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【LoR】パッチノート3.0.0の感想と色々語り

こんにちは。ケミカル犬です。
ついに2022年最初のパッチノートが公開されましたね!

予告通り、大規模な上方修正がメインのパッチです。今回は事前に開発者がTwitterやRedditでユーザーから意見を募ったこともあり、かなり期待していました。

全体的な印象は最後にまとめるとして、早速個々のカードを見て行こうと思います。これまでのブログと同様、「個人的なインパクト点」を10点満点で採点していきます!


個別カードのインパクト評価

サイオン:7点
ここに来てまさかのサイオンナーフ。最近はめっきり見なくなったので、このナーフで完全に消えそう。攻撃力の減少は2だが、死亡時の奮起と合わせて4点減ったに等しい。
ランブルの足りないパワーを補うための採用もあったため、ディスカ軸はドレイヴンともども冬の時代を過ごすことになりそう。

アッシュ:8点
今の環境で見ないとは言え、定期的に環境上位に現れるノクサスアッシュの強化。レベルアップした時の詰み性能はかなり高いので、実用的なデッキが組めそう。
後述する霜牙のシャーマンや氷牙の狼母と合わせたデッキも組んでみたい。

トランドル:5点
パッチ1.14でナーフされた体力が戻ってきた。当時はトランドル・オレソルのランプデッキが猛威を奮っていたことによる弱体化だったが、果たして今の環境に戻ってこれるだろうか。
ただ、今でもターゴンの頂やリサンドラデッキで採用されてはいるので、それらのデッキに対しては純粋な強化。個人的にはあまり影響は無いと予想。

アニビア:4点
ピンポイントだが、レベルアップ前にフィアサムを止められるようになったのは大きい。ナイトフォールやヴィエゴを使っていると、アニビアデッキでフィアサムが止まるのは酒場の主人だけなので。
とは言え、デッキとしての使用感はそれほど変わらないと予想。つまり環境で見ることは少ないのではないか。

キンドレッド:7点
ルーンテラオタク待望の上方修正。ただし、体力が低くなったことで脆くもなったので、Riot的にはかなり気を使っている模様。
ユニットに乏しいパンテオンデッキに有利が付きそうだが、あのデッキは除去手段も豊富なため、なかなか難しそうだ。

マオカイ:3点
地味だが嬉しい強化。おぞましき饗宴の子蜘蛛召喚で起動するようになった。4ラウンド目にマオカイを置いた時の選択肢が増えたのは嬉しい。

ダリウス:2点
なんと!体力がアルファワイルドクロウくんと同じになったよ!

ダイアナ:8点
レベル1だと初回起動後に置物になることが多かったが、この強化で運用の幅がかなり広がった印象。
ナイトフォールではフィアサムを通すために使えるし、ゾーイダイアナなどの招来コントロールでも便利。ただナイトフォールだと、できれば顔を詰めたいので、コントロール寄りのデッキの方が活躍するかも知れない。

ゼラス:7点
ついに青ダルマことゼラスの時代が来てしまった。体力4-5のラインはかなり取りづらい。能力もあいまって詰ませ性能が高くなった。
個人的にアーリケネンへの(ファンデッカー的な)回答になると思っていて、パッチが適用されたら試してみたいと思う。
ただ、やはり見た目があまり好きになれない……。

バンドルシティの市長:8点
全市民・待望のナーフ!リリース前から霊峰の占術者と比較しておかしいと言われていたが、ちょうど良いところに落ち着いた。
コスト上昇やスタッツ調整だと微妙だと思っていたので、少し手が込んだ調整内容になったことは、運営への信頼感が増した。

知りたがりの海貝:6点
全ルーンテラ民・待望のナーフ!海獣狩りの銛、復讐の黒槍、サーモジェニックビームなどで取りやすくなった。とは言え、除去手段に乏しいデッキ相手ならまだまだ活躍できる余地はある。
個人的にはアーケーンライトで取れるスタッツになったことが嬉しい。

昔語りのヨードル:7点
ヨードルバーン、バンドルGP、ティーモスウェインの弱体化。これらのデッキではポイズンダーツのキノコによるダメージもバカにならないので、あと1点を追う戦いになった時に効いてくる。
とは言え、代替カードの選択肢が少ないこともあり、消去法で採用されるのではないだろうか。

海獣狩りの銛:6点
セジュGP、バンドルGPの弱体化。アグロもできるし除去もできる、というのは隙が無さ過ぎたので、対面からすると嬉しい。4コスト5点は順当。
ただ、ここ最近のスタッツインフレに反して貴重な5点火力が失われたのは痛いか。SIビルジの樽コントロールなどはやや苦しそうではある。

