詩 少女

繰り言なんかじゃねぇんだわ
本当に起きたことなんだわ
妄想なんかじゃねぇんだわ
誰かの声がするんだわ
どうしようもなく怖いんだわ
わたしはなにも答えられず突っ立っていた
大丈夫とか言ってる場合じゃないし
言ったところであなたは泣きやまない
雨が降ってくれれば傘を指してあげられるけど
間抜けなぐらいの青空
ただ突っ立っていただけの無力なわたしはあなたの手を握って握っても何もできない

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