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FXするなら必ず政策金利を意識すべき!

FXトレードしていると何かと出てくる”市中金利(市場金利)”
なぜ金利を意識するんでしょうか?

■市中金利とは

金融市場などで適用されている金利のことです。
民間金融機関の貸出金利や預金金利のほか、金融機関同士の取引で使われる金利のことです。「市場金利」とも呼ばれ、1年以内の短期金利と1年以上の長期金利に分類されます。
短期市場金利は期間が1年以内で、金融機関などが当面の資金の貸し借りを行う市場の金利。無担保コール翌日物や銀行間取引金利などがあります。
長期市場金利は期間が1年超で、債券市場で取引される10年物国債の利回りがあります。

中央銀行が金融政策で決定する金利は『政策金利』と呼ばれます。


■政策金利とは

政策金利とは中央銀行が金融政策を実行する上で設定する金利で、一般的に中央銀行が金融機関に貸し付ける際の金利のことを指します。
日本では日銀(日本銀行)、アメリカではFRB(連邦準備制度理事会)が中央銀行として様々な役割を担っており、物価や通貨の安定を目的として行う政策金利と言います。
景気が悪いときは金利を下げて個人消費や設備投資を促し、景気を回復させます。景気が良いときは金利を上げて過度な景気上昇を抑えています。


■政策金利と為替レートの関係性

為替が動く一番の要因は金利です。
金融市場の中では、資金は常に有利な運用先へ流れるからです。各国の政策金利に差がある場合、金利の高い通貨は買われます。逆に金利の低い通貨は売られやすくなります。金融政策発表の中でも政策金利が注目されるのはそのためです。

一般的に利上げは通貨が高くなる要因となり、利下げは通貨が安くなる要因となります。また、為替レートは将来の起こりうる事象も織り込みながら推移しているため、要人発言等により将来の利上げ・利下げ期待が強まる場面でも為替レートが大きく動くことがあります。こうしたことから、政策金利と為替レートには相関性があると言われています。

■FRBの政策金利の市場織込みはどこでチェックする?


為替レートは将来予測も織り込みながら動いているため、要人発言等により将来の利上げ・利下げ期待が強まる場面でも為替レートが大きく動くことがよくあります。市場がどの程度金融政策の変更を織り込んでいるかを知ることで、値動きの予想に役立てましょう。

OANDAのサイトに紹介されていますが、「FED Watch Tool」が簡単に確認できます。

ユーザーガイド
1a:
上の各タブは、連邦公開市場委員会(FOMC)の予定された会議日程です。直近の会議は左にあり、初期選択されています。

1b:
CME FedWatchツールの上部で会議の日付を選択した後、ツールは[現在]タブにその日付のさまざまな目標レートの結果の可能性に関するデータを表示します。これらの確率は、会合日に対応するフェデラルファンド先物契約の取引活動に基づいています。

1c:
表には、現在の期間と1日、1週間、1か月前の選択した会議日の確率が表示されます。

1d:
[比較]タブでは、選択した会議日の各潜在的な目標レートの結果の確率が、現在の期間、および1日、1週間、1か月前の時点で視覚化されます。

1e:
これにより、スケジュールされたすべての会議の現在の確率と考えられる結果の完全なビューが見れます。さらに、対応するFRB先物価格がリストされます。

OANDAラボ
こちらのサイトに説明があります。
実際にサイトを開いて確認してみてください。


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