セクハラに思いがけず反撃しちゃった話
こんにちは。笹塚チェンです。アラサーの女です。
みなさんお元気ですか? 私は秋花粉で目かゆ鼻水祭り開催中です! つらい!
わたしは一時期、よくボルダリングジムに行っていたんですが、そこにすんげーセクハラとイジり(という名の罵倒)をかましてくるオッサン(40代前半)がいたんですよね。
今回はそのオッサンに思いがけず反撃しちゃったときの顛末を書きたいと思います。
じゃがりこでも食べながらどうぞ。
セクハラとイジりの内容
箇条書きにすると
* わたしのバストサイズについてバカにされる
* 何かにつけて「お前つまんねーよ」と言われる
* モノマネを要求され、やったら「は?」と言われる
こんな感じです。もはやサンドバッグです。
私だけではなく、年下の女性にはだいたい同じことをしているようでした。
男性でも自分より立場が弱いと判断した人には当たりが強かったな……
ジムの店員さん・常連さんたちも正直困っていたのですが、皆いい人なのでなかなか強く言えず……という状態。
しかし、そんなセクハラと度を超したイジりを受けながらも、わたしは我慢して笑って流していました。
よく話す常連さんも何人かいるジムでしたし、強く言えないチキンハートジャパニーズですので。
そして事件は起きた
ある日、そのオッサンも含めてジムの常連さん7〜8人と飲みに行ったんです。
そしたらまぁ〜オッサンのセクハラとイジりもフルスロットルです。
165km/hのストレートを次々とぶちこんできます。
「どういう男性器が好きなの?」って言われたのはめっちゃ覚えてます。うるせぇよ。
ただ酒の量が増えるにつれ、私も頭がゆるふわになってしまい……
なおも加速していくオッサンのセクハラに…… その……
ハチャメチャに…… ブチ切れまして……
「なんなのこの人!?」「ほんと死んでほしい!!」と純度100%の本音を叫びまくり、ビールを煽るわたくし。「反撃してやろう」という気持ちは1ミリもなかったのですが、アルコールにより脳の社会性フィルターが全壊しました。
その後どうなったかあまり覚えていないのですが、それ以来忙しかったこともあり、しばらくジムには行きませんでした。
周りはおおむね「災難だったね」という反応
数ヶ月、運動しなきゃな〜と久しぶりにジムに行ったところ、例の場に居合わせた常連さんに話しかけられました。
「あのとき大丈夫だった〜?」
「あっはい。なんかすみません、場の空気こわしちゃって」
「いーよ、面白かったからw」
と、笑いながら言ってもらったので少し安心しました。
とはいえ、私は暴言を吐きまくっていたので、その節はほんと…… すみませんでした……
その後に別の常連さんとも何人か話したのですが、「(あまりにオッサンのセクハラがひどいので)ハラハラしてたよ〜〜」や「笹塚さん、大丈夫かな? って思ってた」といった感じの反応がほとんどでした。
その日は例のオッサンは来ていませんでした。
正直いてもどうすればいいかわからなかったので、ちょっとホッとしたというのが本音です……
ご本人登場
その次にジムに行ったら、いたんですよ。オッサンご本人が。
私に対する後ろめたさがあったのか? さっぱり目が合わず、入店してしばらくしてやっと「こんにちは」ぐらいの挨拶はしました。
以前はめちゃくちゃ話しかけてきたのにそのときはまったく話しかけられず、結局彼は私より先に退店したのでした。
後日聞いた話
その後ジムの店員さんに聞いた話ですが、例の事件のあと、オッサンはたいそう凹んでいたそうで……
常連さんにその件でイジられると「いやほんと、それ言うのやめて」と懇願するといった具合。
どうも、それまでは下ネタやイジりに笑って応えてくれていた女が、いきなりブチ切れたことがとてもショックだったようです。
そしてブチ切れられたことで「そんなに嫌だったんだ」とはじめて気づいたらしく…………
いや、マジかよ??!!
こちらとしては気を使って流していたことだけど、向こうからしたら本気で許されていると思っていたらしいです。
いや、マジかよ??!! (4行ぶり2回目)
そりゃ世の中からセクハラが無くなんねぇわけだ……
おわりに
セクハラをされている側は我慢して受け流していることでも、している側は本気で許されていると思っていると意識の違いを痛感した出来事でした。
(嫌がっていることをわかっていて、わざとやっているケースもあるでしょうが)
今回は趣味の場という、逃げようと思えばいつでも逃げられる場でしたし、周囲の人も困っていたことだったので、私に対するお咎めは特にナシでしたが……
仕事の場ではセクハラへの反撃にブチ切れるのはまったくオススメできません(そりゃそうだ)。
とはいえ、セクハラや不快なイジりに対しては「嫌だ」と伝えないと相手を増長させるばかりだなと思いました。
なかなか難しいですけどね……
みんな頑張ろ、わたしも頑張る。
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