過敏性肺炎になったら(別名:鳥飼病???)
こんにちは
動物とお話するのが少し得意なアニマルコミュニケーターのみーです
最近良く過敏性肺炎について聞かれたり
見かけたりするので、これから夏もあり
過敏性肺炎が増えてくる時期なので
経験談を書こうと思いました
ほんと久しぶりの更新です
動物とお話してませんので、ご了承ください
そして私の経験でもあります
人によって症状は違う場合もあるので
参考までにお願いします
過敏性肺炎とは何か
過敏性肺炎は原因が必ずあって起こる肺炎です
アレルギー性の肺疾患です
主な原因は
カビ
細菌の一種
鳥類のタンパク質
キノコの胞子
ポリウレタンの原料となるイソシアネート
上記の原因に反応し、炎症が起こることを言います
他にも原因は沢山あるようです
ゆえに 鳥が原因の場合 鳥飼病 愛鳥家肺
カビの生えたほし草などが原因の場合は農夫肺
キノコ栽培用の堆肥によるキノコ栽培者肺
など、いろんな呼び名があります
私は箇条書きと自分が興味あることしか目に入っていないので詳しく知りたい人はこちらを参考にしてみてください
↓↓↓
過敏性肺炎
特に夏に多く発症するようです
原因はエアコンいついてるカビです
なので誰もがなる可能性はありますが
とても珍しい病気だそうです
呼吸器専門の先生でも沢山検査をしてから過敏性肺炎だと診断するほどレアケースなので普通の内科に行った場合、とすぐたどり着く病気ではないようです
私が持ってる持病
持病は
喘息
脂漏性皮膚炎
私が持ってるアレルギーは
ヒノキ
ハウスダスト
なんか人体に付着してて誰もが持ってるカビ(名前忘れた)
甲殻類
シルク(お医者様曰く「所詮虫ですから」とのこと)笑った
ラット系(ハムスターなども含む)
ウサギ
犬 グレーゾーン
あとなんかあったけど忘れました
上記は検査した結果の診断となります
個人的に摂取して具合が悪くなるなと思うものは
アルコール(呼吸困難)
キウイ(のどが腫れる)
きのこ(頭が痛くなって気持ち悪くなる)
この3つは検査してないのですが、食べると確実に具合悪くなります
そんな私が過敏性肺炎というものになりました
これはアレルゲンがあってなる病気です
そのアレルゲンの一つに
鳥に付着してるたんぱく質
があります
鳥からは脂粉という白い粉(これがまたいい粉なんだ)
や羽に付着してるいるもので、家に鳥が居れば誰もが接種しています
カビが原因の一つでもあるなら
誰もが常に危険はあるということになりますね
なぜ私が過敏性肺炎になったか
私の家には鳥が5羽います
一緒の部屋で過ごしていました
もともと呼吸器系が強くないところに
コロナが始まり、ずーーーっと同じ部屋にいたことによって発症しました
その数年前からちょっと呼吸がおかしいかな?と思うところはあったのですが、家にずーーーっといることが決定打となりました
過敏性肺炎の始まりと病院での出来事(私の場合)
最初の段階
なんか呼吸が苦しいかなぁ?
咳がでるなぁ
という感じで始まりました
熱も出なかったです
ただ時々気管の所でぜー・・・?って感じで言ってたので
喘息かな?ほっとけばよくなるだろうと放置してました
いつもあまり動かずほっとけば喘息は良くなる・・・という経験からです
ただコロナの時期でしたし病院に行ってみてもらうことに
1回目の病院(8月11日)
気管はぜーぜー言ってないし
喘息ではないでしょう
レントゲンでも影は出てないし
咳止めだけ出しときますね
2週間分の咳止めを頂き帰宅
第二段階
症状
咳
ひたすら呼吸が苦しい
2種間分の咳止めを飲んでも咳は止まらない
そして苦しいし病院に行こうと決意
このころはまだ歩けました(のちに歩くことも困難に)
2回目の病院(8月23日)
レントゲン:影無し
呼吸器検査:喘息が発症している数値あり
血液検査:異常なし
ぜーぜーは聞こえない
点滴を打ってもらう
喘息ですねとなり、喘息のお薬を2週間分処方してもらう
点滴を打ってもらった2日間ぐらいは天国だった息が楽になる
第三段階
もうむり生きてるだけで苦しい
10歩歩くだけで息があがる
ひたすら苦しい
トイレに行くのは決死の覚悟
息が苦しいという言葉しか出てこない
咳はなくなる
でも食欲はある
お薬は2週間分出たけど1週間で苦しすぎてまた病院に行くことに
3回目の病院(9月1日私の誕生日!)
