2日ぶりの再会

12月9日 2日ぶりに父親と再会する

この二日間、叔母が大阪から来ていた。今まで会えなかった分、施設に泊まって父親と時間を過ごしたいとのことだった。私はちょうど友達との約束もあったので、二日間父親から離れることになった。

2日ぶりに父親を見ると、逃避していた現実が一気に戻ってきた感じがした。妹の家族に会って笑顔でいる父親の写真が送られてきていたので、もしかして表情や認識のレベルが回復していたりするんじゃないかと思ってもみたが、そんなことはなかった。分かってはいたが、やはり現実は重たかった。

私が来たことはわかっていたようで、声をかければ目でこちらを追い、「あー、あー」と声を出して一生懸命何かを伝えようとしていた。いつも「おかえり」と言ってくれていた頃が懐かしかった。あの頃からまだ1ヶ月も経っていないと思うと、改めて恐ろしい病気だと思う。

今日からまた父親の施設に泊まる。次に家に帰るのは、また土曜日だ。

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