さのさんの研究#3 水の影響
アセトニトリルを溶媒に使う光触媒反応,例えば,ニトロベンゼンの還元,ベンジルアルコールの酸化反応などは,少量の水を加えると活性が向上するという報告がままある。理由は様々で,水素化反応であれば水素源が増えるからだったり,表面への吸着量が増えるであったり,中間体であるラジカルが安定に存在するからだったりする。
そんなわけで,この研究でもやってみることにした。酸素雰囲気下,青色LEDを4時間照射した。
あー,全然ダメだな。水が入ると反応速度が劇的に落ちる。入れる量が多すぎるのかもしれないけど,ここまで反応速度が落ちる時は,量を変えてもあまり変化はないだろうね。
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