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【ライブレポート】ODD BRICK FESTIVAL

今年初開催となった「ODD BRICK FESTIVAL」に行ってきました。
5月もPOP YOURSに行ったんですが、大好きなLittle Simzが来日するとのことで関東への遠征を決定。飛行機で福岡から横浜へ。開始に間に合わないので前乗り。

横浜赤レンガ倉庫には、観光で2〜3回来たことがあるのですが、フェスでは初めて。建物の奥にある海に面した広場で大中小3ステージ。

会場にはお昼過ぎに到着。10時から行くつもりでしたが寝過して遅刻。スタートはBalming Tigerから。

Balming Tiger

Balming Tiger(バーミングタイガー)は多国籍オルタナK-POPバンド。メンバーは11人いてラッパーやシンガーだけでなく、映像監督やマーケターもいたりするみたい。今回のフェス参加にあたって、見てみたかったアーティスト。

ステージに上がった瞬間から、全員が個性的で度肝を抜かれた。緑の髪の派手なラッパーOmega Sapien、聖子ちゃんカットのMudd the student、一番大きい声援だった紅一点のシンガーsogummら7名がステージを入れ替わりながらのエネルギッシュなパフォーマンス。
一気に引き込まれて、気付いたら踊ってました。

日本では実績ないからかメインステージじゃなかったけど、メインでもいけるんじゃないかと。サマソニにも呼ばれそう。今後も追っていきます。

Awich

ネットでは武道館公演を始め何回か見ていたけど、生では見たことがなかったAwichのステージ。アルバム「QUEENDOM」の曲を中心に、自己紹介のMCを挟みながら進めてました。
バックグラウンドを知らないと伝わらない曲もあるので、フェスでは苦労しそうだなと。

また次のヒョリンを待っている人が多く結構アウェーだった。余談ですが、今回のフェスの半分以上はK-POPのファンでした。親和性があったかはよく分かりませんが、ペンライト持ってる若い女の子にも響いていれば嬉しいですね。

GILA GILAでJP THE WAVYも来ました

この辺で体力が尽きて近くのショッピングモールへ。どんぐりず見たかったけど、今年2回も見ているのでしっかり休んだ。30代の野外フェスは休むことも大切。

帰ると大沢伸一がDJしていて、どんぐりず呼び込んでぶち上げてました。そのあとMÖSHIを見に行ったけどあまり乗りきれず。DJブースでライブするのは難しい。

Little Simz

お目当てのLittle Simz。このあたりから大雨が降り出してこの日に卸したロンTもびしょ濡れに。
ずっと待っていたので、2〜3列ぐらいで見られた。あの雨の中で待ってた人、勝手に全員友達だと思ってる。

ライブ始まると一旦雨は止んで、Introvertが鳴り響く。
このライブ一貫して低音の鳴りが異常に良かった。それだけで来たかいがあったと思った。

この距離で見られました

アルバム「Sometimes I Might Be Introvert」の曲を中心に次々とラップ。MCも英語が分からない層にもコールアンドレスポンスを挟みながら、熱量を上げながら進めてました。

ライブの熱量が上がってきた頃、また土砂降りに。
レインコートを着てたが意味はなく、髪も服もびしょ濡れ、足元は水溜りができて靴にも水が入ってきていた。周りのみんなも等しくそうだったと思うが、気にせず勢いのまま大騒ぎしてました。

人気曲「Selfish」ではサビが分かりやすいのもあって、会場全体でコールアンドレスポンス。声出ししてはいけないはずだが、テンションが上がりすぎて、そんなことどうでもよくなっていた。

最後の曲「Venom」では機材トラブルでビートが止まるアクシデント。
観客のクラップに応えるようにフリースタイルで繋いで、会場の盛り上がりは最高潮に。シムズも鬼気迫るような凄まじいラップをしていた。そのあとのVenomも異常に盛り上がった。
僕の人生で見たライブのTOP5に入るシーンだった。

Introvert
Two Worlds Apart
Love You, I Hate You
Offence
Boss
Rollin Stone
Protect My Energy
101 FM
Selfish
Point And Kill
Woman
Venom〜Free Style〜Venom

Kamasi Washington

ラストはKamasi Washington。アメリカ合衆国のジャズ・サックス奏者。イングルウッドの出身らしいですね。D Smokeと同じ。

僕はジャズを聴くことがないので、Kamasi Washingtonが恐らく初めての本格的なジャズのライブ。

音源もDinner PartyというRobert Glasper、Terrace Martin、9th Wonderとのコラボレーションプロジェクトしか聴いたことがないまま当日に。

ただそんな不安を払拭するような素晴らしい演奏で、こちらも気付いたら踊っていました。
各バンドメンバーにスポットライトがあたるようにソロパートを回していくスタイル。あれだけバンドが立体的に見えたのは初めて。

ラストはまた雨が強くなってきたがその大雨を味方にするように激しい演奏が続き、ラストはFists of Furyでフィナーレ。悪天候ではありましたが、スペシャルなステージを体験できて最高の時間でした。

フェス自体は天候以外は快適なフェスでした。ただ横浜赤レンガ倉庫でフェスをすると等しく起こる問題だと思いますが、入り口が音漏れを聞いている人でごった返していたのは残念でした。気持ちは分かるけど、巡り巡ってアーティストが損するので良くないと思います。

長い日記見ていただきありがとうございました。
それでは。

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