埼玉物語

もう死語であるかもしれませんが、【ダサイタマ】という言葉があります。
類義語として【チバラギ】という言葉があります。千葉プラス茨城ですね。
どちらも東京から見た他の関東地方へのマウントであると言えます。
埼玉県は内陸県。千葉は半島。茨城にもばっちり海がある。
なぜか埼玉海がない。
そう、埼玉には海がないのです。
内陸県です。
実際の埼玉はとても良いところなんです、秩父や長瀞なんて素晴らしい。
さいたま市は大宮、浦和、そして与野この三つの市が合併して生まれた市。　
大宮と浦和は仲が悪い。バッチバチです。
与野が気の毒。
埼玉は県全体と言うより、それぞれの市町村の独立精神が強いイメージです
さて【ダサイタマ】って誰が作った言葉だと思います？
諸説あるんですが、タモリさんなんですよ。
ラジオで名古屋いじり、埼玉いじりなんてやってたんです。
「なぜか埼玉」という歌がありま〜すとリスナーがはがきを送ったことがきっかけになって埼玉いじりに拍車がかかったと言われています。
【ダサイタマ】と揶揄された埼玉。
当時の知事はブチ切れ、反【ダサイタマ】運動をはじめます。
同じく馬鹿にされた名古屋はにっこり笑って、それを利用して立派なナゴヤブランドをつくりあげました。
ここで埼玉が笑って許せる度量がありましたら、「翔んで埼玉」の映画化はもっと早く出来ていたかもしれません。
埼玉には自虐ギャグとして堂々と【ダサイタマ】というフレーズを使っていただきたい。
地元愛を高めて大宮と浦和には仲良くしてもらいたい。与野のことも大切にしてもらいたい。
部外者の千葉県民はそう思っております。