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【読書感想文】世界でいちばん素敵な化学の教室

あらまし
この夏の読書感想文。
タイトルは「世界でいちばん素敵な化学の教室」
この本は、表紙(カバー)がきれい、授業で使える小ネタが多い。
写真が多く文字が少ないので、気分転換に読むのもおすすめ。
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気づいたらもう8月も半ばです・・・。
これまでの期間、有意義に過ごしてきたかなぁと、ふとこの夏を振り返ってみたりしています。
皆さんはどんな夏をすごしていますか?

さて、
この夏に読んだ本のうち、今回紹介するのは
「世界でいちばん素敵な化学の教室」です。
(監修 齋藤勝裕、発行 株式会社三才ブックス)

世界でいちばん素敵な化学の教室 (世界でいちばん素敵な教室) | 齋藤勝裕 |本 | 通販 | Amazon

この本、「世界で一番素敵な」シリーズの一つのようです。
買うまで知らなかった!しかもこの「化学の教室」は第29弾なんだと。
今度ほかのシリーズも見てみよう。

まずはぜひ本屋さんで、実際の本のカバーを見てみてください。
化学がさほど好きではない人でも、いち写真集的な感じで見てもらえるのではないかと思います。

そしてその中身ですが、
“…日頃の「なぜ」を解決してくれる内容を中心にまとめました…”(本文より引用)
とあるように、身近に起こる現象を化学で説明しています。
この説明の中にちょっとした余談・COLUMN(コラム)があり、そこに書かれてある内容が、授業などで単元に関連する小ネタとして話せそうなもの・使えそうなものばかり。

例えば、
・Q.重曹やクエン酸で汚れを落とすのも洗剤と同じ仕組み?→A.異なります。(ここまで本文引用)…以下説明続く。
 →説明文を読むと『汚れを落とすというテーマで、イオンと水への溶解性・酸塩基・酸化還元・有機化学(洗剤)で話ができるな』とか、

・Q.透明な金属ってあるの?→A.あります。…以下説明続く。
 →説明文より、『金箔を買って、透かして見てみよう』と考えてみたりとか、

・コラム:タイヤと窒素の関係
 →文章を読むと『窒素の話をするときに、航空機やF1の写真を見せてみよう』とか、
(あまり本文をそのまま載せるのもどうかと思いこのような書き方にしてみました。あまり意味が伝わらないかと思いますが…すみません)

などなど。
知っている人が見ると当たり前なのかもしれませんが、さほど知識を持ち合わせていない私が見ると、「こんなところにこういうモノや知識が利用されていたんだな。知らなかった。これは今度生徒に話をしてみよう」と思えたわけです。そういう意味ではこの本は一度だけではなく、折に触れて何度も読んで「本の知識を使って」いきたいなと思える本でした。


 ここまで数冊本を読んで、「日ごろのアウトプットには、日ごろのインプットが欠かせない」と改めて思いました。新しい知識がないと(もしくは忘れていた知識を呼び起こさないと)いつも同じ話のみになってしまうし、引き出しは枯渇するし、なにより何の成長もありません。インターネットだと自分が興味がある内容や知っている情報をより深くという知識を得るのにはとても適していますが、自分の知らないこと・興味を向けていないことの知識を得ることは難しい。そういう意味において、本や書籍というのはこの時代においてもとても有益なものだと感じます。なにより、ふらっと本屋さんに立ち寄って、並んでいる本を眺めるだけでも楽しい時間なんですけどね。
また本を読む時間を作っていきたいなぁ。

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