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【LoR】ぼくの好きだったルーンテラが帰ってきた!

おはようございます。現在3/30の午前5時です。
ルーンテラのパッチノート3.4.0が公開されました!

前回のブログを書いた後に一定の自己満足感を得られたので、今回は書くこと無いかなあと思っていました。

しかし!!パッチノートの内容があまりに素晴らしく、テンションがブチ上がって寝れなくなってしまいました!なので、まだ何もまとまっていないのですが、書き始めようと思います。

踏み込みの大きさ

先に全体を概観してみましょう。
調整枚数は事前に告知のあった33枚です。しかし、その内容は過去2回の大型バランスアップデートとは一線を画するものでした。

  1. 新カードの追加/3枚

  2. 環境デッキのナーフ/6枚

    1. 特に長らく存在するデッキ(潜伏・ダークネス)

  3. 地域基礎カードのナーフ/4枚

    1. 貝類と望遠鏡をここに含みました

  4. アフェリオスのミニリワーク/3枚

  5. ランブル関連カード上方修正/6枚

  6. 使用率の低いチャンピオンの上方修正/2枚

  7. その他カードの上方修正/12枚

    1. 一定の傾向を抽出するのは難しい

前回のブログの予想は一体何だったのか、というくらい目新しい内容でいっぱいです。特に新カード!そんなことあるの??

また、既存カードの調整もかなり踏み込んだ内容で、特に警戒網に触れたのはエポックメイキングと言っても過言ではありません。

運営は過去に、「地域に1枚くらいは絶対入れるプレミアムカードがあって然るべき」という発言をしていました。警戒網、双の行、聖歌、饗宴、ミスティックショットなどです。

そこに変更を加えたということは、「考え方を変えた」ということです。この決断は一朝一夕ではできません。オタクが仕事をサボりながら予想した調整内容なんて屁の突っ張りにもならないくらい、熟慮の末に決断したのだと思います。素晴らしい!!

また、今回から「カードの調整理由」が1枚1枚に記載されています。ここ半年くらいでルーンテラを始めた方には新鮮かも知れませんが、かつてのルーンテラではこの文章があるのが当たり前でした。一体いつぶりだろうと遡ってみたら、2021/6/2のパッチ2.9.0が最後でした。

カードの調整理由が分かること、それはつまり運営が何を考えているかを知れるということです。オタクとしてこんなに嬉しいことはありません。

調整内容の踏み込み幅、そして調整理由の明記、今回のパッチでは以前のルーンテラが戻ってきたようで、本当に嬉しいです!

前置きが長くなりましたが、次からはカード1枚1枚について見ていこうと思います!

※例によって、万年プラチナ~マスター2回の筆者が、個人的なインパクト点という謎の指標で採点したものとなります。


新カード

砂漠の決闘:5点
発想は悪くないように思うのだが、アクシャン裏のグラップルフック、強力バフのサイフォンストライクがある上で採用するかというと微妙なライン。しかも一方ストライクの先2枚と比べて相互ストライク。2マナだと強すぎるし、地域特性としてファストを配りたくないのは理解できるのだが、とても微妙なライン。
そもそもシュリーマのビートカードは相互ストライクに耐えうるケツデカが少ない。アクシヴィに入らないのはもちろん、アーケーンライトがあるランドマークにも入らない。超越者デッキなら採用の可能性があるか?

天上の神秘:7点
クレッシェンダムが死んだゾーイリー・シンに多少の光明か?ユニットが出せる烈震掌と比較するものではないが、5マナ2体スタンはかなりの遅延能力に見える。少し前から見かけるようになったアフェリオスラックスへの採用も期待できる。
あとは一向に相方が定まらないヤスオが再度レオナと手を組むこともできるか。ただ、ヤスオデッキはヤスオの問題というより舞手やレギオンの将軍のようなスタンをアドに変えるカードが増えないことにはデッキ全体の底上げに繋がらないように思う。

ロケット弾幕:4点
なぜスロウにした。蝕む嘆きがある以上、ファストでも良かったように思う。それぐらいスロウの除去は使いづらい。セナがいればファストになるが、セナ=シャドウアイルを入れるなら蝕む嘆きを入れる…。

新カード3枚は、総じてあまりカードパワーが高いとは思わないが、それでも運営の「なんとかしよう」という気概を感じる追加だったので、とても嬉しく思っている。


ナーフ

ナー:6点
実はナーの3|3ナーフは予想していたのです!前回ブログ唯一の収穫。さておき、攻撃力バフが少ないフレヨルド・バンドルシティだと攻撃力の1低下はかなり大きい。ただ、それでも汎用性の高いチャンピオンなので、時間軸デッキでは変わらず使われるはず。妖精戦火は元々そこまでナーに依存していないので、別のチャンピオンに変わるかも知れない。

パンテオン:4点
正直あまり変わらないのではないか。後半に育ってないパンテオンが着地した時のプレッシャーは減るかも知れないが、レベルアップしていれば攻撃力1の差はそれほど大きくない。
ただ、警戒網のナーフと合わせてパンテオンデッキ全体の攻撃力が減っていることには注目したい。