前回よりさらに詳しい肺機能検査
95歳以上の肺機能(測定不能?)とでる
血液検査
CT
肺タンパクかもしれない!
と先生が肺タンパクを研究してる人に連絡するも
違うと言われて撃沈
そしたら過敏性肺炎だね
これはとても珍しい病気でね!
〇〇病院に過敏性肺炎のものすごく研究してる人が居るから入院しますか!?
という流れになるも、酸素飽和度80台まで下がっているのに平気そうな顔をしてる私を見て、本当はもっと苦しいです!ってなる筈なんだけどなんで?って顔しながら、丁度オリンピックで入院患者さんMAX状態だったし、私が入院できるんですかね?と聞いたら、なんとかするでしょー!と言われるも入院せず(その病院いたどり着けないと判断)
病院に行く前に流石にこの息苦しさは異常だなと思って自分でも調べたら過敏性肺炎と言うものを見つけて、このタイミングで先生に鳥を飼ってるんですと自己申告したのも決定打でした
過敏性肺炎と診断されて
先生は
アレルギーから離れればすぐよくなるから入院したほうがいい(私がそんな遠い所に今の状況ではたどり着けないと言ったので入院せず)
鳥は手放してください
と言われました
私のとった行動は
窓の換気などをこまめにして、現状そのままで過ごせばお薬出たしなんとかなるだろーと非常に舐めたものでした
勿論よくなるはずがないんです、アレルギー性なので換気しようが掃除機かけようが鳥がバッサバッサやればね
良くもならなければ悪くもならない、現状維持です
原因がわかっているなら必ずそこから離れないといけない
これは絶対です
過敏性肺炎と診断されてから取った行動
9月5日
4回目の病院から本格的に自分の行動を見つめなおす
症状
息が苦しくて歩けない
私が隣の部屋(3畳の小部屋)へ移動隔離
鳥のたんぱく質から逃れるという行動をようやくとり始める
隣の3畳部屋(物置)に住み着き、約1ヶ月したこと
鳥がいる部屋に入る時はN95マスクを徹底する
鳥の放鳥時間は申し訳ないけど、少し短縮
それだけで症状がだいぶ緩和されました
それでも全然よくなってません
呼吸が苦し時N95マスクをするのは拷問に近いものがあります
それだけマスクがしっかりしているのでしょう。お勧めのN95マスクはアメリカ製の鼻の所に黄色いバーがついてるやつです。何種類か試しましたが、鼻に直接あたるスポンジのマスクでないと意味が無いです。
その後
部屋をリフォーム
天井と床は自分で
壁だけプロに頼む
そのタイミングで鳥達を3畳の部屋に移動
鳥部屋に入る時はN95の徹底
何故部屋をリフォームしたかと言うと、床がもうバリッバリになててそこにアレルゲンが入り込んでそうだなと。壁も真っ黒でずーっと前から変えたいなって思ってたので良いタイミングかなと
正直天井と床を自分でやるのはすっごい大変だったんだけど、そのころには肺年齢が85歳ぐらいになってたのでなんとか自分のペースでゆっくりやりました。
鳥達の放鳥は下の階に連れていき行ったり、狭い3畳の部屋で我慢してもらうなど、飼い主都合で我慢させてしまったところが沢山あります
私の部屋には年を越すまで入らないようにしてました
どうしても匂いを嗅ぎたくて嗅いだ次の日には症状が悪くなりました
たったそれだけなのにです
それだけ過敏性肺炎をいう病気は油断ならないのと
自分の認識の甘さです
最後の病院は11月9日
本格的にアレルゲンを浴びないということを徹底的に行い、入院することなく診断されてから2か月で病院に通わなくても良い程度にはなりました、それ以降は具合が悪くなったら来てねという病院側のスタンスでした
完全に良くなってたかと言うと
良くはなっていません
