🍎TradingView画面設定を活かしてチャートを見る！（推奨オシレータも紹介）

こんにちは、ちぇりです。
みなさんトレードはいかがですか？　
今年は早々に難易度が高い相場になっていますね。そんな時でこそ、しっかりチャートとオシレーターを見て、市場の勢いを確認していきましょう。

普段、デスクトップパソコンやノートパソコンでTradingViewチャートを見ている時は、画面も大きいのでロウソクチャートも見やすいと思います。

しかし、オシレーターの表示数を増やすとチャート画面領域が狭くなってきてチャートの動きが見難くなり、全体トレンドの把握が難しくなったりしませんか？

ここ数年はスマートフォンでTradingViewを見る人も多くなりましたね。
スマホは気軽に見れて便利なのですが、オシレーターを３つほど表示しただけでチャートが横線みたいになっちゃって、ロウソクの上下が分からないのではないでしょうか？　私はよくボリンジャーバンドをチャートに表示させて見るのですが、ＢＢインジゲーターを重ねるとどうしてもロウソクチャートエリアが縮まってしまって見難くなります。
その都度、オシレーターを狭めていけばチャート幅が広がりますが、スマホで指タッチで微調整するのって結構大変だったりもします。

今日は、そんな時に便利なTradingViewオシレーター設定を紹介したいと思います。

TradingViewは「無料版」でも十分機能を提供してくれるので使っていない人は使ってみてください。テクニカル分析を初めたばかりの初心者さんには絶対にオススメです。
無料版、PRO版、PRO＋版、PREMIUM版がありますが、まずは無料版で始めて、分析が上達したら「PRO版」にバージョンアップしていくやり方が良いと思います。プランによって機能の数が違いますので詳細は下のリンクから確認してください。

❑．用意するもの

　・パソコン（またはスマートフォン）
　・TradingViewアプリ

目的はチャートの画面領域を広げて、細かなロウソクの動き（胴体の形、前日との比較、ヒゲの長さ）を確認しやすくして、トレンド転換などのタイミングを見つけることです。出来高やMACDやRSIのラインで、通貨や株価の勢いの状況認識を常にするように意識しましょう。

これを見ないで高掴みする人、結構多いですので気をつけてくださいね。

さて。では、どうするかというと、オシレーターを重ねて表示させるんです。たったこれだけの単純なことですが、チャートエリアの画面領域が広がって断然見やすくなるので、やったことがない人は是非やってみてください。

スマートフォンでも設定方法は同じですが、パソコンがあればそちらで行ったほうが画面も大きくてやりやすいと思います。
注意点としてはオシレーターはライン系のものが多いので、それらを重ねるときは逆にオシレーターが見難くなるので注意してください。

❑．オシレーターを重ねた時の画面の違い

これが重ねる前のチャート画面です。

＜パソコン画面＞

＜スマートフォン（iPhone）＞

パソコンであれば画面が大きい分、オシレーターを４つほど表示させてもチャートは見辛くもないですが、ここに移動平均線・一目均衡表・ボリンジャーバンドを表示させるとやはり見難くなります。

そしてこれが、オシレーターを重ねて表示させた状態です。

＜パソコン画面＞

＜スマートフォン（iPhone）＞

いかがですか？　スマートフォンの画面は格段に見やすくなると思います。
最近、iPhone12Proを買ったのですが（それまではiPhone７を使っていました）、画面領域を最大限に活かせたうえ、鮮明さも重なり、チャート分析がとてもしやすくなりました。

