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【心理学】思春期、青年期 友達関係

再び「みんなのフォトギャラリー」から

今回は、思春期や青年期の友達関係について。

前思春期はチャムとチャムシップの構築

前思春期、だいたい小学3〜4年性頃。

この時期は、体はそのままに心が変化していく時期。

このころになると、同性の友人と親密な関係の構築を図るようになってくる。

この「親密な二者関係の、同性の特定の友人」をチャムといい、

チャムとの関係のあり方をチャムシップという。

前思春期というのは、心が変化する、とても不安定な時期。この時期に親ではなく友人という横のつながりが重要になる。


思春期初期は3人以上の関係へ

思春期初期になると、この二者のペア同士が集まって、仲良し集団ができ始め、

特定の相手だけでなく、グループや仲間ということになっていく。

3人以上になってくると、共通性だけでなく、「差異、多様性」ということも

意味を持ってくる。これはチャムシップにはなかったものである。


青年期には、より社会的に

青年期になってくると、何かの目的のために形成されるグループができてくる。

例えば音楽やダンス、何かの同好会など。

思春期の頃の自発的なグループには、特にルールなどはないが、

この何かの目的のためのグループにはルールができたりあったりする。

そのルールや規範に、所属しているヒトが従い、そこに「社会」が形成される。


まとめ:対ヒトの変化

自分と親

→同性の相手(チャム)

→3人以上の自然発生グループ(差異、多様性)

→目的を持ったグループ(ルール、規範、社会性)

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