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αヘリックス・βシートの模型をモールで作ってみた。

こんばんわ。

生きています。

今年春から新しい職場環境にいるのですが、初年度というのはなかなかしんどいものです。その日その日の動きがわからないので、手探りの連続。なかなかこたえますね。でもやるべきことをしっかりこなし、生徒のために日々生きていきます。

今年度は化学基礎の最初から教える学年と、化学の最後に至る内容を教える学年を担当しているので、今年一年で化学基礎の最初から化学の最後の内容まで、一通り授業する一年となりました。

そんななか、有機化学の「アミノ酸・タンパク質」の単元についての投稿です。

この単元のキーワードに「αヘリックス構造」「βシート構造」というのがあるのですが、「アミノ酸が水素結合してらせん構造になっているんだけど、この構造をαヘリックス構造と言って~・・・」と教科書通りに説明をこれまでしていたのですが、実は私自身、いまいちここの内容を理解せずに教えていたんです。調べたり実際に見たいと思っても、高校理科室の機材じゃね~、しょうがないよね~と開き直っていました。

で、

ついさっき、ふとこれを思い出し、「αヘリックス 模型」と検索をかけてみました。すると、

「田口英樹のサプリメント」というブログ?がヒットし「タンパク質模型を自分で作ろう」というページにたどり着きました。

それをみてみると、この方は「tangle proteins building set」というものをつかって、パーツ(アミノ酸?)をつないで一次構造→二次構造→ユビキチンもどきを作られていました。

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(写真)田口英樹のサプリメント より

これをみて、「これはいい!αヘリックス(中央上の赤いクルクル)やβシート(中央の青い二本のナミナミ)がイメージしやすい。」と思ったんです。そこで早速amazonを調べてみると・・・

https://www.amazon.co.jp/s?k=tangle+proteins+building+set&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&ref=nb_sb_noss

amazon価格、約¥9,500。一回の説明にこのお値段か~。

そこで、たまたま家にあったモール(懐かしくないですか?)で簡易模型が作れないかと思い、作ってみたわけです。

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それが冒頭の写真です。今回使用した道具のすべてです。

・100均のモール。ニッパー(赤いやつ:モールを切るために使用)。ラジオペンチ(青いやつ:切った二つのモールをつなぐために使用)。単三乾電池(モールをくるくるして、らせんやなみなみの形にするために使用)

作成途中の写真がなくてすみません。

前出した写真をもとに、4色のモールを準備して、適当な長さに切って、ラジオペンチでつないでいって…という具合に30分ほど作業。

その結果がこれです。

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真ん中のピンクのクルクルが「αヘリックス」、手前の青の二本のナミナミが「βシート」に見え…ないこともない。(比較のためもう一回掲載↓)

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なんとなーく雰囲気が伝わればいい、という程度で作成したので、これで十分かなと思っています。製作費100円(モール代)時間30分。十分なコスパかと。


ということで備忘録もかねて、そして久しぶりに投稿をしてみました。

研究発表までいかない、日ごろちょっと試してみたことを、今後またちょっとずつアップできればと思っています。

それではまた。

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