見据えし者:6点
今でもFTRのデッキから飛んで来るとけっこう厳しいので、3点オールは影響力がありそう。ターゴンの頂が引けなくてもランプして強いユニットがいるというのは嬉しい。ただ頂デッキ以外で採用するかと言うと、8+保持アーキが弱いので可能性は低いか。

古き者たちの声:1点
今回の謎バフ枠。そもそも「ランプしないと使えないランプカード」というのがカードデザインとしてかなり厳しい。しかもランプデッキは手札が重たいことが多く、追加で8+カードが欲しい場面もそれほど多くない。

アイスボーンの遺宝:9点
今回のおもちゃ枠。とても夢が広がる。
カードデザイン上、小型ユニットに打つことが多いのだが、スロウだと除去されてしまうため、バーストはかなりありがたい。状況次第だが、飛刃に打つこともできるようになった。
対象としては子蜘蛛、砂塵兵、ミストレイス、飛刃、パウダーモンキーあたりだろうか。ムチカズラ?うーん……。

霜牙のシャーマン:4点
アッシュパッケージとしての強化。悪くはないが、それほど変わらない印象。召喚時にも凍結効果が追加されていればかなり強力だったように思う。
今だとパンテオンメタとして機能させることはできるが、決戦場などで取られやすいのが厳しいところ。

ポロ飼いの爺:2点
カードデザインの統一という意味で、保持ギミックになったのは良いと思いました(感想)

ワンプモドキ:5点
意図が謎のバフ。キノコデッキの強化を狙ったのか、昨今のスタッツインフレに置いて行かれているPnZユニットの底上げか。さておき、4/4/4はかなり頼れるスタッツ。キノコデッキは盤面で詰めてくるデッキに弱いので、その対策になるはず。

滅びのレックス:3点
やはりスタッツインフレに取り残されているユニットの強化か。悪くはないが、現状入るデッキが無い。コストは3/3のまま「このラウンド中に引いたカード1枚につき2回(最大4回)」なら試してみたい性能だった。

サンゴの仲間たち:2点
パッチノート発表前、一部界隈で「龍の賢眼ナーフ」という情報戦が勃発していたが、蓋を開けると「サンゴのバフ」であった。スタッツインフレ調整用と思われる。

超越者の目覚め:7点
ゼラスの強化と、後述する埋もれし太陽の円盤強化と合わせて、超越者デッキをなんとかしようという気概を感じる。恐らくユーザーの声も大きかったのだろう。
シュリーマ単の場合、まともにチャンピオンをレベルアップしようとするとレネクトン・ゼラスしか選択肢が無かった。だがこのスペルが使いやすくなったことで、除去されづらいアジールを採用する選択肢もあるかも知れない。

裏通りのバーテンダー:5点
個人的に嬉しい強化。相変わらず使い道が無いカードだが、好きなカードが強くなるのは嬉しい。ただそれだけ。サンキューライアット……。

せめて選定にしてくれ!!!!!

埋もれし太陽の円盤:4点
1マナを節約できる&1ラウンド目から動ける、という地味に嬉しいバフ。アグロ耐性が付いた。ゼラス、超越者の目覚めと合わせて、一定数の超越者デッキを見かけるようになるはず。ただ実用的になるかと言うと、未だに疑問。シュリーマ単という地域の取り回しが悪く、対応力が鍵のルーンテラでは「ハマれば強い」の域を出ないように思う。

復讐:6点
な、なんやて~~???!まさか復讐が上方修正される時代が来るとは夢にも思わなかった。未だに無条件の確定除去としては唯一無二。ただ、横並べが増えたので採用が減ったのも事実だ。
エリスジェイスなどのセンチネルコントロールには嬉しい強化。元々チャンピオンの採用幅が広いデッキだが、同じくバフされたキンドレッドも採用候補に入ってくると思われる。

ゴールデンクラッシュボット:10点
全ルーンテラ民待望のバフ(誇張表現)。
「テック」というサブタイプは、単なるロボではなく、ハイマーやジェイスが作った特殊なロボという認識があったのだが、こいつは一体…?気になってフレーバーテキストを見に行ったら「抹殺。圧縮。粉砕。反復。」としか書いて無かった。大した設定が無かったからサブタイプを追加できたとも言える。
実際の使い道があるかはさておき、テックデッキの選択肢が増えたことは喜ばしい。

秘密の通り道:8点
様々なデッキタイプが影響を受ける、大きなナーフ。バンドルシティの汎用性の象徴とも言えるカードだったので、一つの時代の終わりを感じる。
バンドルシティよ、安らかに眠れ(トリスターナとランブルはまだまだ上方修正待ってます!!)


