこともあるかもしれない。言われたり気づいたら変えるのは難しくない、ということもあるかもしれない。だから希望を出してみる価値はあると思うんです。

もし、窓無しの部屋に割り振られても…行ってみてから知るのと、心構えができているのとでは、また心境も違うかもしれませんので、窓についての懸念事項があるよ、ということを心に留めてもらえればと思います。


ホーチミンの隔離ホテル選び基準:キッチン付について

隔離生活を少しでも便利に快適に過ごしたい、と言うことで、ホテルにキッチン付きのお部屋がある場合、それを希望される方がいるとのこと。

ラーメンの一杯を作れるだけでも、きっと違いますよね。
でも、お気をつけいただきたいのが、

キッチンはあれど、キッチン用品が殆ど撤去されている

のが現場とのこと。

普段なら鍋釜包丁、皿、コップなどが一通り用意されており、食材さえあれば簡単な調理がすぐにできる状態なのに、今はそれらが一切置かれていないそうです。

何と言っても、利用する宿泊者への前提が「感染しているかも知れない」なので、退去時には何から何までを消毒する必要があり、手間がかかるんでしょうね。間違いも起こりやすい。ならば最初から撤去、となったのかと。

せっかくキッチン付きのお部屋を選んでも、道具がなければ何もできないですよね。ガッカリ。そんな事態の回避方法としては、

・最低限必要と思われる道具を持参する
・現地友人に差し入れてもらう(デリバリー可能なホテルの場合)

が、あろうかと思われます。
キッチン付きのお部屋をお考えの方は、お気をつけください。


デリバリーについて:注文した商品の受け取り

部屋から出られないので、注文品を配達してもらっても自分では受け取りに行けません。

基本的にはホテルのフロントに届けてもらい、ホテルの人が部屋の前に置きにきてくれ、合図なりなんなりをして宿泊者に知らせ、宿泊者がドアを開けて置かれたものを引き取る、と言うスタイル。

スタッフ、直接渡すこともせんのかーい!と思われるかもしれませんが…

人と接触しては、隔離の意味がないのです。
それでなくても同じエリアを共有するホテルのスタッフさんは、リスクがゼロではありませんし、隔離宿泊者の中から万が一にも陽性の方が出れば一蓮托生。そんな中お仕事してくれるなんて、ありがたい話ですよね。

部屋の前に置かれたものを引き取る。
味気ないかもしれませんが、ベトナムはその辺を徹底することにより平穏を保っている部分があるので、ご理解を。


デリバリーについて:支払いはどうしたら?

人と接触できないことから、デリバリーをしてくれた人にも当然会えません。ホテルの人に立て替えてもらうわけにもいかない。そもそも、紙幣の受け渡しも感染リスクです。

そして到着の時間帯によっては、空港で両替ができないケースもあると思うんです。

日本人が日常ではなかなか触れることのないケタ数の、ゼロがいっぱいの紙幣を使うのも、慣れるまでは戸惑います。

と言うわけで、実質現金の受け渡しはできない・しないが前提だと思ってください。

ではどうしたら?

電子マネーやクレジットカードを使える注文ならいいのですが、以下に述べる理由から、なかなかそれは難しいので「後払い」サービスを提供してくれているお店を活用してみてはいかがでしょう?

まずは、そのお店の紹介を以下にしますね。


後払いサービス有りのお店:FUJIRO(とんかつ屋さん)

トンカツなら、ホーチミンで一番美味しいんじゃないか?と私が思っているお店。実際多くの方からの人気も高い。

と言うか、今回のCovid-19騒ぎの渦中、隔離ホテルに積極的に働きかけて、外部デリバリーの許可を取ったり実績を作ってくれたのが、こちらのお店。今回のこの記事の情報提供をしてくださったのもこちらのお店の方です。

つまり、このお店がなかったらこの記事は書けませんでした。そして隔離生活を送られる方に、デリバリーをお届けすることも、できなかったかもしれません。

またこちらのお店はトンカツだけでなく、その他の和のご飯も色々と取り揃えていらっしゃるので、かなりバリエーションがあります。そしてこちらの店舗で食べたときの記事にも書きましたが…

お米がすっごく美味しいんですよ。
ベトナムのお米も私は大好きですが、何と言っても慣れ親しんだ味って、やっぱり体や気持ちにシックリ来ます。

毎食、とまではいかなくても、定期的に慣れ親しんだ料理、美味しいご飯を食べることで、気持ちの平穏をキープできるのではないかと思うんです。

こちら、以下のお店のLINE@を登録していただき、そこから注文してください。日本語で大丈夫です。何を頼んだら良いかのメニューも、登録したら送られてくると思いますし、わからなければ、お店の方にLINEのメッセージで聞けば教えてくれるはず。

