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詩 何かを叫べ
深夜放送に映るガゼルを見た
涼しい部屋の中で
意志も弱く粘りもなく何の変哲もないままじゃ
原始の君 操縦出来そうにもないや
何かを叫べ、俺
感情のままに
小賢しい真似など二人には必要ないだろう
何かを叫べ、俺
欲望のままに
終電もうないチャリで行くから
そこで待ってて
愛を口にすれば嘘に変わる
くだらないことを信じていた
俺はキッチンの換気扇の下
アメスピくわえてた
突きも甘く蹴りも弱く間合いをはかることでしか
対峙出来ない 白帯のままだ 情けないや
何かを叫べ、俺
四の五の言わずに
後日談なんて二人には必要ないだろう
何かを叫べ、俺
馬鹿みたいな面して
ひたすら走って辿り着くから
そこで待ってて
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