パッチノート全体の感想

バフの多様化

前回のブログでも触れたのですが、やはり「特定のアーキタイプに絞ってバフをする」という方針自体は継続しているようです。前回は「ドラゴンアーキ+使用率の低いターゴンの強化」でしたが、今回は「使用率の低いフレヨルドの強化」ですね。

ただ、ユーザーから意見を募っただけあって、前回よりもバフの対象が多様化しました。個人的には今回くらいの多様性がちょうどよいのかな?と思っています。

元々、手当り次第バフしていた頃は「実際のメタに全く影響がない」と開発者が嘆いていましたが、前回のドラゴンバフはかなり影響を及ぼしました。その反面、一人のファンデッカーとしては面白みがありませんでした

NA/EUのユーザーはアジアよりもファンデッカー気質が強いため、前回のパッチ後にそうした不満が多数挙がったのではないでしょうか。それを受けてのユーザー意見の募集だったのでは、と推測します。

上からNA,EU,ASIAのTOPデッキの使用率(引用元
アジアに比べると他の地域は使用率が低い

運営の対応スピード

そして思ったよりもナーフが多かったですね。全27枚の修正中、ナーフは6枚です。前回が28枚の修正中、ナーフが6枚でした。

前回のドレサイ・ナミゾーイの2強環境と違って、今の環境はそこそこバランスが良いので、少し多いかな?という印象です。特にサイオン、秘密の通り道に関しては少し厳しい印象を受けました。

恐らく、今回のパッチは12/15のhotfix前に大枠が作成されたと思われます。そもそもこの12/15のhotfixが異例で、当初は今回の3.0.0に含める予定だったはず。

というのも、欧米の企業は12月中旬にはクリスマス休暇に入ることが多く、Riotも例外ではありません。ただ、12/8に『魔法と災い』シーズンが始まって、1/6の3.0.0まで放置すると危険な環境だったため、急遽hotfixを入れたのだと思います。

そう考えると、12/15以前の環境ではまだドレサイやバンドルGP、ティーモスウェインなどが環境上位に居たため、今回のようなナーフに繋がったのだと思われます。

12/8時点の勝率TOP10(引用元

環境で見かけそうなデッキ

今回の上方修正が入り、環境で見かけそうなのは…

  • ノクサスアッシュ

  • ターゴンの頂

  • センチネルコントロール(キンドレッド型)

  • 超越者

あたりでしょうか。
ノクサスアッシュはパンテオンに対して強く出れます。ツンツン棒などの1点火力が厳しいのは変わらずですが、環境からバンドルシティが減ることが予想されるので、相対的に立ち位置が上がりそうです。

ターゴンの頂は今でもたまに見かける人気のデッキ。トランドルと見据えし者の上方修正で、FTRに頼らない戦い方ができるようになったのではないかと思います。

センチネルコントロールは今でも強いデッキですが、キンドレッド人気にあやかって数が増えると思われます。スペル除去だけでキンドレッドがワークするかはやや怪しいですが…。

超越者も人気のデッキなので増えるでしょう。既にRedditでは海外のオタクがお祭り騒ぎです。

歓喜する超越オタク

個人的に使ってみたいデッキ

全体を見て使ってみたいなと思ったのは…

  • アッシュキンドレッド(凍結コントロール)

  • ナイトフォール(少しミッドに寄せる)

  • ジグスゼラス

  • テックハイマー(相方地域未定)

  • バーテンダービクター(全て未定)

あたりでしょうか。
特にアッシュキンドレッドは両方バフされた組み合わせです。フィニッシャー不在は相変わらずですが、ゾンビアッシュとの共存もできますし、イチ推しです!

ナイトフォールは好きなコンセプトなのですが、どうしても動きがアグロに寄せないと弱い印象がありました。ダイアナのボードコントロール力が挙がったことで、違う形が模索できたらと思います。

ジグスゼラスは公式カップリングのはずなのに、ほとんど誰も研究していない不遇のカップリングです。理由はランドマーク不足なのですが、アーリケネンに対してゼラスが強く出られそうなので研究の価値はあるかと。まあ、ジリアンゼラスでいいのですが…。

残り2つはハッキリいってランク戦にはついていけない。

ドラゴンボール28巻より

閉会の言葉

さて、長々と偉そうに語って来ましたが、自分は万年プラチナ民(一応マスター1回)なので、カード評価も環境予想も全くあてにはなりません!

やっぱり新環境は自分で見て、触って体感しないとですね!最近は仕事が忙しくてブログも書けておらず、ルーンテラも暇つぶしでしか出来ていないのですが、今回のパッチを受けて奮起したいと思います。

それでは皆様、良きルーンテラ・ライフを!!