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人酔い

人酔いをする。
例えば、東京駅などの人混みが多い場所が苦手だ。何が苦手かと言えば、なんだか「気持ち悪くなってくる」のである。
なんとも言い難い。お酒を飲んだ翌朝の気持ち悪さとも違う。近いものをあげるとしたら、車酔いや船酔いに近いような気がする。

電車などの待ち時間に、座りたいなーと思って待合室に向かう。基本的に僕は立っているのが苦痛なので座れる場所があれば座る。
ほとんどの場合、待合室というのは混んでるものだ。今までは、空いてるところをなんとか見つけ、座っていたが、最近は座る気が起きない。それだったら、空いていそうな壁の方で立ってスマホでもいじっている

映画館とかもそうだ。小さい頃は特に気にならなかったが、あんな密な空間にギュウギュウに詰められて見ることが苦痛なのである。映画は面白いからもちろん観るのであるが、隣の人に気を遣ってしまってそこまで集中してリラックスして見れない。
コロナ禍の映画館は素晴らしかった。隣が居ない一つ飛ばしであるからだ。コロナが収まってきても、横のスペースを開けるような運営をしている映画館があったら是非通いたい。

小学生の頃とかは、全然平気だったのに今では嫌になっている。単純に大きくなって、窮屈に感じるようになったからだろうか?それとも、パーソナル・スペースが成長していく過程で広がっていったからであろうか?

コロナ禍でそこまで苦痛に感じなかったのは、ソーシャルディスタンスが自分に適していたからかもしれない。コロナ禍が明けても、ディスタンスはそのままがいい。

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