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不妊症について学ぶ#2 検査

今回は不妊症の検査について勉強してみました。
ほぼ、自分のための覚書なので、あまり参考にはならないかも。

治療開始前

問診(既往歴や妊娠歴の確認)
内診
経腟エコー

この段階で、妊娠した場合に問題となる内科的疾患や手術歴、婦人科疾患(子宮内膜症や子宮内膜ポリープなど)の有無を確認する。

月経周期3〜7日目(卵胞期初期)

ホルモン基礎値
・LH 黄体形成ホルモン(基準値2-7mIU/mL)
・FSH 卵胞刺激ホルモン(基準値4-14mIU/mL)
・E2 エストラジオール(基準値20-70pg/mL)
・プロラクチン(基準値30ng/mL以下)
・テストステロン(基準値0.5ng/mL以下)
・TSH(基準値0.1-2.5mIU/mL)
クラミジア抗体
・IgA
・IgG
精液検査

排卵障害が起こっていないかを確認。
・LH, FSHが低値でLH<FSH:視床下部または下垂体性
・FSH>30でE2<30:卵巣性
・LH, テストステロンが高値でLH>FSH:多嚢胞性卵巣症候群
・プロラクチン>30:高プロラクチン血症
・TSH<0.1またはTSH>2.5:甲状腺機能異常

クラミジア抗体は感染歴・現在の感染を確認。
IgGは過去の感染歴、IgAは現在の感染を示す。
クラミジア感染は子宮頸管炎などを引き起こすため、不妊の原因となることがある。

精液検査については前回の記事をご参照ください。

月経周期10〜12日目

子宮卵管造影検査
首席卵胞径(経腟エコー)

卵管閉塞の有無を確認する。
卵胞の成熟度合いを確認し、排卵日を予測する。

月経周期14日目前後(排卵期、性交の翌朝)

フーナーテスト
首席卵胞の発育または消失(排卵)(経腟エコー)

フーナーテスト
頚管粘液(排卵期に分泌される粘液。精子の泳動を促進する)の中の運動精子数を確認し、自然妊娠が望めるかどうかを判断する検査。
また、頚管粘液の質も確認する。
フーナーテストを何回も行なっても結果がよくない場合は、人工授精や抗精子抗体の検査も考慮する。

排卵後7日目前後

首席卵胞の確認
子宮内膜の厚さ
プロゲステロン(黄体ホルモン)(基準値10ng/mL以上)

子宮内膜の発育不全や黄体ホルモン異常により着床を妨げている要因がないか確認する。

まとめ

不妊検査についてまとめてみました。検査の時期や回数、タイミングについては医療機関によっても異なると思います。
私は、前回排卵期に検査を行なったため、女性側の要因があるかどうかについてはまだわからない状態であることがわかりました。(現時点では、異常はみられないというだけみたいです。)
風疹ワクチンを5月に接種したので、本格的な検査、治療の開始は7月になります。まだまだ予想していないことがたくさん起こりそうです。
治療開始までに時間があるおかげで、情報収集や勉強をしながら臨めるので、積極的にわからないことは質問していこうと思います。

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