双子座の君。出会ってしまったんだ…
2014年。
私は、もう恋愛とかそういうのは
忘れていた。
夫婦仲はとても良かった。
お金の事では喧嘩もよくしたけれど。
とにかくこの頃は上の娘が大変だった。
上の娘とか下の娘とか
そんな言い方は好きではない。
でもうちには長女が2人いるのだ。
え?ちょっと何言ってんのか
わからない?
この辺の話はまた別の機会に。
***
桜が咲き誇る入学式。
家の中はゴタついては
いたけれど
とりあえず親子3人で
仲良く入学式に参加できた。
久しぶりの我が母校。
懐かしい。
式の前に教室に入る。
かわいい子ども達。
うちの娘と仲良くしてくれるかな。
教室の前にはトイレがある。
安心だな。
担任の先生は…
本当は女の先生が良かったな。
娘は男の人が苦手だし
私も実は苦手だから。
担任の先生はそこそこ若い男の先生。
なんか怖そう?
優しそう?
よくわからない。
あ、目が合った。
逸らそう。なんか嫌だ。
その後入学式。
なんか感動した。
上の娘の時は
(その頃はまだ息子だったけど)
保育園から不登園気味で
入学式も嫌がっていて
あまりゆっくり入学式を
味わう事がなかった。
でも今回はゆっくり
入学式を楽しんだ。
入学式の終わりに
クラス写真を撮ることに。
その前にママ友からの情報が入る。
「あの先生、ああ見えてめちゃくちゃ怖いらしいよ。」
ひぇー!うちの娘、男の人苦手なのに
その上怖いの?
ヤバいな、これは。
どうしよう。
写真撮影の後
子ども達は少し話したり
走り回ったり
個人的に写真撮ったり。
夫は先に帰った。
私は意を決して
先生に話しかけた。
怖い先生なんて私も嫌だ。
でも言っとかないと
娘まで学校嫌いになったら
困る…
先生には
うちの娘は男の人が苦手だから
コミュニケーションが難しいかも
しれないこと。
一年間よろしくお願いします、と。
(優しくしてください!…とは
言えなかった。)
そう伝えたら
そしたら
意外と優しくて。
とりあえず安心。
これが初めての会話。
なんでも無い会話。
そう
出会ってしまった。
でもこの時は
全くなんの感情も無くて。
後々に気づいたのだけれど。
だって先生だよ?
私自身学校は大嫌いだったし
先生もみんな嫌いだった。
先生なんてわかってくれないし
目立たない私なんてどうでも良いんだ。
学生時代
何も普通に出来なくて
何も楽しみが無くて
学校に好きな人を作る事で
なんとか学校に行っていた私。
好きな人は
勿論同じクラスでないとダメだし。
他のクラスでは意味がない。
クラスが変われば
また新しい人を好きになる。
楽しみの為だけだから。
本当に好きなわけではなかったと思う。
若い先生もいたし、
人気の先生もいたけれど
先生を好きになるなんて
有り得ない!
そして、
入学式を終えて帰ると。
上の娘(その頃は息子)が荒れていた。
理由は
妹の制服を見て。
自分には勝手に周りが判断して
ズボンをはかせた、とか。
本当はスカートの制服を
着たかったとか。
言ってくれたら良かったじゃん。
でも言えなかったのだろうね。
***
この話めちゃくちゃ長くなります。
でもこれが一番書きたかった事かもしれません。
完全に自己満足…自分の想いを
昇華させる為の話です。
また書きます。
いつか誰かに読んでもらえるように。