パイク:7点
潜伏デッキはかなりストレートな動きをするが、唯一水底の強襲だけは警戒が難しいカードだったので、そのダメージ量が減るのはありがたい。また、ただでさえ難しいレベルアップの難易度がさらに上がることも含めて、なかなかインパクトが高いナーフに思う。

いびつなカタライザー:8点
ヨッシャ!!!まじ2ラウンド目にカタライザー出してくるダークネス多すぎてキレてたので嬉しい!WCSではやまとさんの試合を見ながら「カタライザー早く来てくれぇ~!!」と思っていたのが懐かしい。マリガンで2/2/3を探しに行って分からせたい。地味にフィアサムが止まらないのもアツい。

前衛隊の曹長:6点
ラックスデッキに入ることを期待してパッチ2.18.0で上方修正されたが、実際に使われたのはスカウトと妖精戦火だったというオチ。辛い。ただアナグマのことを思うと3/3/3は妥当。精鋭デッキ…?誰も使ってないのでノーコメントです。

砂崩しのゼル=サイ:6点
無条件でOPを持っているユニットとしては、やや優秀なスタッツだったので納得感がある。このユニット自体が強すぎるとは思わないが、「さすがに潜伏が強い期間が長すぎる」という運営の意図がこのカードの調整に現れているように思う。

貝類学者:7点
ついに来たな、この時がよ…!!あまりに汎用性が高いのと、地域によって選定スペルが変わるのが楽しくてつい入れてしまうカード。ただ、攻撃力ではなく体力が下がっているのは良調整だな、と思った。
というのも、マイナーデッキで使う側としては、ブロックに入れる攻撃力2はありがたく、貝類学者に1点除去を打ってくれるならありがたいのだ。ただ、妖精戦火のような横並べ&バフデッキだと、体力低下はユニットロスに直結してしまう。弱きを助け、強きを挫く、嬉しい調整でした。

闊歩する望遠鏡:9点
これであの不快な「イーッ!イーイーッ!」を聞く頻度が下がるか?!妖精戦火のような横並べデッキで使われることが多いので、コストの上昇はかなり痛手。直接採用は減るかも知れないが、市長からの選定なら引き続き登場する機会は多そうだ。スタッツ的にはソラリの祭司、ルナリの祭司と並ぶ「ターゴン選定御三家」のようなトリオ感が出た。

警戒網:10点
まさかここにメスが入るとは思わなかった。警戒網が強すぎる、という議論が出るたびに「どこをいじっても弱くなりすぎる」という結論に着地していたが、ついに裁定が下った。パンテオン、スカウト、妖精戦火、ほぼすべての環境デッキに影響がある。ただ、代わりになるカードがあるわけではなく、渋々採用されることにはなるだろう。

双の行:9点
ナーフからのバフからの再ナーフ。こちらも警戒網同様、「どこをいじっても弱くなる」カードの筆頭だった。ただ、体力の+3が残ったのは大きく、これまで同様採用はされるだろう。
運営が「対称性を保ちたかった」と無念がっているように、カードゲームにおいて「名は体を表す」のはとても重要。だからこそ、それを崩してまで調整したことに、運営の本気を感じて嬉しかった。

クレッシェンダム:8点
アフェリオスの上方修正に伴う事前ナーフ。しかしアフェリオスよりもゾーイリー・シンへの影響が大きく、賢眼サーチが使えなくなったことはあまりにも大きい。ただゾーイリー・シンは長らく型が変わっていなかったこともあり、改めて別の型を模索してほしい意図があったのかも知れない。
地域からの2コストフォロワー召喚は、「スペルマナ2で肉壁を出す」以外の意味を持てないが、アフェリオスで月授の武器ループを回す上では、引き続き重要なポジションとなる。

上方修正

アジール:6点
運営はなんとかして超越者デッキを環境入りさせたいようで、パッチ3.0.0に続いての修正。この「ランドマーク」条件の追加は、埋もれし太陽の円盤や、ゼラス型の超越者デッキとのシナジーを狙ったものと思われる。
ただ、超越者デッキには根本的な問題が潜んでいるように思えてならない。チャンピオンへの依存度が高く、徹底マークをされると脆い。黄金の大使からバフの乗ったチャンピオンを置くにも5ラウンド目だ。ユニットを守るカードも実質砂時計だけと考えると、超越者が覇権を握るにはもうしばらくかかるのではないだろうか。

ビクター:10点
素直に写生です。たまらん。逝く。
ビクター自体はカード生成を中心としたカード群と使われることはあったが、「オーグメントデッキ」としてはあまり活躍できていなかった。それがオーグメントエンジンとして0コストスペルを毎ラウンド詠唱できるようになるのは本当にアツい。守りやすいアイオニア、スペシのあるターゴン、オーグメント加速のノクサスと、どんな地域とも組み合わせられる強みを活かして、今期の覇権を握っていきたい。

ランブルと関連カード:6点
味方のメカヨードルがブロックした時にレベルアップできるようになり、レベルアップが1回のアタックと1回のブロックで済むようになったのはかなり大きい。元々生成さえできれば強かったメカヨードルのスタッツ上昇も含めて、環境ではかなり見るようになるのではないか。

