入試化学良問演習 #1

個人的に問題あさっててこの問題いいなと思ったものを手書きの解答と考えるプロセスを込みで載せていきます。

では、栄えある第一回の問題です。2004年広島大学から。密閉容器と圧力の問題です。PDFもありますので適宜お好きなほうをお使いください。マジでこの範囲差が付きやすいです。目標時間は15~20分。では頑張ってみてください。



化学の問題を解いている姿を見ていると、できる奴ほど以下の処理をしています。

①どのような現象の問題なのかを把握する
②鉄則はなかったかを思い出す
③それに則り考える

今回はざっくりいうと、密閉容器内で化学反応を起こして、変化後の圧力やモル数を考えようという問題ですよね。ということは起こった反応式を書き、物質収支を整理し、水がある場合か否かを判断していく流れなはずです。

ここさえできていれば方針はいけるはず。
注意してほしいのは定圧容器、つまり大気圧と常に一定になるような容器なので、容器内の気体の物質量が増えればその分体積は増えるしその逆もしかりということ。

では、手書き解答に移ります。




この問題で大事なことは
・問題の流れを把握したうえで(1)~(3)までを進められたか
・容器内の水の扱いが適切にできたか
・モル比と圧力比の関係性をうまく使いこなせたか
の3点になっています。

余力がある人は、(4),(5)で液体の水が入っている容器の温度を上げているので気体の物質量も増えるし、温度変化によって体積も増えるんだからそりゃあ体積は爆増するよね、と感じてもらえたらと思います。

今回は以上です。よく問題の流れを復習してあげてください。それでは。

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