Fujiro LINE@:lin.ee/Cc98zxJ

料金後払い(隔離が明けたらまとめてお支払いする)と言う方法を取ってくれたのも、私が知る限りではこちらが最初だったのではないかと思います。

常連さんならいざ知らず、見ず知らずの客を相手に後払い。どう思います?常識的に考えたら「アホちゃう?」と言う事案ですよ。そのままバックレられたらどうするの?と。

でもね、世の中にはそんな小さいこと言わない方もいらっしゃるんです。
このお店の方が、それ。

目先のご商売ごとよりも、これからホーチミンに住んでくれる人の最初の時間を、少しでも楽に、少しでも楽しく、少しでも美味しく過ごしてほしい。自分がリスクを負ってでも、そうあってほしいと願う人。

実は私もお会いしたことないのですが、日々、SNSでのご様子を拝見するにつれ、頼れる方だと思ったので、今回のこの記事を書く際に甘え、お忙しい中、お電話でサポートしてくださいました。ありがたや(-人-)

私が言うことではないと思いますが、皆さんにもぜひ甘えてほしいと思います。せっかくの漢気ですもの。ありがたく胸を借りましょう。

すでに隔離ホテルに何度も宅配されているので事情も把握し、ホテル側とのやりとりもお任せできるのもオススメポイント。心強いですよね!


ベトナムドン▶︎日本円への換算方法

ちなみに、ベトナムドンの日本円への換算方はいくつかありますが、私は

下3桁(カンマ以下)を切り捨てて、それ以上の数字 x 5

を推奨しています。


上の買い物合計額だったら…?
726,000 d、なので、カンマ以下=下3桁を切り捨てて、
726 x 5 = 3,630 なので、だいたい3,600円くらい、と見積もります。もしくは、為替計算機のアプリを落としておくとより正確ですね。

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類似機能アプリが色々出ているので、使いやすいものを見つけておくといいですね。ホーチミン生活が始まってからも使えますし。


他のデリバリーサービスは使えないの?

使えなくはありません。例えば、日本のUBER EATSみたいな Grab Food というサービス。

こちら、カード払いができますし(カードの種類によっては使えない場合もあるようです)、注文できる料理の幅も圧倒的にあるのですが…

届けてくれるドライバーさんが、十中八九ベトナムの方。
「到着したよー」と連絡をくれる場合もベトナム語。「届けてもらった先が隔離ホテルで自分が受け取りに行けないからフロントに預けてもらえないか?」と、こちらが説明するのもベトナム語である必要が。

って、ハードル高いですよね(苦笑)
これはこの Grab Food に限らず、他のお食事や日用品のデリバリーサービスについても同じことです。

ベトナム経験がおありになり、ベトナム語が堪能でいらっしゃるなら、もちろんそ話は別ですが、多くの場合で難しいかと思います。

普通の旅行者さんなら、とにかくトライして見るのも一手、とか言ってしまえるのですが、それでなくてもお手間をかけているホテルのスタッフさんやデリバリーのドライバーさんを巻き込むことになりますしね。

今回に限っては、ベトナム語を必要とするサービスを試されるのは、隔離が明けて自由に色々できるようになってからやってみてください、とお願いしたいです。


最後に

まずはこの記事を書くに当たって情報提供・ご協力いただいた上、そもそも隔離ホテルに滞在する皆さんへのサービスを確立された、FUJIROの永露氏にお礼申し上げます。

そしてそれに追随し、さらに隔離生活に自由度を与えてくれるであろう、KameMartさんにも敬意を。

そして隔離生活を目前に控えておられる皆さんへ。
海外に出ていきなりの隔離生活、ご不安なこともあろうかと思いますが、ホーチミンには上記のように、少しでもそのご不安・ご不便を解消しようと奔走してくれている人たちがいます。会社の方やご家族の方も励ましてくれることでしょう。

自分は単身で乗り込むんだよ、という方で、どうにも困られたことがあったら、私にご連絡ください。多少なりとも、お力になれることがあるかもしれません。

ホーチミンには美味しい食事と素敵なことがいっぱいある街。どうか隔離生活をご無事に終えて、元気に楽しい生活を初めてもらえますように。

隔離のための2週間。
少しでも快適に、お過ごしになられることを願っています!

※ご連絡は、LINE@にご登録の上、メッセージにてお待ちしております

Cheri The Glutton https://line.me/R/ti/p/%40rer3612k

2020年12月3日
ちぇり




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