サクラが咲く頃に
たまに思い出す事がある
悔しくて涙が止まらない
視界が霞む夜道を
人知れず歩いて帰る
そんな日を過ごした事を
そしていつもと変わらず
咲く桜を見つめて、描いた未来
今自分はそこにいる事を
空虚な感覚と一緒に
ベッドに寝そべる時
人は時間があればと
口癖のようにいうけれど
いざ自由に使える時間が手渡された時
使い方が分からない事だって多い
その時は見えなかった運命の意図
未来に手繰り寄せられた糸かのように
今になって分かる事もある
後にならないと分からない事もある
社会のステータス
それは時にキラキラに見える空虚なもの
輝いて見えるもの
それは時に不安にさせる
比べるまでもなく
規格外過ぎて
比較不能なところまでいったら良い
見てるのは長い未来
もっと広くて大きい
目指すの方向性も人それぞれ
今いるところに集中をする
選ぶ事は難しい
でも一つ選ぼうとするから難しいだけで
興味があるものならば
いくつか同時並行したって良い
やってみるまで分からない
やってみないと分からない
誰かに何かを託してほしいと
思う事もあるかもしれない
だけど、自分の人生を決める権限を
自分で持つ事の意味
自分が決めなければ
誰かに決められる
選ばれる立場なのか
選ぶ立場になるのか
コントロールされるのか
コントロールする立場になるのか
物事に振り回されないように
ミーハーにならずに
もっと自分のやりたい事に
貪欲になっても良いじゃないかと
年収が上がる事を
キャリアアップと捉える人は多い
けれど、その時に時間軸を持つ人は少ない
年収を考える時
フルタイムで働くのが前提になってるのは
なぜだろう
同じ年収でも
働くのは年の半分だとしたら?
浮いた時間を社会活動を回せるとしたら?
やりたくない事を
我慢してやるのだけが仕事じゃない
もっと極めて
好きにフォーカスしたって良い
そんな事を立ち止まって考える機会
何にも拘束されない時間こそが
最大の贈り物
使い道を自ら決められる事
それは世界が考える
特権とも言えるのかもしれない
もらった資産をすべて
新しいものを学ぶ機会に投資をする
今あるものが陳腐化する前に
次の学びに変換させる
領域を広げていく事
回り道に見えたとしても
それ道のりこそが
これまでもこれからも
ユニークな存在意義をもたらしてくれる
(2月末、馴染みある桜がミラノでも咲いていた日)
▼ 記事を書いた人について
ミドルネームから「ちぇる」と呼ばれている & ブログやSNSを通じて、日本と海外での発見や気付きを発信している人。何気ない光景を普段考えない切り口でみつめ、POPに社会を考えるきっかけを作ったり、日常に「問い」を持つ視点を届ける活動を行なっています。
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