この例では４つのオシレーターを、２つにまとめてしましたが、種類によっては逆にオシレーターが見難くなるケースもあるので、組合せは各自工夫してみてください。

２段目に重ねたオシレータ（ＲＳＩとＡｒｏｏｎ）がちょっと見難いですよね。ライン同士のオシレーターを重ねたい場合はカラーを変更するなどしてください。

❑．オシレーターを重ねる方法

では、実際にTradingViewの設定方法を説明していきます。

１）動かしたいオシレーターの「･･･」ボタンを押して「移動」をクリックします。

２）「移動」の中に「上の既存ペインへ」と「下の既存ペインへ」が出てくるので、移動させたい方をクリックするだけです。

別々に表示されている「出来高」と「ＡＤＸ」を一つにまとめます。

棒グラフと折れ線グラフなので、重ねても見易いですね。

３）オシレーターがVolumeの後ろに隠れてしまった場合は「最前面へ移動」することもできます。

もういちど「･･･」ボタンを押して、「表示の順序」をクリックします。

「最前面に移動」または「一つ前面に移動」をクリックします。

ＡＤＸオシレーターがVolumeより全面に表示されたのが分かると思います。
細かなことですが、このように表示順位も変更できますよ。

４）もう一つ、同じ手順で「ＲＳＩ」と「Ａｒｏｏｍ」を重ねてみましょう。

ライン系とライン系なのでどうなるでしょうか。

似ているグラフ同士なので、重ねると少し見難くなりますね。
プロパティ設定でライン色を変えると良いかもしれません。(^_^;)

５）おすすめの組合せ

私が推奨する組合せは
▶「出来高（Volume）」と「ＡＤＸ（ＤＩ）」
▶「出来高（Volume）」と「ＲＳＩ」
⭐Volume（出来高）と組み合わせることです。
出来高はチャート（ロウソク）へ重ねることもできますが、出来高グラフがロウソクに重なってしまうので、ロウソクチャートを上に動かすことになり面倒なときがあります。

出来高とＲＳＩやＡＤＸを重ねる程度であれば、さほど邪魔にもならないし、出来高の状況とＲＳＩ・ＡＤＸの関係が明確にわかるのでオススメです。

❑．重なりを解除する手順

元に戻す方法も簡単です。

１）重ねた時と同じ要領で、動かしたいオシレーターの「･･･」ボタンを押して「移動」をクリックします。

２）上の（下の）新規ペインへ　をクリックします。

そうすることで元の通り、別々にオシレーターが表示されます。

❑．おすすめオシレーターはこれ

TradingViewはオシレーターも豊富にあります。
私も使っているオススメのオシレーターはこれです。

１）ＲＳＩ＋
DR7さんのインジゲーターです。通常のＲＳＩに雲（Cloud）が追加されたオシレーターでチャートの強弱が視覚的に分かるようになっています。
ダイバージェンスの確認にも使います。
https://jp.tradingview.com/u/D7R/#published-scripts
DR7さんは他にも多数のスクリプトを作成していますね。デザインも好きですし、アラート設定にも使えて気に入っています。

アラート設定はCherio Technical Teamsでチューニングやテストをしています。他のアラートと組合せて使うと更に精度が高まります。

Strategyスクリプトも作成されています。今度、購入して検証してみようと思います。

２）ＭＡＣＤ
TradingViewに内蔵されているMACDです。
相場のモメンタム（勢い）を示してくれるオシレーターですね。
MACD系は多数ありますが、内蔵インジゲーターにある「マックディー」が一番見やすいと思います。

プロパティ設定もそのままでＯＫです！
MACD線が、シグナル線に対してどの様に沿って動くのか、クロスしていくか見ていきましょう。

３）ＡＤＸ and ＤＩ for V4（DMI）
Cherio Technical Teamsのメンバーさんに教えてもらったのですが、ＡＤＸの「ＤＩ＋」と「ＤＩー」です。
使い始めは読み方に戸惑うかもしれませんが、使っていくうちに精度が高いことに気付かされました。ＦＸ・株式と幅広く使えるオシレーターです。
ＲＳＩを開発したことでも有名なJ.W.ワイルダー氏により開発されたテクニカル指標です。

価格のトレンドの強弱を数値で示し、トレンドの発生を探るインジケーターです。

▶ＤＩ＋ライン
上昇トレンドの強さを示すラインです。
上昇基調が強まって上昇し、下降基調が強まると低下します。

▶ＤＩーライン
下降トレンドの強さを示すラインです。
下落基調が強まると上昇し、上昇基調が強まると低下します。

▶ＡＤＸライン
ADXラインはトレンドの強弱を示しています。（画像では消しています）
トレンドの強弱を表すので、上昇トレンドであっても下降トレンドであってもトレンドが強くなれば上昇反応を示します。

相場は予想して入るよりも、相場の勢いに乗ることが重要です。
TradingViewにはオシレーターが豊富にあります。
有効に活用して相場の勢いに上手く乗って資産を増やしていきましょう。

noteには他にも幾つか記事を書いていますので興味のある方はぜひ読んでみてください。

宜しくおねがいします。
それではまた。(^^)／