薬も処方されてるし
ただ普通には生活はできるかな程度です
走ったり、素早く歩くという行為はできませんし
重たいものを持つときに一瞬息をとめてヨイショー!みたいなことはできません、歩くスピードも病気になる前より全然遅いですし、人と一緒に歩くなどもってのほかです
ただ、アレルゲンから自分を遠ざけるだけで、だいぶ改善しました
だって原因はアレルゲンなのだから当然ですよね
入院してたら完治はもっと早かったでしょう
過敏性肺炎になったら(まとめ)
とにかく徹底的にアレルゲンから自分が離れる
この一言につきます
鳥を手放せ(アレルゲンを手放せ)とお医者様からは絶対言われると思いますが、なんとかして鳥と共に過ごせるように、工夫をしました
鳥を別の部屋に移動できないというのであれば
自分が動けばいいのです
3畳の部屋が無ければ、廊下で過ごしてたと思います
部屋がないなら扉で隔離できる場所、廊下でもいいし、過ごせるなら洗面所だってクローゼットの中、押し入れ、車の中、どこでもいいです。人間が移動してください。アレルゲンと同じ部屋に居ないようにすること
お金があるならどこか借りて鳥のお世話する時はN95マスク付けて数時間一緒に過ごしてから戻るや、預かってくれる人が居るならそれも一つの手だと思います。どーにもできない時はN95をずーっとつけて一日のうち数時間でも外に行く、公園で座ってるだけでもいいです、アレルゲンから離れる。
とにかくアレルゲンから離れる
この一言につきます
本当にいったん離れないと全然良くならないと思います
動物たちにとって飼い主が変わってしまうことが、ストレスにならないか?里子に出された時の心情を考えると、生きて飼い主さんが可愛がってあげた方がいんじゃないかな?と思います
飼い主が治るまでの間のストレスも計り知れないですけど・・・
何が正しいのか正直わかりかねますが
手放す決断をしたならば、良い里親さんを
人により事情は違うと思います
過敏性肺炎は必ず治る病気です
なってしまったら、何が最善かとにかく考えてみてください
発症してから病院に行かなくても良くなったのには半年ぐらいかかりました、そこから未だに完全に治ったなという感じは一瞬ありましたが、100%元の状態に戻ったなと言う感覚は正直ありません。自分の身体と相談する作業が一生続くでしょう
それでも次の年の夏、エアコンの為に鳥達と一緒の部屋で過ごしました
毎日丁寧な掃除機掛け
週1で水ぶき
寝る部屋は隣の3畳の物置(暑くて途中から鳥の部屋と一緒の部屋で寝る)
空気清浄機
空気清浄機は神です
これは一緒に過ごすうえでかなり大きかったと思います
そして最後の方に毎日掃除機かけることに発狂しそうになり
ルンバをレンタルしてみるという行動を起こし
奇跡を見た気がしました(大げさ)
アレルギーになってしまったらとにかく掃除をする
これは最低限だと思います
手放したくないのであれば、自分の周りを常に整えていきましょう
とにかく工夫です
どうやって治りましたか?と聞かれても
とにかく徹底的に自分を隔離した
その一言につきます
病気の本人が頑張らないとどーにもならない病気です
なのでやれるだけのことはやりましょう
長い文章を読んで頂きありがとうございます
余談
正直鳥インフルエンザとか強いイメージの単語があるので
願わくば、鳥飼病などとは言わず、過敏性肺炎と単語が、鳥飼いサンたちの間に広まってくれたならって思います。鳥が家にいると過敏性肺炎ってアレルギー性の肺炎になる可能性もあるんだよねって。
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