フラッシュボムの仕様変更:7点
ティーモケイト、エズケイト、センチネルコントロールの強化。フラッシュボムデッキとして組むにはもう一歩だが、ケイトリンの強化として優秀。ドレッドウェイに当たりやすくなってしまう…。

彼方より授かりし力:8点
アフェリオスの強化として。TFアフェリオスの悪夢がよぎるが、タコ殴りボクサーが確定サーチできなくなったのは大きい。汎用性の高いチャンピオンなので、どんなデッキが出てくるか今から楽しみである。

計画的創造:4点
「運営くん、このカードのこと覚えてたんだ…」という気持ちになったと同時に、あるツイートが思い出されました。以前、運営チームのAlexz Lee
がカードの調整要望を受け付けていた時に、このカードを執拗に推している人がいたんですよね。1コストには下がらなかったですが、+1|+1のバフが付きました。いや、それは反復拡張でよくない?

入念な計画:7点
これはけっこう楽しみなカード。スペルの3コストと2コストはかなり大きな違いがある。基本はカヒーリ育成計画に使うのだが、「同じカードを2枚連続で引ける」というのが面白い。トレジャーやマライの長老と合わせて、強力なカードを連打することも期待できる。

パドルスター:2点
もう一度よく魔鴉のカードを見直してくるんだ。

流砂:7点
え!いいんですか!?アタシ、ジリアンジグスで1~2枚指ししてましたけど!イルーシブ&OP対策に!攻撃力低下もさることながら、バフキーワードの無効を2体にかけられるのはかなり強い延命効果がある。

シジルマリス:3点
ルブランを強化したかったのかも知れない。しかしルブランの採用率は上がらないと思われる。トライビームデッキにワンチャン入る可能性が…?

保安官 ラリエット・ローズ:10点(0点)
Alexzがラリエットさんのことを覚えていてくれたことは嬉しいが、調整内容はそうじゃない感。スタッツだけ増えてもしゃあないんですよ…。まずビルジのユニットが弱いので、ジェネヴィーヴ・エルムハートくらい有利交換を助長できる効果が欲しかった…。でもありがとう!

喪失の暗鬼 カンファ:9点
たまらん。能力発動条件の変更は一長一短あるが、スタッツが上がって、仕事をできる回数と決定力が上がった。ナーフのあったデマーシアパンテオンに採用するのもいいが、せっかくなら別の道を模索したい。クイックアタック付与のしやすい再鍛カンファが第一候補だ。

国王ジャーヴァン三世:5点
妥当なスタッツ。

聖地を護る者:6点
J3と合わせて船強化2連続。プレイで即時ダブルアタックを付与できるので、オーバーパワー持ちユニットと組み合わせるのが強そうに見える。特にスペルルシールドが付いているユニットなら、ダブルアタックのバリアが剥がされづらい。( ゚д゚)ハッ!…聖地カンファ…?

彷徨いし者:5点
ターゴンの頂強化。こいつが0コストで降ってくるなら、勝負はだいたい決まっているのではないだろうか。もちろんチャンピオンを除外できるのは強いのだが。増えてきたら焦土を積む。


UX変更

100点
さすがに2年もプレイしてるとオラクルの瞳を見る癖が付いたが、それでもたまにやらかす。特に初心者がこのゲームに慣れるためにはマストの機能だと思うので、こういう部分も改善が入るのはアプリの未来を感じて嬉しい。


おわりに

ブログを書くことを思い立ってから3時間くらいかかりました。その間に別のこともしていたのですが、やはり書きたいことが多すぎてまとまらなかったです。

また、朝になるにつれてパッチノートの反応も増えてきましたね。思ったより反応は悲喜こもごも……というか、シーズントーナメントの日程変更はかなり非難が集まっています。

ルーンテラ運営は以前から競技シーンの軽視が問題になっていました。自分にはあまり関係のない話ですが、好きなゲームを上手な人達がないがしろにされているのを見るのは、気持ちのいいものではありません。

ルーンテラは今後、ソロゲー方面を強化していくことも言及されていますが、今いるユーザーを捨ててソロユーザーが定着することはないと思うので、競技シーンの改善は急務だと思います。

さておき、今回のパッチノートでは運営のやる気を感じられてとても満足しています。過去2回の路線だと、正直対して環境は変わらないだろうと思っていたので。

調整内容を全体で俯瞰すると、シンプルなビートダウンを下げて、遅いカードやコントロールカードを強化するような傾向が見られますね。ストレス環境になるという予想をしている方もいますが果たして。

自分は何より「ガラッと変わること」を求めていたので、今回の変更には満足しています。蓋を開けたらなんもかわってねー!ということも往々にしてありますが。

最後に何の根拠もない予想だけして終わります。

  1. 増えるデッキ

    1. アフェリオス系(ラックスメイン)

    2. ランブル・ドレイヴン(orサイオン)

    3. 超越者(しかしすぐ消える)

  2. 最終的に居座るデッキ

    1. パンテオン

    2. ティーモトリスナー


変わんねえじゃねえか!!!

……祈りましょう。それでは。